2010年 10月 30日
碍子好きで。
よく電柱に張ってあるワイヤーなんかで、途中にかませてある磁器製の絶縁体です。
小さいのは掌に載るサイズから、大きいのは変電所なんかで並んでいる
石灯籠みたいな巨大なのもありますね。
あれが、好きで……。
よく山の中で何十年も前に倒壊した小屋の跡なんかで傍らに落ちていたりします。
ほかのものは年月を経てボロボロになっているのに、
これだけはまったく経年を感じさせず、当時のままの状態。
すべてが滅んだ後にそれだけが
孤高に存在しているというのがカッコよいというか……。
わかってもらえるでしょうか。
ちなみに写真のものは、北海道・大雪山系の森のなかで見つけたもの。
生きている樹のけっこう高いところに残置されていました。
この樹を電柱代わりに利用した時代が過去にあったのでしょう。
北海道。2008年。