2011年 01月 21日
シチリアの釣り師。
5メートルほどの垂直な岸壁から真下に糸を垂らしています。
こういうときは、ついつい、どんな仕掛けで釣っているのか見たくなるのです。
どれどれと海面をのぞき込むと、エサはパン。
ゲンコツくらいのパンがそのまま放り込んでありますね。
そして、すでにそのまわりをたくさんの魚が取り囲んで、
そのパンにかじりついています。
まるで池のコイにパンをあげる状態。
どうやらあのパンにはハリがいくつか仕込んであって、
運が悪い魚はパンを吸い込む瞬間に
ハリまで飲んで釣り上げられる作戦のようですね。
そして、その様子をおじさんは上からじっと観察していて、
ここぞ! というときに竿を立てるのでした。
上から見る感じではボラかなと思ったのですが、
足下においてあったバケツに入っていたのは、タカベによく似た魚。
うーん、サビキ仕掛けを放り込んだらバカ釣れ、かな?
オルティージャ島/シチリア。2010年。