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ただ、ただ通帳をつくりたいだけなのに。

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仕事の関係で新しい銀行口座を開設することになり、
さっそく最寄りの銀行に出向いてその旨を伝えると、
「あちらへどうぞ」と銀行内の一角を指示された。
案内されたそこは、テーブルと椅子がひとつだけある小部屋。
座ると、いきなり正面のモニターに先ほどの行員とは別の女性が現れて、
「まず、いまいる部屋の鍵をかけてください」と命令される。
「ナンダナンダ」と多少うろたえながらも言われたとおりにすると、
今度は前にある書類に必要事項を記入して、それを
テーブルの右にあるスキャナーで電送せよとの指令。
それが終わるとさらに、次は免許証もスキャナーでスキャンして送れとのこと。
なんだか客側にいろいろやらせるなと少々憤慨しつつもなんとかクリア。
すると「少々お待ちください」との声とともにいきなりモニターが真っ暗になり、
5分ほどその状態で待たされる。
ヒマなので鼻でもほじってるかと、指を鼻にそえた瞬間にモニターが再び起動。
さあ、これでオーケーだろうと思ったら、
今度は「反社会的勢力」の一員であるかないかということをクドイほど確認される。
そして最初に書いた書内の、
「ワタシは反社会的勢力ではありません」の欄に捺印せよという。
当然、僕もその欄は確認していて、
そこには「署名か捺印を」とあったので、署名をしておいた。
ところが、その署名欄と自分の氏名記入欄の筆跡があまりにも違うから
これではダメだというではないか!
「オマエは筆跡鑑定官か! それ以前に、僕が書類を書いているところをモニター越しにしっかり見ているではないか!」
と、ココロのなかで激怒しつつも通帳がつくれなかった困るので、
ぐっと我慢しつつ印鑑を捺印して送るとまた、突然モニターが消える。
数分ののち、三度モニターに現れた行員がいうには、
「これで手続きは終了しました。つきましては新しい通帳をCD機まで取りに行ってください」
へ? こんな大がかりなしかけの個室をつくっておきながら、通帳はここからは出ないの!?
もう我慢できんと、文句をいってやろうと思った瞬間、
またもやモニターは消えて、二度と点くことはなかった。
シカタナイので自分で通帳を取りに行き、機械にいわれるがままに操作をしていると、
一番最初に案内してくれた行員がやってきて、
「はいどうぞ」とポケットティッシュを差し出し、あっという間に消えていったのであった。
うーむ。21世紀になって銀行がこんなコトになっていると夢にも思わなかった。
オレは『注文の多い料理店』の狩人じゃないっちゅーの!
これで合理化されているのか? これでいいのか?三菱UFJ東京銀行!
by apolro | 2012-12-20 12:48 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

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