2015年 03月 14日
『新種の冒険』を読んだ。
「奇跡の新種発見物語」という企画を思いついたんだけど、
それを具現化していく能力が足らずに頓挫しました。
ところが最近、書店でこんな新刊を発見。
これだ! 僕が作りたかったのは。
いやあ、世の中には優秀な編集者がいるなあ。
アリをゾンビ化させて自在に操る菌や移動するキノコ、
「デヴィッドボウイ」という学名をもったクモなど、
こんな生き物がいるのかという新種が連発で、
もう読んでいてワクワク興奮ものです。
ジャンルを問わず、
こういう図鑑系の本にはめっぽう弱いなあ。
とくにこの本が素晴らしいのは、
オールカラーで実物の写真を載せていること。
テキトウなイラストでお茶を濁したりしてません。
それでハードカバー、280ページで2800円は安い!
当然、こんなことができるのは翻訳ものだからですね。
英語ベースで、当初から世界をターゲットにしていたのでしょう。
日本語ベースでこれを作ったら、
いったい価格をいくらに設定すれば採算が合うんだろう。
急いで読むのがもったいないです。
東京都。2015年。