2015年 09月 21日
足利で昭和なレストランを発見。
入口には、最近では珍しくなったメニューサンプルがずらり。
この店構えなら大丈夫でしょう、と勝手に納得。
スプリング式の扉を押してなかに入ると、
そこにはまさに昭和の光景が広がっていました。
暗めの照明、
そのまま床までお尻が着いてしまうんじゃないかと思うような、
ブッカブカのクッションが効いた椅子。
水を持ってきてくれたウエイトレスに、
さっそく注文をお願いしようとすると、
「すいません、ご注文はあちらのチケット売り場でお願いします」とのこと。
なるほど、チケット制なのですね。
ますます、昭和のデパート上階のレストランみたい。
先ほどの女性が小走りでチケット売り場に向かって応対してくれました。
思わず、「おまえがチケット売るんかい!」と心のなかで
ツッコミを入れてしまいましたが、
きっと昔は運び係とチケット係を分業にしないと、
やっていけないくらい忙しかった時期もあったのでしょう。
ちなみにこの日は、
午後1時過ぎだったこともあってか、
客は僕ひとりでした。
とりあえず頼んだビールが、
写真にも出ているロング缶。
よーく冷えてましたよ。
そしてメインの注文が「冷やしそば」です。
本来だったらステンレス皿に盛られたハンバーグ定食あたりが
こんなお店では気分なのでしょうが、
いかんせんこの日は暑くて、あっさりしたものが食べたかったのです。
で、登場した冷やしそばがこれです。
昔、オカンが冷や麦とかを好んで盛っていたのと同じ感覚です。
いやあ、どこまでも昭和な店でした。
これで卓上に占い機でもあったら完璧なのに。
え、味?
味はまあ普通の冷やし中華でした。
栃木県。2015年。