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懐かしい道具と恥ずかしい思い出。

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道具箱から懐かしい道具が出てきた。
長さ10センチほど。
先端に針状のものがつき、
柄の部分には燦然と輝く
「MADE IN SWEDEN」の文字。
登山用品です。
これを使ったことのある人はそこそこの年配者かな。
正解は登山用灯油コンロのノズル掃除用ニードル。
「MADE IN SWEDEN」の文字からもわかるように、
スウェーデンのメーカー「オプティマス」の純正品です。
真鍮製の通称「ラジウス」と呼ばれたコンロは、
灯油を燃料にしているため、
どうしてもノズルにススがたまりやすく、
そのままにしておくと燃焼不良を起こすのですね。
適当にやるとノズルのなかでこの針が折れてしまい、
とっても厄介なことになります。
高校生時代、
放課後に山岳部の部室で
ラジウス本体は「ピカール」で磨き、
このニードルを使ってノズルを掃除するというのが
1年生の日課でした。
そういえばこの道具のことを
うちの部では「マンドリン」と呼んでいたのですが、
あの呼びかた、うちだけだったのかなあ。
当時、新大久保にあったICI石井スポーツに行って、
「マンドリンください」って言ったら、
キョトンとされました。
慌てて「あの、あの、コンロのノズルを掃除する針です」
と言い直したのは高校生にとってもちょっと恥ずかしい思い出です。
東京都。2016年。
Commented by おじいさん at 2016-01-26 17:09 x
マンドリンじゃないのですか?
「後家どおし」なんて言ってるヤツもいましたが
Commented by apolro at 2016-01-27 10:54
「後家どおし」はさすがに高校生にはレベル高すぎですが、「マンドリン」という呼び方は登山歴にかかわらず、知っている人と知らない人がハッキリしているんですよね。
by apolro | 2016-01-26 15:16 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(2)

今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。

by apolro