2016年 02月 05日
ゴルフ場の池で地曳き網。
何人ものおじさんたちが、
ゴルフ場内にある池で網を引いていました。
ゴルフ場の池で漁?
ちょっと状況がのみ込めないですね。
たまたまそのゴルフ場は周囲に柵もなく、
関係者以外でもラクラク近づけてしまうユルいゴルフ場だったので、
しれーっと近づいてみます。
すでに上がっている魚もいたので、
トロ箱をのぞいてみます。
みんな尺以上はありそうです。
大きいのは50センチほどあるでしょうか。
大きなミシシッピアカミミガメも何気なーく入ってますね。
こっちもデカイですね。
40センチは余裕です。
そのとき網の奥で大きな波紋が立ち、
水面に巨大な背びれが!
しばしのやりとりの末、
でかすぎて陸には揚げられないということで、
ボートを寄せてそのなかに放り込みました。
メータークラスでしょうか。
しかも3尾もいました。
しかしなんでゴルフ場の池に、
ヘラブナやらバスやらレンギョがいるんでしょう?
網を揚げきって、
「飯だ飯ー!」と叫んでいたおじさんに質問してみたところ、
どうやらこの池は隣接する利根川の支流と
大きな導水管で繋がっていて、
増水後にはそこから大挙してこの池に入り込んでくるのだとか。
揚がった魚たちをどうするのか聞くと、
ヘラブナは近くの池にあるヘラブナ釣り場に放流するそうです。
バスは法律で移動させられないのでこの場で殺処分とか。
レンギョは「こいつもデカイばかりでどうにも役に立たねえんだ」と、
苦笑でした。
もともと魚たちには罪はないのに、
ちょっと複雑な気分です。
この地曳き網は年に1〜2回行っているそうですが、
今回はいつもにくらべて少なめだったそうです。
帰り際、池の反対側に回ってみると、
たしかにでっかい導水管が2本も。
それにしても、どうしてオトコという生き物は地曳き網を見ると、
ワクワクが止まらなくなってしまうんでしょうね。
群馬県。2016年。