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イタリア人のキャンプ飯。

f0217617_11411981.jpg
アイスランドの山歩きを終えた日。
最後のテント場でふたりのイタリア人と知り合いになり、
一緒に晩飯を食べることになった。
といっても、もちろんお互いに自分が持ってきたキャンプ用食料だ。
僕のほうは、アルファ米にフリーズドライのカレー。
ちょっとだけ残っていたサラミ、以上。
まあ、日本人にとってはありふれたキャンプ飯でしょう。
作り始めてから20分もすれば食事終了、ごちそうさま。
さて、彼らはどんな食事をしていたか。
イタリア人のキャンプ飯、気になります。
まずリュックサックから出てきたのは、
でっかいブロシュート、生ハムの塊。
こんなの入れてたのか。
彼らのリュック、重いはずだよ。
そしてそれをナイフで薄く削ぎつつ、
会話を楽しみながらゆっくり食べている。
いわゆる前菜感覚なんでしょうかね。
僕もお裾分けがまわってきた。
食べ終えると今度は大きな鍋を火に。
メイン料理に入るようです。
水を張った鍋に投入したのはトウモロコシの粉。
どうやらポレンタを作るみたい。
ポレンタというのは、
トウモロコシの粉をじっくり煮込んでお粥状に仕上げる、
北イタリアの伝統食。
いろいろとアレンジがあるようですが、
このときは弱火で煮込んだあとにジャガイモを入れていました。
全部、素材からつくるのね。
この時点で僕のほうはとっくに食事を終えていて、
手持ち無沙汰なので、
ちびちびとラム酒をなめていました。
メインのポレンタをすませて、
さあこれで食事終了かと思いきや、
その次に出てきたのはでっかいチーズの塊。
こういうものはとにかく
ブロックのまま持ち歩くのが流儀のようです。
これをまたナイフで削ぎながらゆっくりと楽しんでいます。
なるほど。
チーズがデザートなんだなと納得していたら、
最後に本当のデザートが出てきましたよ。
ヌテッラ。
いわゆるチョコレート・スプレッドが小分け包装されたもの。
以前、ヤマザキマリさんの著書で、
「このヌテッラを全イタリア人男子が溺愛している」というのを
読んだことがありますが、
あれは本当だった。
ヌテッラを美味しそうに舐めながら、
会話はまだまだ続きます。
こちらはもうかなりラム酒が進んでしまい、
眠気満載。
遠くなる意識のなかで、
ああ、イタリア人はキャンプのときでも、
食事はひとつずつ出して、
じっくり時間をかけて楽しむのだなあと納得しつつ、
一足早く失礼してシュラフに潜り込んだのだった。
スコウガル/アイスランド。2016年。
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by apolro | 2016-08-11 11:48 | 旅の日々 | Comments(0)
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