旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。
by apolro
カテゴリ
最新の記事
記事ランキング
以前の記事
ブログとサイト
マイナー鉄道とイタリアを愛する駄菓子さんのブログ
いつも旅ごころ

黒くて大きな動物たちと暮らす詩人姐さんのブログ
トチの贈り物

高円寺「清浄」のシェフ・melさんのブログ
melのブログ

高円寺のアートなブックバー「ブラインドブックス」のブログ
BLIND BOOKS

高円寺のヘビーユースな庶民派バー「GOODY」のサイト
Dram shop GOODY

廃墟&脱力系サイト「ポンチハンター」さんのサイト
ポンチハンター

航空フォトグラファーにして文章も達者な阿施光南さんのブログ
風の探検隊

旅と読書とイタリアと鉄道と。ikeさんのブログ
ike blog

*ブログ内の写真、文章の無断転載はお断りします。
最新のコメント
最新のトラックバック
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
花の都市という異名を持つ..
from dezire_photo &..
祭壇画の秘宝「神秘の仔羊..
from dezire_photo &..
重要文化財・三重塔のある..
from dezire_photo &..
古代ローマの水道橋と旧市..
from dezire_photo &..
星を継ぐもの ジェイムズ..
from 粋な提案
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
ライフログ
画像一覧

アイスランド語と出版業界。

f0217617_1646312.jpg
夏に訪れたアイスランドの人々は、
アイスランド語という独自の言語を話している。
アイスランド語はヨーロッパ言語のなかでも、
かなりクラシカルな構造とのことで、
中世からほとんど変わっていないらしい。
そのため文法などはかなり複雑、
単語もどう読んだらいいものやらというものが多く、
少なくともローマ字読みではまったく通じないことが多かった。
彼らのほとんどは英語も流暢に話せるので、
僕はもう完全にアイスランド語会話はあきらめた。
ところで、アイスランドの人口は約33万人。
最初にそのことを知ったときには、
「へー、少ないんだなー」
くらいにしか思わなかったのだが、
首都レイキャビクの書店をのぞいたときに、
ちょっと衝撃を受けた。
アイスランド語の本が数多く出版されているのである。
アイスランドでアイスランド語の本が出版されているのは
当たり前のことかもしれないが、
先ほども書いたようにアイスランドの人口は33万人。
このことは出版に関わったことのある人なら、
ぞっとするのではないか。
僕も書店でそのことを考えて呆然とした。
仮にすべてのアイスランド人が、
ある本を買ってくれたとしても、
33万部を越えることはないのだ。
もし33万人のうちの20万人が成人で、
そのなかの10人にひとりが本を買ってくれても、
実売2万部が限界。
実際にはその10分の1、
2000人が買ってくれればベストセラーといったところではないのか。
はたしてそれで商売的に成り立つのか?
同じ本を2冊以上買ってくれる人はまずいないし、
かといって本一冊に何万円という価格をつけるわけにもいかないだろう。
アイスランドの出版社では
どんな編集会議や営業会議が行われているのか、
とても気になるところである。
1億人以上の人口を持つ日本とはまるで異なる、
思考、方法論がとられているのだろうか?
聞くところによると、
アイスランドの人々は、
自らの言語をとても大切にしているという。
もしかしたら、そんなところがなにか関係しているのかもしれない。
東京都。2016年。
[PR]

by apolro | 2016-09-29 16:54 | 日々のなかの旅 | Comments(0)
<< 映画『瀬降り物語』を観た。 ヨーロッパで見つけたリール。 >>