旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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「風影」という美しい地名に誘われて。

f0217617_11491548.jpg
風影。
この美しい地名に誘われ、
師走好天、奥武蔵の山中に足を延ばす。
最寄りのローカル駅から徒歩約1時間。
山中をうねるように高度を上げていく林道を辿ると、
それまで周囲を覆っていた杉林が突然切れ、
頭上に青空が広がる。
そして道沿いに何軒かの家がポツポツと建ち並ぶ。

f0217617_11494697.jpg
ここが山上集落、風影だ。
尾根の南面に位置して、
どの家も大きくて、
日当たりも良好。

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日差しに透かされる紅葉が美しい。

f0217617_11514953.jpg
日当たりがよいせいだろうか、
12月になるというのにカタバミの花が満開。

小さいながら畑も耕されている。
畑仕事をしていたおじさんに声をかけ、
この地名の由来を尋ねると、
「ここは平家の落人がつくった集落らしいなあ」と、
小さな声で語ってくれた。
ここまで僕が歩いて林道が開通したのは昭和40年代のことらしい。
それまでは旧道、つまり登山道のような道しかなかったのだ。
家がみんな大きいのは、
昔、この集落では養蚕が盛んで、
蚕に食べさせる桑の葉っぱを干したりするために、
どの家も三階建てになっているのだとか。
今は自動車で往来できるようになり、
養蚕も廃れた。
おじさんに別れを告げ、
風影の集落からわずかに残る昔ながらの峠道を登ると、
思ったよりもずっとすぐに峠に詰め上がった。
峠の名前は顔振峠。
源義経と武蔵坊弁慶が奥州に落ち延びたとき、
この峠を越えながら来し方を振り返ったといういわれがある峠。
平家の落人伝説も、
ただの伝承の類でもないのかもしれない。
2016年。埼玉県。
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by apolro | 2016-12-03 11:54 | 旅の日々 | Comments(0)
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