旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。
by apolro
カテゴリ
最新の記事
記事ランキング
以前の記事
ブログとサイト
マイナー鉄道とイタリアを愛する駄菓子さんのブログ
いつも旅ごころ

黒くて大きな動物たちと暮らす詩人姐さんのブログ
トチの贈り物

高円寺「清浄」のシェフ・melさんのブログ
melのブログ

高円寺のアートなブックバー「ブラインドブックス」のブログ
BLIND BOOKS

高円寺のヘビーユースな庶民派バー「GOODY」のサイト
Dram shop GOODY

廃墟&脱力系サイト「ポンチハンター」さんのサイト
ポンチハンター

航空フォトグラファーにして文章も達者な阿施光南さんのブログ
風の探検隊

旅と読書とイタリアと鉄道と。ikeさんのブログ
ike blog

*ブログ内の写真、文章の無断転載はお断りします。
最新のコメント
最新のトラックバック
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
花の都市という異名を持つ..
from dezire_photo &..
祭壇画の秘宝「神秘の仔羊..
from dezire_photo &..
重要文化財・三重塔のある..
from dezire_photo &..
古代ローマの水道橋と旧市..
from dezire_photo &..
星を継ぐもの ジェイムズ..
from 粋な提案
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
ライフログ
画像一覧

『貧困旅行記』にあった犬目宿を訪ねて。

f0217617_11353870.jpg
扇山からの下山路は犬目宿を目指します。
というより犬目宿に興味があったので扇山に登った、
といったほうが正しいでしょう。
犬目宿は旧甲州街道に設けられた古い宿場町。
漫画家のつげ義春が『貧困旅行記』のなかで、
二度も目指したのにいけたかどうか定かでないと記している集落で、
一度行ってみたいと思っていました。
けれども歩いてそこだけ目指すのもなあと思い、
山とセットにしてみたわけです。
彼が歩いたころはいざ知らず、
GPSが世界を網羅する現代において、
車道が通じているのに行けない場所なんて、
残念ながらそうそうないでしょう。
下山路の分岐にさえ、
しっかり「犬目」と明記されておりました。
下ること1時間。
県道に飛び出して、
f0217617_1136371.jpg
そこから数分で犬目宿は現れました。
それまで山腹にうねるようにつけられていた道が、
急に真っ直ぐと延び、
周囲には肩を寄せ合うように軒を連ねています。
日曜日だというのに車の往来も少なく静かなものです。
この界隈を通る車のほとんどは中央自動車、
あるいは下を抜ける新しい甲州街道を通るのでしょう。
宿のちょうど真ん中に、
最近立てられたと思しき「犬目宿」の石碑があり、
その後ろに控えるように、
集落で唯一の商店「犬目直売所」がありました。

f0217617_1137593.jpg
こんにちはと声をかけて入ってみると、
なかには店番のおばちゃんがひとりと、
茶飲み話に来たのであろう近所のおばちゃんがもうひとり。
店内には畑で穫れた野菜や手作りの漬け物、
ゆずジャムなどが並べられていました。
「山からの帰りですか?」と訪ねられたので、
「はい!」と答えると、
「冷えたビールもありますよ」とのこと。
さすが山帰りがなにを欲しているかわかってらっしゃる!
ビール片手に店内の椅子に座らせていただき、
犬目宿の話をうかがっている間にも、
「並んでいる漬け物の試食品、肴代わりに食べてね」と
次々にすすめてくれます。
どれも美味しく、
しかも100〜200円程度という安さ。

f0217617_11373790.jpg
これは買って帰らないわけにはいかないでしょう。
ちょうどビールが空きそうなころに、
新たな登山者が店にやってきたので、
入れ替わるように犬目宿を後に。
旧甲州街道を鳥沢駅を目指して歩きだしたのでした。
山梨県。2017年。
[PR]

by apolro | 2017-03-14 11:41 | 旅の日々 | Comments(0)
<< 映画『海は燃えている』を観た。 日曜日の扇山。 >>