2017年 07月 01日
珊瑚の石垣に囲まれた細道。
珊瑚を積み上げて作った石垣が今も残っていた。
集落内を通る多くの道は、
クルマが通れるくらいに拡張されているけれど、
この小径はきっと昔のまま。
人、そして喜界馬(という固有種がかつてはいたそうだ)が
通れる幅があれば十分だったのだろう。
道の奥には青い海が顔をのぞかせている。
こういった景観が評価されて、
今年、集落は奄美群島国立公園の一部に指定された。
目下の悩みは、
傷んだ珊瑚の石垣の修復技術を持った職人が
もはやいないことなのだそう。
ハードとソフトは一体となって、
初めて維持存続ができるのだな。
喜界島/鹿児島県。2017年。