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『人を襲うクマ』を読んだ。

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『人を襲うクマ』を読んだ。
そして案の定、
これからひとりで山をどう歩くかという問題について
深く考えさせられることになった。
本書は実際に山でクマに遭遇、襲われた人たちをていねいに取材し、
そのときの状況を報告したものだ。
紹介されている事故発生場所のいくつかは僕も歩いたことがあるし、
そのうちのいくつかはひとりで何度も歩いたことがある。
これまでは人が多い休日の山域ならまず大丈夫、
そして人がいない平日の山やマイナーな山域では、
クマ鈴を鳴らして自分の存在をアピールしておけば
大丈夫じゃろうと思っていたが、
どうやら少し考えを改めなければならないようだ。
真っ先に頭に浮かんだのは、
熊除けスプレーの携帯だが、
あれを効果的に使うには、
使い慣れておくこと、
すぐに使える場所に置いておくこと、
そしてクマと冷静に対峙する度胸が必要だろう。
ちょっと自信がないな。
一本10000円前後するうえ、
一回で使い切り、
しかも使用期限もあるというのもなかなかハードルが高い。
こんなのがあったらいいなと思うのは、
小さな圧縮空気ボンベ、
携帯用のビアサーバーや自転車用インフレーターに使っている
あのサイズくらいまで小型化してくれて、
それをトレッキングポールのグリップ部に収納、
そしてポールの先端周辺から噴射できるような仕組みになっているもの。
これならある程度の距離を置いても使えるし、
狙いも定めやすいのではないか。
ただしいつもポールとして利用しているぶん、
熊除けスプレーとして使うには、
いくつかの安全装置を解除しなくてはならないという手間が必要になる。
まあ、そこまでは求めないので、
もう少し買いやすい価格、
一本2000円くらいで、
日本の大手総合アウトドアメーカーが売り出してくれないものか。
クマ鈴だってそのくらいするのだから、
熊除けスプレーがその値段なら絶対売れそうだけどな。
東京都。2017年。
by apolro | 2017-10-24 15:05 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)

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