2017年 11月 20日
映画『ブレードランナー2049』を観た。
タイトルの「2049」からもわかるように、
前作からちょうど30年後の世界。
映像は凝りに凝っているが、
そこから受け取るのは今回も決して明るい未来ではなく、
どれも「すでに終わった星」のような虚無感。
『ブレードランナー』の世界では、
30年前にくらべると
日本語もより広く使われるようになったみたいだけれど、
日本語以外にも中国語やハングル、
なかにはチベット語(たぶん)の表記もあったりして、
日本以外のアジア圏文化もずいぶん浸透した模様。
前作同様ブレードランナーとレプリカントの追跡劇から、
話はやがて前作のラストシーンへと繋がっていく。
そしてこれは何度も観ることによって、
新しいことを発見する「スルメ映画」なのか。
あるいは要素をいろいろ放り込みすぎて、
もう少し整理したほうがよかった作品なのか。
一回しか観ていない現状ではまだ判断つかず。
DVDが出たら何度か復習が必要だな。
ちなみに前作同様、
バンゲリスによる前作の『エンドタイトル』が
今回もきっと流れるに違いないと、
エンドロールの最後の最後まで期待して待ったが、
結局かからず。ムネン。
東京都。2017年。