旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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映画『オリーブの樹は呼んでいる』を観た。

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舞台はスペインのバレンシア近郊。
養鶏とオリーブオイルの生産で暮らしている家族。
孫娘は大好きなおじいちゃんから、
オリーブ畑でさまざまなことを学ぶ。
そこには樹齢2000年を越える、
ローマ人が植えたといわれるオリーブの樹がある。
オリーブにそんな巨樹があるなんて知らなかった。
やがてスペインでも格安の輸入オリーブオイルが
市場を席巻し(ユーロの功罪でしょうか)、
家業がうまくいかなくなった
おじいちゃんの息子(孫娘のお父さんね)は、
あるとき、反対を押し切ってそのオリーブの樹を売ってしまう。
樹はこの土地に根づく歴史そのものだと語るおじいちゃんと、
ただの樹だと訴える息子との価値観の相違。
こうして畑からオリーブの樹が持ち去られたあと、
おじいちゃんは急激に認知症を患い、
心を失ってしまう。
昔のおじいちゃんに戻ってほしい孫娘は、
あの巨樹が現在デュッセルドルフにある
エネルギー系企業(けっこうブラックらしい)のエントランスに、
シンボルツリーとして植えられていることを知って一大決意。
村の人間すら騙してのオリーブの樹奪還作戦を決行、
スペインからフランス、ドイツへと旅が始まる。
果たしてオリーブの樹はおじいちゃんのもとに還ってくるのか。
こんなふうに書くと泥棒エンターテイメントっぽくなっちゃいますが、
実際にはもっとしっとりと、
そして哀しい話。
サブキャラのスペイン人がドイツに着いたときに、
「ドイツ人の前だとなぜか萎縮しちまうんだ。あいつら背も高いし、英語も上手だからか?」と語るのが、切なくも笑える。
原題は『El olivo(オリーブ)』とシンプルそのもの。
ちなみに本作の監督であるイシアル・ポジャインは、
あのビクトル・エリセの『エル・スール(1983年)』で、
主演の少女役をこなしたあの女の子らしいですよ。
時代は巡る。
2016年のスペイン映画。
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by apolro | 2017-12-11 11:38 | 映画で旅する | Comments(0)
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