旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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2017年 05月 17日 ( 1 )


映画『駅 STATION』を観た。

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これもどういうわけか観ていなかった映画の一本。
舞台は北海道の増毛や札幌、そして雄冬。
タイトルからして主演の高倉健はてっきり鉄道員なのかと思いきや、
なんと刑事。
しかも狙撃の名手でメキシコ五輪候補。
彼を主軸として、
事件に関わってくる幾人もの女性たちが、
まるで駅に近づく複線のレールが次第に合流するように、
そして駅から離れるにつれて再び分岐してゆくようにして、
物語は進んでいく。
映画を彩るのは「ザ・昭和後期」とでもいうべきさまざまな事象。
序盤では東京五輪のマラソン銅メダリスト・円谷幸吉の自殺が報じられ、
発生する事件も昭和生まれならなんとなく
「あの事件がモチーフか」と想像できる。
劇中で流れるテレビからは『舟歌』や『エーゲ海に捧ぐ』など、
お馴染みの昭和の歌謡曲。
そして主人公が故郷である雄冬に帰るとき、
船を利用するシーンがあって、
なにも予備知識がないと「郷里は島なのか」と誤解してしまいそうだが、
ここにも昭和の時代背景が盛り込まれている。
当時、雄冬にはまだ国道が開通しておらず、
雪の厳しい冬は船で海路を行くしかなかったのだ。
現実に雄冬に国道が開通するのは
この映画の公開年と同じ1981年のこと。
これで過疎の進む雄冬にも人が戻ってくるかに思われたのだが、
実際には国道の開通によって集落は単なる通過点になってしまい、
人は流出する一方。
昨年2016年にはこの区間の鉄道路線である、
留萌本線の留萌—増毛間も廃線に。
劇中、実家に戻ったときに、
「もうすぐ国道が開通して、ここも賑やかになるぞ!」と喜ぶ、
雄冬の人の姿が哀しい。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-05-17 10:14 | 映画で旅する | Comments(0)