旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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カテゴリ:映画で旅する( 44 )


映画『ブレードランナー2049』を観た。

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舞台はアメリカ西海岸。
タイトルの「2049」からもわかるように、
前作からちょうど30年後の世界。
映像は凝りに凝っているが、
そこから受け取るのは今回も決して明るい未来ではなく、
どれも「すでに終わった星」のような虚無感。
『ブレードランナー』の世界では、
30年前にくらべると
日本語もより広く使われるようになったみたいだけれど、
日本語以外にも中国語やハングル、
なかにはチベット語(たぶん)の表記もあったりして、
日本以外のアジア圏文化もずいぶん浸透した模様。
前作同様ブレードランナーとレプリカントの追跡劇から、
話はやがて前作のラストシーンへと繋がっていく。
そしてこれは何度も観ることによって、
新しいことを発見する「スルメ映画」なのか。
あるいは要素をいろいろ放り込みすぎて、
もう少し整理したほうがよかった作品なのか。
一回しか観ていない現状ではまだ判断つかず。
DVDが出たら何度か復習が必要だな。
ちなみに前作同様、
バンゲリスによる前作の『エンドタイトル』が
今回もきっと流れるに違いないと、
エンドロールの最後の最後まで期待して待ったが、
結局かからず。ムネン。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-11-20 15:36 | 映画で旅する | Comments(0)

映画『あん』を観た。

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舞台は日本。
どこかの地方都市。
満開の桜の樹の下で、
とくに熱意もなくどら焼き屋をやる男の店へ、
おばあさんが訪ねてくる。
彼女はその店のどら焼きを食べ、
「皮はいいけど、あんがね……」と、
男が悩んでいた問題を即座に看破。
「バイト募集」の張り紙を観て、
私を雇ってくれと乞う。
そしてそこから始まる美味しいどら焼きをめぐる物語、
と思ったら大間違いなのだった。
この夏、サンチャゴの巡礼道を歩いたときに泊まった、
オランダ人がフランスで経営する巡礼宿。
ユーロになったおかげで、
今では転居届けだけで海外でも簡単にそんなことができるらしいが、
それはまた別の話。
夕食時にワインを呑みながらそこの夫婦と話していたときに、
最近観て素晴らしかった日本映画として彼らの口から出てきたのが、
このタイトルだった。
この映画、僕もタイトルこそは知っていたが未見。
なんの情報もなし。
彼らもそれ以上内容を語ることなく、
「日本に帰ったらぜひ観てみて!」とだけ語った。
たまたま日本から持ってきていたあんこのお菓子をプレゼントすると、
こちらがびっくりするほど喜んでくれた。
そのひと月後。
いつも行く飲み屋で週に一度だけ厨房を預かる女性が、
フェイスブックに書き込んだこと。
「ポルトガルに行く飛行機のなかで『あん』という映画を観た。ブランケットで涙を隠すの苦労した」というコメント。
これは観ないわけにはいかないなと思ってようやく手をつけたのだが、
本当にすごい映画だった。
ただし前述の通り、
料理映画というわけではない。
もっともっと複雑で、人間の尊厳に関わるものがテーマ。
この映画を僕に教えてくれた彼らは、
予断なしにこの映画を観てほしいと思ったのかもしれない。
だから僕も内容についてくわしくは語らないが、
冒頭「舞台は日本、どこかの地方都市」と書いたが、
物語が進むにつれてそれが少しずつわかる仕掛けになっている。
そしてその街は、
僕が幼少時代を過ごした街。
映画に出てくる場所も、
僕が住んでいた家からほど近く、
幼稚園のころから知っていた場所。
これまでこの作品を観ていなかったこと。
あの街が舞台になっていたのも知らなかったこと。
二重の意味で恥ずかしい。
それにしても樹木希林はすごい。
2015年公開の日本映画。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-11-02 15:23 | 映画で旅する | Comments(0)

映画『ブレードランナー(古いほう)』を観た。

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『ブレードランナー2049』が公開ということで、
復習用に昔の『ブレードランナー』を観た。
この映画を最初に観たのは学生のとき。
池袋の明治通り沿いにあった名画座だ。
スタローンの『ランボー』との二本立てという、
今から考えると「えっ?」となる組み合わせ。
当時のこの作品に対する認識がうかがえる。
その後、何度か「○○バージョン」みたいな再編集ものも現れて、
たぶん全部観ていると思うのだけれど、
どれがどれだかわからなくなってしまった。
ちなみに手元にあったDVDは『ディレクターズカット最終版』。
あえて「最終版」と書かれているということは、
そうじゃない版もあるということだね。
ディレクターズカットといえば、
たいていは監督がカットできずに
やたら長くなったものと相場は決まっていて、
このDVDもそうだと思って見直したところ、
あれあれ。
最後のエレベーターで脱出したあとのシーンがないじゃないか。
あれがあるのが最終版じゃないほうのディレクターズカットなのか?
作ってみたらやっぱり長すぎて評判がよくなかったから、
やっぱりカットしましたというのが最終版?
うーむ。
誰か知っている人がいたら教えてください。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-10-27 14:27 | 映画で旅する | Comments(0)

映画『コン・ティキ』を観た。

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舞台は南太平洋。
もちろん原作はヘイエルダールの『コンチキ号漂流記』。
それまでポリネシアに暮らす人々は、
西から、つまりアジアからやって来たといわれていた通説を覆すために、
彼らは当時の技術でつくられた筏で南米チリからポリネシアを目指す。
基本実話なので、
苦労を重ねた漂流も
それほどびっくりするようなエピソードはなかったけれど、
最後の最後に待っていた危機に対して、
航海中にはあまり活躍できなかったメンバーが、
いいところを見せるところに原作者?制作者?の優しさが感じられる。
恥ずかしながら『コンチキ号漂流記』は、
子ども向けの抄訳でしか読んだことがなかった。
子ども心に「コンチキ」というの響きがあまりカッコよくなくて、
いまひとつそそられなかったのだろう。
これを機に大人版を読んでみようか。
ちなみにヘイエルダールはノルウェイ人。
なのでメンバーも北欧系の人が多いのだけれど、
女子的にはみんな背が高くてイケメンで、
イケメンは長い航海でヒゲもジャになってもイケメン、らしいです。
エンディングのメンバーのその後のエピソードには、
ちょっと切ないものがありますね。
2012年のノルウェイ映画。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-10-19 11:28 | 映画で旅する | Comments(0)

アンヌ・ヴィアゼムスキーが死んだ。

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今朝の新聞の訃報欄。
フランスの女優、アンヌ・ヴィアゼムスキーが亡くなっていた。
70歳だったそうだ。
まだまだ若い。
僕が好きな女優ランキングで常に上位を争っている。
ちなみに対抗はアンナ・カリーナね。
ゴダールの『中国女』そして『東風』。
どちらも中国の文化大革命をはじめとして、
1960年代の世界情勢をよく知っていることが前提になっているので、
80年代半ばに20歳になるかならないかの僕には、
わからない部分もたくさんあったけれど、
映像の美しさ、
そしてアンヌ・ヴィアゼムスキーの魅力にはイチコロであった。
ちなみに僕が、女性の猿手(手を伸ばしたときに肘がぐいっと180度以上、逆「く」の字状に曲がるアレね)フェチになったのも、
この人のせい。
もちろん僕もリアルタイムで見たわけではない。
どちらの作品も実際にスクリーンで見たのは一度だけ。
アテネ・フランセのゴダール回顧特集のときだった。
今夜はDVDでひとり追悼上映でもしてみようか。
そういえばゴダールはアンナ・カリーナとも、
アンヌ・ヴィアゼムスキーとも結婚している(後に両方とも離婚)。
とんでもねえオヤジだな。
ご冥福をお祈りいたします。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-10-06 10:39 | 映画で旅する | Comments(0)

映画『言の葉の庭』を観た。

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舞台は6月の新宿御苑。
靴職人になることを夢見る高校生と、
午前中から缶ビールを飲んでいる正体不明の若い女性とが、
雨の日、御苑のあずま屋でサボることで偶然に出会う。
水と植物へのなみなみならぬ描写に驚く。
水面にいくつもの同心円を描く雨だれ。
まな板で刻まれるプチトマトやゴーヤの瑞々しさ。
蛇口から奔出する水道の流れ。
ベランダにひっそり置かれたサンセベリアやオリーブの鉢植え。
そして雨のなかの感情の炸裂。
靴をつくるために足の採寸をするという行為が、
かくもエロティックなものだったとは。
エンドクレジットで、
「実際の新宿御苑では、飲酒は禁止されていますのでご注意ください」と入っていたのにはちょっと笑ってしまった。
昨年、『君の名は』で大ヒットを飛ばした、
新海誠監督の2013年の作品。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-10-02 10:14 | 映画で旅する | Comments(0)

映画『サーミの血』を観た。

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舞台は1930年代のスウェーデン・ラップランド地方。
主人公はサーミ人の女の子。
当時のスウェーデンでは、
まだサーミ人に対する分離政策がとられていて、
あからさまな差別が行われていた。
サーミ人の子どもだけを強制的に集めて寄宿学校へ行かせて、
そこではサーミ語は禁止。
身体検査では動物のような扱いを受け、
裸になっての標本のごとき写真撮影を強要される。
あげくには、さらに上の学校への進学を希望する主人公には、
「サーミ人は進学できない」
「そもそも文明に対応するには、サーミ人の脳は小さいことが研究でわかっている」といわれるに至って、
そこで主人公のなかでなにかが切れる……。
自分が受け継いできた「血」とはなんなのか。
その差別から脱却するには、
どうするのが正解なのか。
いろいろと考えさせられる映画です。
そしてこれははるかラップランドの大昔の話というわけではなく、
今現在の日本でも考えなければならないテーマでしょう。
美しいラップランドの風景が、
切なさと理不尽さをより際立てています。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-09-21 11:27 | 映画で旅する | Comments(0)

映画『百日紅』を観た。

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舞台は江戸。
時代は文化年間。
天才絵師・葛飾北斎とその娘にしてこれまた天才お栄の物語。
原作は漫画家にして江戸風俗研究家でもあった杉浦日向子さん。
彼女が亡くなってからもう12年にもなるんだね。
冒頭で描かれる江戸・両国橋からの眺めがとにかく美しい。
橋を往来するさまざまな職業の人々。
とんがらし屋、白玉屋、すずむし屋……。
世界有数の大都市にしてエコ都市だった当時の江戸と、
そして異界への入口がそこかしこに顔を覗かせる江戸が交差する。
長屋沿いを流れる水路の水も清らかで、
そんなところに釣り糸を垂れている釣り師には、
「いってぇ何が釣れてるんでい?」と声をかけたくなる。
ちなみに今でも出版業界では、
出版社のことを版元と呼ぶのだけれど、
この呼びかた、
江戸の時代から使われていたんだね。
お栄がたびたび作品を収めにいってました。
この時代の江戸、
できるものなら一度は旅してみたい!
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-08-08 15:37 | 映画で旅する | Comments(0)

映画『探検隊の栄光』を観た。

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舞台は南洋にある架空の国・ベラン共和国。
この国の山中深くに潜む三首の巨獣「ヤーガ」を発見するために、
日本のテレビ番組「探検サバイバル」のクルーが挑む、というお話。
もう、おわかりですね。
モチーフは昭和に一世を風靡した「水曜スペシャル 川口弘探検隊」。
僕は世代的にはちょっとずれていて、
あのチープ感が一番許せない年頃だったので、
実際にはほとんど観たことがないのだけれど、
ひとまわり下くらいの世代は、
それこそ夢中になったのではないでしょうか。
ちなみに僕の世代は「木曜スペシャル」にどっぷり。
ネッシー特集に固唾を呑み、
心霊写真特集に震え上がったものです。
物語のほうはお約束通り、
途中で幾度となく隊員達がピンチに陥り(その裏話も見せて)、
少しずつ核心に近づきつつある(というような設定づくりを見せて)ところで、
反政府ゲリラと政府軍との内戦に巻き込まれて……。
全般的にユースケ・サンタマリアをはじめとする
ワアワアキャラが跋扈するなか、
無口だけれどもしっかりと仕事はこなす
ベテランカメラマン役の田中要次がいいアクセントになってます。
2015年公開の映画。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-06-23 11:26 | 映画で旅する | Comments(0)

映画『ゾンビ革命』を観た。

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舞台はキューバの首都ハバナ。
星の数ほどあるゾンビ映画のなかでもこれは異色で、
社会主義政権下のキューバでつくられたもの。
ハバナである日突然始まったゾンビ騒動。
政府はこの騒ぎをアメリカから資金援助を受けた
反体制派の仕業に違いないと
トンチンカンな対応をしているうちにゾンビは蔓延、
収拾がつかなくなる。
主人公はイイ歳して無職で毎日ラム酒ばっかり呑んでいるのだが、
この事態に対して意外な商才を見せる。
ゾンビ化してしまった家族など、
愛する人を殺せない人に代わって始末をするという
ゾンビ殺人代行社という「ビジネス」を始めるのだ。
個人経営商売のあけぼのだ。
政府が機能しなくなり、
これからは自分たちで道を切り開かなくてはならないとわかったとき、
「こうなったら山にこもってゲリラ戦だ」とか、
もはや海を渡ってフロリダに逃げるしか道はないとなったときには、
「いよいよ資本主義の餌食になるときがきたぞ!」とか、
キューバ現代史を鑑みると、
思わずニヤリとしてしまう台詞が随所にちりばめられている。
これ以外に宗教がらみの問題とか、
同性愛に関する話とか、
政治体制以外にもおそらく現在のキューバが抱えているであろう
さまざまな問題をポツポツ皮肉っていて飽きさせない。
まあ、全体を通して低予算でチープなつくりではではあるのだけれど、
エキストラだけは無尽蔵に使ってたな。
2011年のキューバ/スペイン合作映画。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-06-14 12:58 | 映画で旅する | Comments(0)