旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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カテゴリ:旅の日々( 896 )


フィンランド国内線の旅。

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ヘルシンキからラップランドのクーサモ空港へ飛んだのは、
ノルディック航空のATR72。
このノルディック航空、
数年前の吸収合併やらなにやらで、
フライビー・フィンランドと社名を変更したらしいのですが、
航空会社なのに○○航空みたいな社名じゃないのって、
素人にはちょっと紛らわしいですね。
で、このATR72のうれしいのは高翼機というところ。
窓の上に主翼がついているので、
どの座席からでも下の景色が一望できるわけです。
胴体の一部がカパッと開いて、
裏側がそのままタラップになっているというのも、
なんだかダンドリっぽくて好き。
離陸してすぐさま飲み物を配りだしたので、
「ビールある?」と訪ねると、
意外にも「もちろん」との返事。
おおっとちょっと感動していたところ、
やがて運ばれてきたビールは有料でしたとさ。
そりゃそうだ国内線だもん。
そしてそんなときに「じゃあいらない」と言えないのも、
気の小さい日本人にはよくわることでしょうか。
ヘルシンキ/フィンランド。2017年。
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by apolro | 2017-10-20 17:09 | 旅の日々 | Comments(0)

ドイツ人青年と森で一夜。

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フィンランドのトレイルを歩いている途中で、
一時一緒に歩いていたドイツ人の若者。
ヒゲを生やしているのでちょっと老けて見えたが、
聞けばまだ二十代半ばとのこと。
この日のビバーク小屋に到着すると、
すぐさま薪の伐りだしに向かってくれるなど、
若々しくてよろしい。
僕もちょっとは働かなくちゃなと思って、
枯れ枝で種火を熾していた。
やがて薪を抱えて戻ってきた彼は、
すでに火が熾きているのを見るや、
「あれ、もう火ついちゃってるんだ」とばかりの、
ちょっと残念そうな顔をした。
聞けば彼は子どものころからボーイスカウトに参加していて、
今回はそのときに学んだ技術を
フルに活用したかったらしかったのだった。
知らなかったことはいえ、
それは余計なことをしてすまんことだった。
でもそのあとに彼が持ち出してきたのは、
マグネシウムを削ってそこにフリントロックの火花で着火させる道具。
別にサバイバルじゃないので、
普通にマッチかライターでいいと思うぞ。
彼とはスタート地点から翌日の朝まで一緒に行動した。
別にこの焚き火の件でもめたわけではなくて、
単に若者とは起床時間が合わなすぎたのだった。
ペリトゥマコスキ/フィンランド。2017年。
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by apolro | 2017-10-18 11:56 | 旅の日々 | Comments(0)

蟲の谷にて。

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丘の上に続く見晴らしのよい道を歩いていた。
こんな道をずっと行くのだったらよいなあと思ったが、
現実はそうはいかない。
やがて小さな分岐が現れ、
そこには真新しい張り紙があった。
フランス語でしか書かれていないので詳細は不明だが、
どうやら「GR65のルートを一部変更した。ここを左へ行くべし」
と書かれているようだった。
GR65というのは、
そのときサンチャゴ・デ・コンポステーラを目指して歩いていた道だ。
理由はさだかではなかったが、
持っていた地図上では、
その先からしばらく車道を歩くことになっていたので、
おそらくは車道歩きのリスクを回避するために、
新しいルートがつくられたのだろうと推測してその指示に従う。
いくつかの同様のサインを横目に車道を横断し、
反対側の森に入っていくと、
やがて道は沢沿いを行く小径になった。
視界が遮られ、風もなく、
じめじめと湿気が溜まっているあまり気持ちのよくない土地だった。

f0217617_15491397.jpg
さらには出自は不明なれど、
ひどい悪臭も漂っている。
なんだろうこの臭いは……。
ゴミや生物の腐敗臭とはまた違うようなのだが。
そのうち顔に何度も蜘蛛の巣が引っかかるようになった。
最初はただ鬱陶しく思い、
棒を振り回していたのだが、
やがておかしなことに気づく。
この日、この道を歩いたのは僕が最初ではないはずだ。
昨日泊まった宿からは何人もの巡礼者が先に出発していった。
なのになぜ蜘蛛の巣が健在なのだ。
まさか。
道を間違えたか……。
いやそんなはずはない。
その道が正しいことを示すマークは、
ずっと点在している。
じゃあなんで蜘蛛の巣が……。
そして闇雲に蜘蛛の巣に突っ込むのではなく、
どんなふうに蜘蛛の巣が張られているのか観察しようと思ったときに、
謎のひとつが判明した。
樹木のすき間から差し込む日差しに輝いているのは
蜘蛛の巣ではなかった。
枝からまっすぐと重力にしたがった垂れる糸。
それが何十本と。
そしてその先にはすべて毛虫が。

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わあ。
慌てて身体をチェックすると、
すでにシャツの上を何匹となく毛虫がのたくっている。
長さ20ミリ程度。
ストライプのボディに透明で細かな毛が生えている。
別に悪さをするわけではないので(たぶん)、
それほど怖れる必要はないのだが、
やはり気持ちのよいものではない。
一匹ずつデコピンで弾きとばし、
それからは毛虫の糸をなぎ払うように
棒を横に振るようにして先を急いだ。
やがてようやく毛虫の谷を抜けて、
以前のような開放的な道へ出た。
いやあひどい目に遭ったものだと、
あらためて身体をチェック。
いるいる。
気をつけていたつもりだったが、
シャツに帽子にバックパックに、
そしてないかには首筋に入り込んだやつも。
都合30匹近くは新たにくっついていたのはないだろうか。
ただしそこまでくるとこっちも慣れたもの。
入念に探し、
素手でつまんで順番に退場願う。
慣れというのはときに恐ろしいが、
ときには頼りになる。
ちなみにもうひとつの謎、
あの悪臭の正体は結局わからずじまいだったが。
ラスカバナス/フランス。2017年。

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by apolro | 2017-10-17 15:44 | 旅の日々 | Comments(0)

古書店スタンプラリーにこっそり参加中。

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先週から始まっている『古書の日』スタンプラリー。
11月5日までの約1カ月にわたって、
都内と(一部神奈川)の古書店を巡って、
スタンプを集めようという企画。
ひと月で73店舗はさすがにちょっと厳しそうだけれど、
見知らぬ街の見知らぬ古書店を訪ねるにはいい機会かも。

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それに併せて見知らぬ酒場なんかも覗いたりしてね。
スタンプの図案が
それぞれ文学作品などをモチーフにしているというのも、
古書店らしくて○です。
ある程度集めると景品がもらえるのもちょっとうれしくて、
僕が狙っているのは、昭和の書店の代名詞ともいえる「ハタキ」。
これで自分の本棚をパタパタしてやりたい。
スタンプはまだ5つしか集まってないけれど。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-10-12 11:52 | 旅の日々 | Comments(0)

スクールバスに乗って。

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フィンランドのロングトレイル『カルフンキエロス』へは、
飛行機でヘルシンキへ、
そこから国内線でクーサモへ、
さらに空港バスでルカへ。
ルカからスタート地点であるハウタヤルビ村までは、
路線バスで約1時間ほどの距離なのだが、
これが極端に便数が少なく、
一日一便、
しかもハウタヤルビ村への下り便は、
午後3時発という中途半端さ。
一瞬歩いてやろうかとも思ったが、
バスで1時間ということは、
おそらく距離にすると50キロオーバー。
あっさり断念して午後3時のバスを待つ。
やがてやって来たマイクロバスに乗り込んだのは、
いかにもこれからトレイルを歩きますよという、
ハイキング装備の4人。
あー、これじゃあバスが少ないのもしかたないか。
でもそれならせめて朝の便にしてくれれば、
一日分行動時間を稼げるのになあなどと思いつつ
窓の風景を眺めていると、
ほどなくしてバスは平屋の建物の前に停車。
そしてそこから帰宅姿の小学生たちが、
ゾロゾロと乗り込んできた。
バスはほぼ満席。
子どもたちの姿はどこの国も変わらず、
男の子は奇声をあげてゲラゲラ笑うかと思えば、
女の子たちは女の子同士でヒソヒソとなにか話していて楽しそう。
やがてバスが停まったので停留所かなと思ったら、
そうではなくて一人の男の子の家の前だった。
そしてまた一軒の家の前に泊まり女の子が下車。
家の前で停めてあげるなんて親切な運転手だなと思っていたら、
バスはそのうち明らかに路線をそれて、
細い林道のような道に入って、
その先にあるログハウスの前で停車。
ここでも男の子を下ろすと、
再び路線に戻ってゆく。
ここに来てようやくわかった。
僕が乗っているのは路線バスではなくて、
スクールバスなのだ。
子どもたちが路線バスで通学しているのではなく、
スクールバスに僕たちハイカーが便乗させてもらっているのだ。
それで不便なダイヤの意味も納得。
朝は各家庭から子どもたちを乗せて学校に向かい、
午後は子どもたちの下校時間に合わせて運行。
それが午後3時というわけだ。
冒頭のブレブレの写真はそんなときに撮った一枚。
けっこう森の奥深く入った場所で下車、
そこから家路に着く女の子の姿を車窓から撮ったもの。
砂利道の林道の先、
深い森の中で、
この女の子はどんな暮らしをしているだろうかと、
興味を覚えずにはいられなかった。
ハウタヤルビ/フィンランド。2017年。
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by apolro | 2017-10-05 10:28 | 旅の日々 | Comments(0)

カレリア共和国まであと20キロ。

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先月歩いたフィンランドのトレイルは、
一番近いところでロシアとの国境まであと20キロという位置だった。
地図で確認するとこの写真を撮ったあたりがたぶんそう。
森の向こうはロシアのカレリア共和国。
20キロなんて歩けば一日の距離だ。
実際には深い苔に埋もれた森やら湿地やらで、
そんなところには当然パスポートコントロールもなく、
難儀必至だけれども。
カレリア共和国というと、
僕らの世代ではついザ・スプートニクスの
『霧のカレリア』という曲を思い出してしまうけれど、
実際はどんなところのなんだろう。
まあこことそんなに変わらない
森ばかりの風景が広がっているのだろう。
カレリア地方は過去にはスウェーデン領、
その後フィンランド領になって、
第二次世界大戦後はソ連に割譲されて、
現在はロシア連邦内の共和国にと、
複雑な経緯を持っている。
世界中どこでも国境周辺はいろいろとある。
フィンランド。2017年。
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by apolro | 2017-10-03 11:19 | 旅の日々 | Comments(0)

本仁田山の秋。

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昨日は奥多摩の本仁田山へ。
いよいよ本格的な秋となり、
奥多摩の低山も気持ちよく歩ける陽気となりました。
本仁田山は数年前に一度登りましたが、
あのときにくらべると、
頂上付近の杉の伐採が行われたせいか、
以前より展望がよくなったようでした。
鳩ノ巣駅から入り下山は奥多摩駅へ。
本仁田山山頂から奥多摩駅へのルートって、
距離こそさほどではないものの、
奥多摩界隈屈指の激坂だと思うんだけれど、
ここを登ってくるハイカーって、
いつも多いですねー。
下りに歩いたってそこそこ気を使うってのに。
なんでだろ?
やはり奥多摩駅から一番近い山頂(たぶん)というのが、
影響しているのでしょうか。
そして下山後は温泉、地ビールと定番を辿って、
「お互い体力が落ちましたなあ」と、
おじさん定番の会話をかわし、
秋の一日を終えたのでした。
山歩きというと圧倒的にひとりが多いのですが、
気の置けない人とのんびりというのもよいものです。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-10-01 13:44 | 旅の日々 | Comments(0)

パン屋『エロマンガ』。

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ヘルシンキで見つけたベーカリー、
その名も『エロマンガ』。
もともとは市場で入ったカフェで出しているパンを、
「うちのパンは『エロマンガ』ベーカリー製よ」と、
おばちゃんが教えてくれたことから知ったもの。
ヘルシンキといえば、
最近は映画『かもめ食堂』でも知られており、
もしかして店名に日本語を当てるのが流行っているのかとも思ったが、
まさかね。
おばちゃんによると、
由来は南太平洋の『エロマンガ島』かららしい。
僕のようなスケベエな日本人は少なくないとみえて、
今までにも何度も、
「日本語でこの意味、知ってる?(ニヤニヤ)」と尋ねられたとのこと。
店もすぐ近くだというので行ってみると、
大きなビルの1階に入った堂々たる店舗。

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果たしてどんな破廉恥なパンが売られているのかと、
期待に胸を膨らませて店内に入ってみれば(バカ)、
並んでいるのはどれもこれも美味しそうなパンでありました。

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カウンターの向こうでは優雅なマダムが接客をしていましたが、
さすがに店名の日本語の意味を尋ねて、
これ以上日本人の評判を落とすようなマネは、
恥知らずの僕とはいえできず。
ここで買ったシナモンシュガーをまぶしたパン、
美味しかったなあ。
ヘルシンキ/フィンランド。2017年。
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by apolro | 2017-09-22 15:51 | 旅の日々 | Comments(0)

美しい三色旗。

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世界にはトリコロール、
いわゆる三色旗を国旗に指定している国が数多くあるけれど、
そのなかで僕が一番きれいな組み合わせだと思うのが、
このエストニアの国旗。
青と黒と白。
いかにも北の国の国旗らしい。
調べてみると、
青は空と海、川、湖を表し、
白は氷と雪、
そして黒はこの国が経てきた
暗黒の歴史を忘れないためのものだとか。
ちなみに僕には、
白い残雪と黒い稜線、
そして青空という夏山の光景にも見えてしまう。
タリン/エストニア。2017年。
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by apolro | 2017-09-20 12:51 | 旅の日々 | Comments(0)

ソールの怪。

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目まぐるしく変わる天候に悩まされながらも、
無事にバス停まで下山。
前日は沢のごとく雨水が奔出するトレイルを歩いてきたこともあって、
登山靴は内部までぐっしょり。
辿りついた山小屋の乾燥室でひと晩干しておいたのだが、
それでもまだ生乾き状態だった。
バスがやってくるまでまだしばらく時間があったので、
その間にも少しでも乾かそうと、
登山靴を脱いだところで驚いた。
なんと右足だけソールが2枚入っている。
歩いている間はまったく気づかなかった。
今回の山行でずっと足が不調で、
やたらとつまづきやすかったのは、
まさかこのせいではないとは思うが。
どうしてこんなことになったのか。
そもそもこの余分なソールはいったいどこからやって来たのか。
山はもちろん、
自宅でも心当たりはまったくない。
山はミステリーに包まれているなあ。
山形県。2017年。
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by apolro | 2017-09-19 11:58 | 旅の日々 | Comments(0)