旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。
by apolro
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カテゴリ:旅の日々( 913 )


久我山の高射砲。

f0217617_11422130.jpg
太平洋戦争末期、
久我山に強力な高射砲が配備されていたことを知ったのは、
小学生のときに読んだ松本零士の漫画からだったろうか。
その高射砲は、
高度10000メートル以上を飛来する
B-29を撃墜することができる数少ない高射砲で、
米軍も「クガヤマには近づくな」と指令を出していたとかで、
子ども心にもそんな話に溜飲を下げていた。
あとあと資料を読んでみると、
実際には都市伝説的な可能性もありそうなのだけれど。
とりあえずは久我山のどのへんに
その高射砲陣地はあったのだろうと
ネットで調べてみたところ(便利な時代です)、
本当に井の頭線久我山駅の近くだということがわかったので、
ある晴れた日の午後、
家から散歩がてらに行ってみた。
久我山の閑静な住宅街を抜けて、
地図を片手に歩いてゆく。

f0217617_11425417.jpg
こんな小径がまだ久我山に残っているのに驚く。
やがて広大な空き地が現れた。

f0217617_11432334.jpg
このあたりが陣地跡地らしい。
僕の持っている古い地図では、
印刷局の運動場となっているが、
現在は都市公園にするべく造成中のようだ。
回り込んで反対側に行ってみると、
こちらはダンプや重機が入って、
大々的に工事が行われている。
不発弾とか埋まってないのかしらと、
余計なことを心配する。
もしこのスペースがまるまる公園になるのだとしたら、
かなりの規模のものになるだろう。
そしてまたひとつ、
戦争の記憶が消えてゆくのだろう。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-12-13 11:45 | 旅の日々 | Comments(0)

フィンランドの森に延びる軌道。

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フィンランドの深い森を旅しているときに、
突然トレイルと交差する軌道に出くわした。
地図にも出ていない。
こんなところを森林鉄道が走っているのかと
一瞬テンションが上がったが、
よく見るとちょっと変だ。
併走する2本のレールはところどころでカクカクと曲がっているし、
そもそもレールが木製じゃないか。
いったいこれはなんなのだろうと、
しばしトレイルを外れてこのレールを辿ってみる。
森を抜ける軌道は少しずつ標高を落としていくと、
やがて小さな湖が現れて、
そこでぷっつりと切れていた。
そして湖畔には小さな小さな船着き場が。


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フィンランドは「森と湖の国」とも呼ばれるように、
湖がとても多い国だ。
その数は全国で19万近くあるという。
それらの湖の多くは森のなかに点在し、
湖へ至る車道がないこともままある。
そこで最初に思ったのは、
このレールは湖へボートを持ちこむためのものではないかということ。
しかしボートを使いたいだけなら、
いちいちそんな手間をかけずとも、
一度持ちこんだらそのまま湖畔に揚げておけばいいではないか。
次に思ったのは森で伐採した木材を
簡易トロッコのようなもので湖まで運び、
そこからボートでどこかへ搬出するためのものかということ。
けれどもそのわりには森に伐採跡は見られなかった。
あるいは湖で獲れたマスなどの収獲物を森の外へ持ち出すものか。
いやいや、
いくらなんでもレールを敷くほどの漁獲は湖にはないだろう。
一瞬、交差している軌道の反対側にも行ってみようかと思ったが、
さすがにこれ以上道草を食っていると、
その日の目的地に着かなくなってしまう。
周囲にはボートもトロッコも見あたらず、
結局答えは出なかったのだが、
今でもこの写真を見ると、
その用途が気になってしかたがない。
フィンランド。2017年。
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by apolro | 2017-12-12 14:48 | 旅の日々 | Comments(0)

螺旋の小径を下って。

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青梅線の羽村駅は今までに何度も下りたことはあるのだけれど、
たいていは多摩川方向に下ってしまうので、
駅の反対側、
しかも駅前といってもよいような場所に、
こんな遺構があるのは全然知らなかった。
直径16メートル、深さ5メートルほどのすり鉢状の穴が掘られ、
底に向かって螺旋状に通路が築かれている。
そしてその螺旋の中央には穴が。
解説版によると、
これは「まいまいず井戸」と呼ばれるもので、
今から1000年以上も昔に掘られたものらしい。
「まいまいず」というのは、
その姿からもわかるように、
カタツムリ(マイマイ)になぞらえたもの。
緩やかなスロープで井戸から登ってこられることから、
大量の水を運び上げるためにこのような構造になったのかと思ったが、
実際には、崩れやすい砂礫層を掘り進める必要性から
こういう堀りかたにせざるをえなかった、というのが実情らしい。
実際に歩いてみると、
「ここまで下ったら、あとはポンッと飛び降りちゃえばいいでしょう」
というところまで下っても、
決してそうはならずに、
最後の最後まで道は律儀に螺旋を描きつつけており、
施工者の几帳面な性格を感じさせる。

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現在井戸には網状の蓋がされているが、
上には真新しい紙垂が置かれていた。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-12-10 12:24 | 旅の日々 | Comments(0)

シブイ琺瑯看板。

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下山途中に見つけた看板。
けっこう古そうだけれど、
琺瑯製なので傷みは少ない。
埼玉県の「縣」の字がシブイ。
書体も独特。
写植ではなくて、
書き文字屋さんによる仕事だろう。
「よく見よう 火入れの前の風かげん」というのは、
野焼きをするときへの注意勧告だろうか。
埼玉県。2017年。
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by apolro | 2017-12-09 14:56 | 旅の日々 | Comments(0)

みかん畑を抜ける丘を歩く。

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神奈川県の西、
海辺にもほど近い丘陵地帯を歩く。
眼下には小田原市街、そしてその先には真鶴半島が一望できる。
神奈川もここまで来ると気候が合うのだろう、
丘の斜面にはみかん畑が広がっていて、
この時期は収穫期とみえて、
じいちゃんばあちゃんから子どもまで、
まさに家族総出で畑仕事に没頭している。

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みかんの収穫にはこんな木箱を使うようだ。
それぞれの農家の屋号が書かれているのが興味深い。

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畑の際ではみかん、ゆず、ギンナンの無人販売が。
ひと袋100円の格安みかんをお土産に買って帰る。
帰ってから食べてみると、
甘いだけでない、
ほんのりと酸味も漂う懐かしい味がした。
神奈川県。2017年。
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by apolro | 2017-12-05 12:15 | 旅の日々 | Comments(0)

「九ドルステーキ 食うだら素敵」。

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標高の低い丘歩きでは、
ときとして車道を横断することもある。
昔は丘を挟んだ集落同士の小さな峠道だったのだろう。
標高の低さもあって早々に車道が開通したのに違いない。
丘を下ってそんな切り通しのような車道に飛び出したところ、
そこにはもうずいぶん前に
営業をやめてしまったと思われるレストランの廃墟があった。
看板には「九ドルステーキ 食うだら素敵」という、
突っ込みどころ満載の文言が。
そしてその下にはさらに、
「変動相場」の文字も。

f0217617_1123336.jpg
米軍基地がほど近いので、
当時は彼ら相手の商売で成り立っていたのだろうか。
でもそれだったら英語で書くか。
そしてたったこれだけのことだけれど、
村上龍の小説『限りなく透明に近いブルー』や、
吉田秋生の漫画『河よりも長くゆるやかに』を思い出してしまった。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-12-03 11:06 | 旅の日々 | Comments(0)

竹林を歩く。

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低山ともいえないような、
標高の低い丘陵地帯を歩く機会が増えた。
朝起きて、
家にいるのがもったいないくらいの天気に恵まれた日。
そこから行き先を決めて出発しても間に合うような場所を目指す。
昼前に歩きはじめて歩行2〜3時間といったスケジュールだ。
そんなところは登山地図が発行されていることも少なく、
あっても自治体が出しているパンフレットくらい。
けれども街にも近く、
眼下にはつねに街も見えているので、
それほど危機感はない。
意外と地元の人には愛されていて、
ちょっとハードな散歩感覚で歩いている老人とときどきすれ違う。
写真のような竹林を抜ける山道も、
こんな丘歩きならではかもしれない。
ここなら歩いている最中に大きな地震がきても、
きっと大丈夫だな。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-12-01 14:00 | 旅の日々 | Comments(0)

チャールズ・マンソンと学生時代。

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数日前の新聞記事。
チャールズ・マンソンが死んだ。
終身刑を受けながらの病気による獄中死だそうだ。
死んだことよりも、まだ生きていたということに驚いた。
チャールズ・マンソンといえば、
元祖カルト教祖にして、
ロマン・ポランスキーの妻の殺害を指示したことで知られているが、
さすがに1969年のその事件は僕の記憶にない。
それよりも学生時代。
英文特講の課題書がカポーティーの『冷血』で、
授業中にたびたび彼の事件の引用解説があり、
結局『冷血』そのものよりも印象に強く残ったのだった。
ビートルズの『ヘルタースケルター』という曲の意味もそこで知った。
そのとき教鞭を執られた前川先生が、
数年前に『クリーピー』というミステリー小説を上梓して、
しかも新人賞を受賞。
後には映画化もされた。
当初、大学の先生とミステリー小説というつながりに
若干の唐突感があったのだが、
大学時代の授業を思い出せばさもありなん。
先生、ご無沙汰しております。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-11-25 11:26 | 旅の日々 | Comments(0)

時代を超えて『PKD酒場』へ。

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映画『ブレードランナー2049』の公開に合わせて
期間限定営業している「PKD酒場」へ。
PKDというのはむろんフィリップ・K・ディックのこと。
原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の作者だ。
場所は神田の早川書房1階にあるカフェ・クリスティ。
学園祭的にこの時期だけのプチ模様替えである。
モニターでは作品の予告編が流されている。
壁には『アンドロイドは〜』をはじめ、
ディックの著書の世界各国の書影を引き延ばしたものが飾られている。
同じ作品でもこういうそれぞれデザインになるのかと興味深い。

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メニューも「デッカ丼」や「ネアンデル・ウォレスの2049フード」など、
作品にちなんだメニューが並ぶ。

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青島ビールと「屋台のおやじの水餃子」を注文。
作中の「ふたつで十分ですよ!」のアレかな。
お土産にレプリカントと人間を見分けるための
「フォークト=カンプフ・ペーパーテスト」と、
作中に登場したユニコーンの折り紙の折りかた、
そしてそのための折り紙がついていたのがうれしかった。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-11-23 11:26 | 旅の日々 | Comments(0)

切妻屋根の古い民家。

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井の頭通りで見かけた古い民家。
一戸建ての平屋で、
広い庭つきという贅沢さ。
戦後まもなくに建てられたものだろうか。
庭はきっちり草刈りされているので、
定期的に人の手は入っているようだが、
人が住んでいる気配はない。
閉ざされた雨戸も歯抜けでボロボロだ。
立地はよいのだから、
ここまできたら集合住宅にでも建て替えられそうなものだが、
相続やらなんやらの問題でいじれないのだろうか。
もったいないなあ。
ここまで老朽化が進む前に誰かに貸しておけば、
もっと長生きできただろうに。
税制が変わって更地でなくても固定資産税が高くなって以降、
こういった古い民家がどんどん潰されてしまっている。
こんなシンプルな切妻屋根の家も、
いずれは茅葺き屋根民家みたいに、
「こんな家あったんだね、昔の日本には」といわれる日がくるのかな。
ていうか、貸してくれ。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-11-16 11:41 | 旅の日々 | Comments(0)