旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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by apolro
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大豆専用。

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野田のキノエネ醤油にて。
「業者専用」とか「搬入専用」とかではなくて、
「大豆専用」というのがなんだかよろしい。
一般の訪問者は別の入口へお回りくださいということなんだろうけど、
そこで疑問。
醤油をつくるためのほかの原材料、
麹や小麦はどこから入れるのだろうか。
「麹専用」入口もあるのかなあ。
千葉県。2016年。
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# by apolro | 2016-12-20 11:35 | 旅の日々 | Comments(0)

映画『この世界の片隅に』を観た。

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『この世界の片隅に』を観た。
時代は昭和8年から21年にかけての激動の昭和。
舞台は広島。
主人公の少女、浦野すずを中心に、
家庭、街並み、風俗など、
当時の日本の暮らしがていねいに描かれています。
僕はこの作品にかぎらず、
映画に出てくる食事のシーンが大好物なので、
その意味でも満腹できる映画。
声をあてているのん(能年玲奈)と、
主人公のぼんやりとした性格もうまく合っていましたね。
この時代設定にお約束? のイジワルな場面も、
主人公のキャラのおかげでほのぼのと観ることができました。
作中で淡々と描かれてゆく日常。
そしてそのなかにじわじわと染みこんでゆく非日常。
今も昔も、
こうして少しずつ時間をかけて変わっていく環境の変化には、
人は気づきにくいものなのかもしれません。
こういう映画を観たあとに、
目頭が熱くなってしまうのはもう慣れっこなのですが、
映画が始まってすぐ、
『悲しくててやりきれない』が流れだした瞬間に、
鼻の穴の奥がツーンとしてきたのは、
我ながらいかがなものかと思います。
ロケ地である呉にも行ってみたくなりました。
軍港のイメージが強いですが、
海と山に囲まれた、
よさそうな街ですね。
なんせこの年まで生きてきて、
広島県で行ったことがあるのは三次だけという偏りっぷりなので。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-19 11:33 | 映画で旅する | Comments(0)

家呑みとアスタリスクと祝い猪口。

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近所の酒場が休みだということを思い出し、
昨晩は珍しく家呑み。
酒は買い置きがあったのでよかったのだが、
こういうときにかぎって肴がなく、
乾物入れからホタルイカの素干しを掘り出し、
それに山芋を刻んで醤油を垂らし、
なんとか飛車角をそろえる。
酒は山形の*(アスタリスク)。
キリッとしたすっきり系で冷やがよさそう。
ちなみに僕が「*」をアスタリスクと呼ぶと知ったのは、
編集の仕事に携わったときなのだけれど、
今の人はみんな普通に知っているのだろうか。
さらにいえば僕が習ったのはアスタリスクではなくて「アステリスク」。
これは英語風に読むか、ラテン語風に読むかの違いで、
どちらも間違いではないそうだ。
どちらも意味は「小さな星」。
お猪口は以前下山時に寄った、
大月の笹一酒造で買い求めたもの。
酒屋などが開店したときに、
祝儀として酒蔵などが名を入れて贈るお猪口を、
この酒蔵の先代だかがあちこちから集めて、
古道具扱いで販売していた。
このお猪口には「御代田町 茂木倉庫」という文字が書かれている。
古い映画でも観ながら、
こんなひとり酒もたまには楽しい。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-18 11:58 | 飲む日々、酔う旅、美味しい時間 | Comments(0)

枯れ葉らの音と匂いで山歩き。

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師走に入ると、
低い山の落葉樹はあらかた枯れ葉を落とし、
登山道にそれを敷き詰める。
踏むごとにカサカサと乾いた音を鳴らし、
そのたびに枯れ葉の香りが周囲を覆う。
少し風に吹かれるだけで、
葉っぱたちはあたりを右往左往と錯綜。
もうしばらくするとこの道も雪に覆われ、
春まで雪の下で土へと還る準備を始めるのだろう。
乾いた落ち葉を踏みしめながら山歩きをできる期間は、
実は意外と限られている。
埼玉県。2016年。
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# by apolro | 2016-12-17 14:34 | 旅の日々 | Comments(0)

映画『魚影の群れ』を観た。

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これまでに観ていても全然不思議じゃないのに、
なぜか観ていなかった映画をあらためて観てみる、
ということに最近ちょっとハマっていて、
これもそんな一作。
舞台は青森県下北半島の北端・大間。
ここでマグロ獲りとして生計を立てる男とその家族の物語。
1983年公開。
最近みたいにテレビ特番で大間のマグロ漁師を
特集したりするようになるより、
ぜんぜん昔の話ですね。
当時は大間のマグロが特別だなんて、
一般人はあまり知らなかったんじゃなかろうか。
監督・相米慎二、主演・緒形拳、助演・夏目雅子……、
うわあ、この3人、すでにみんな鬼籍に入られてますよ。
33年という年月をイヤでも感じさせてくれます。
ほかに十朱幸代、佐藤浩市など。
みんな下北弁を巧みに操っている。
台詞覚えるの大変だっただろうな。
いや、下北の人が聞いたらまだまだなのかもしれないけれど。
僕には一部、字幕がほしいところもありました。
船の上でマグロが掛かったテグスが体に絡まり、
大けがを負うシーンがものすごく痛そうです。
マグロ漁、本当に命がけですね。
漁業、甘くない。
釣りが好きだからといってできるもんじゃない。
津軽海峡をはさんで、
大間漁港と北海道のある漁港がいがみ合いをしているなんていう描写、
これも現実にあることなのでしょうか。
ちなみに劇中、大嵐のなかを
十朱幸代に走り回らせるシーンがありましたが、
相米監督、この演出好きですよね。
たしか『台風クラブ』でも、
工藤夕貴が台風のなか踊り回らされていましたね。
女優も大変だ。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-16 12:09 | 映画で旅する | Comments(0)

「地牛乳」瓶と出会いたい。

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めったに出会うことはないけれども、
たまに見つけるとついつい飲んでしまう、
全国各地の地牛乳。
地牛乳なんてことばはないのかもしれないけれど、
要するにある一定の地域でのみ普及している
ローカル牛乳のことですね。
味もさることながら、
やはり興味深いのはそれぞれの牛乳瓶のデザイン。
写真のは左から、
高山で飲んだ「飛騨牛乳」。
富山の五箇山で飲んだ「たいら牛乳」。
「八ヶ岳高原牛乳」は長野の稲子湯だったかな。
最後の「オブセ牛乳」は今秋歩いた飯綱山界隈で。
どれも山歩き後の山麓というのが共通点ですが、
これは単に僕の旅のスタイルによるものでしょう。
このスタイルの困ることがひとつ。
下山直後に飲みたいものといえば、
やはりビールは外せないのですが、
ビールと地牛乳が両方あったときはどうするか。
そんなときはしかたがないので、
まずは牛乳を飲んで、
それを「なかったこと」にしてビールへと流れます。
ビールから牛乳という流れは、
流石に不気味悪くでいまだにやったことはありません。
はてさて、現在日本にはどれくらいの種類、
地牛乳瓶があるのでしょうね。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-15 11:37 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)

手作り調味料棚・改。

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手作り棚のよいところは、
家のなかの空いている壁に、
ジャストフィットの大きさ、
用途に応じた奥行きのものを組めるところ。
うちの流しの背中側に吊られているこの棚も、
まさにそんな空き壁面利用で10年ほど前に設置されたもの。
袋に入って売られているお茶や調味料、乾物は、
そのままでは始末に悪いので、
すべて空き瓶に入れ換替えて保管しています。
その空き瓶も、ジャムやらオリーブやらからの流用がほとんどなのですが、
最近は以前より背の低い小さな瓶を使うことが増えてきたので、
このたび、それに対応すべく右下にさらに追加で棚を追加。
こんなことができるのも手作り棚の利点ですね。
棚全体との統一感を考えて縦板と横板の組みかたも合わせたのですが、
構造的に考えるとこれは間違ってるなあ。
ちなみにスパイス、ハーブ類は冷凍室保存なので、
ここにはほとんどなしです。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-14 11:08 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)

鬼怒川・龍王峡の周遊道、約1年ぶりに復旧。

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昨年秋の集中豪雨による土砂崩れで
ずっと通行止めになっていた
鬼怒川は龍王峡沿いの周遊道が、
11月にようやく復旧したとのことで現地確認へ。
場所は白岩半島と呼ばれる
鬼怒川に飛び出している小さな尾根状のつけ根。
ずいぶん時間がかかったな思っていましたが、
現場を見て納得。
これは土砂崩れというよりは岩盤崩落ですね。
歩道スペースしかないので、
重機を入れるのも難しかったのでしょう。
崩落面はワイヤーのネットをかぶせて保護。
路面を妨げている岩塊は川側に寄せて、
そこに石とコンクリートで階段を設置してありました。

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人が歩いているときに発生したらひとたまりもないですね。
あらためてあの集中豪雨の凄まじさが伺えました。
2016年。栃木県。
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# by apolro | 2016-12-13 11:38 | 旅の日々 | Comments(0)

古本市で入手した本のデザインに驚く。

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週末に高円寺の古書会館で催された
歳末古本市での収穫はこれ。
高野建三さんの『旅と溪』。
渓流、渓魚、釣り人、山村の人々を、
モノクローム写真でとらえた写文集。
初版が1991年だからもう25年も前に発行されたことになる。
デザインは戸田ツトムさん。
彼の超個性的なデザインは、
今ではさすがに時代がかって見えるけれど、
あの当時、流行ったなあ。
一番びっくりしたのは、
この本には本扉(本を開いて一番最初に書名や著者名が書いてるページ)が、
なんと2ページ続いてあるということ。
しかも同じデザインで。
最初は乱丁かと思ったけれども、
共紙(本文と同じ用紙)で刷った本扉にそんな乱丁はありえないし、
ノンブル(各ページの下に記されているページ数表記)にもズレはない。
ということは、
つまり意図的に本扉を2ページ設けたというわけだ。
そして、あらためてじっくり見くらべてみると、
二つの本扉には微妙に違いがあることに気づいた。

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タテに引いている白抜き罫の幅が微妙に違うし、

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地に敷いている色もほのかに異なる。
情報装置としての本の内容には全然関係ないけれど、
こうして読み手にちょっとした違和感を感じさせることと、
そのトリックに気づいたときの驚きが、
このデザインの狙いなのかもしれない。
酒場でこれを見た若いデザイナーが、
「昔はこんなことが許されたんだね。羨ましい……」
と呟いたけれど、
イヤイヤ、あの時代だって、
こんなことが許されたのは戸田ツトムさんだけだったと思うよ。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-12 11:18 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)

『近代食堂事始』展へ。

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深川東京モダン館でやっていた『近代食堂事始』展へ。
これは東京における「食堂」の誕生を俯瞰するという企画展。
「食堂」ということばは、
もともとは寺院で僧侶が食事を摂る
「食堂(じきどう)」に由来しているそうで、
それが英語の「dining room」に対応させる
日本語として使われるようになったのだとか。
外食場所としての食堂は、
大正から昭和にかけて普及。
比較的安価なメニューを供する場所をそう呼ぶようになったそうです。
都民の安定した食事を提供するために
公営の食堂も多く作られていたという成り立ちは、
戦後の民生食堂の誕生を彷彿とさせますね。
もっともその計画も関東大震災で頓挫してしまったようですが。
この「深川東京モダン館」の建物自体も、
唯一現存する当時の市営食堂のものなのだとか。
展示はこぢんまりとしたものでしたが、
興味深かったのが、
当時の食堂のマッチ箱デザインの数々。
近代から現代に至るデザインの変遷が素敵です。

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「東横食堂」。東急電鉄直営だそうです。

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「ニコニコ食堂」。渋谷百軒店。僕が新橋で働いていたころによく通った「ニコニコ食堂」とは別モノですよね。

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赤坂演伎座となりの「富士川食堂」。今も高円寺にある「ふじ川食堂」とは無関係でしょう。

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五反田駅前にあった「大洋食堂分店」。生ビールとお汁粉を出しているというのがイカします。

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麻布にあった「武蔵軒食堂」。「ドーダイ腹ガヘッタナー安イウマイ店ハナイカナ」ですよ!

昨今、次第に飲食店の専門店化が進むのはいいのですが、
こういった食堂、とくに独立系の食堂が
だんだん減ってしまっているのはちょっと淋しいですね。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-11 11:37 | 旅の日々 | Comments(0)

干し柿収穫。

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ひと月ほど前に庭先にぶら下げた干し柿。
そろそろ食べ頃かなと思って取ってみました。

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ちなみに干す前はこんな感じでした。

あれ。
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ちっちゃくなっちゃったなー。
まあ、もともとが小さい柿だったのでしかたがないのだけれど。
かじってみると。
甘い。美味しい。
まがうことなき干し柿です。
でも。
固い。なんかいつも食べる干し柿にくらべるとずいぶん固いぞ。
スルメとまではいわないけれど、
干し芋クラスの固さです。
干しすぎかなあ。
まあ、栄養価は問題ないし、
保存も利くし、
軽いし、
そして、いつまでも口のなかにしゃぶっていられるということで、
これは山の行動食のメンバー加入決定ですね。
来年はなんとか大きな渋柿をタダで手に入れて(これ重要)、
大ぶりの干し柿に育ててみよう。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-10 11:41 | 飲む日々、酔う旅、美味しい時間 | Comments(0)

東京都最西端の飲み屋街にある地ビール屋さん。

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東京都最西端の飲み屋街といわれる「柳小路」。
JR青梅線の終点・奥多摩駅を出て、
道路を渡ってすごにところに位置する小さな小さな通りだ。
そこに地ビール(最近は「クラフトビール」というそうで)の店がある。

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お店の名前は「VERTERE」。ベルテレと読むのかと思ったら、
バテレが正解だそうだ。
築70年という古民家を改装したという店舗は、
民家時代の趣を存分に残していて、
まるで田舎のお祖母ちゃんの家を訪ねたかのよう。
僕にはそんな田舎はないけれども。
常時、自家醸造のビール数種類と、
アメリカのマイクロブルワリー産のビールを何種類か用意していて、
山好き、ビール好きとしては、
まさに願ったり叶ったりの店だ。

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下山後、温泉に入って、
帰りの電車を一本、いや三本くらい見送ってここで一杯。
電車のなかでは爆睡モードで、
気がつけば都心という按配だ。
季節によって営業日が変わるようなので、
出かけるときは事前にHPチェックをオススメ。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-09 10:47 | 飲む日々、酔う旅、美味しい時間 | Comments(0)

映画『気狂いピエロ』を観た。

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この映画を劇場で観るのは30年ぶりくらいか。
デジタルリマスターにして新訳と、
秋口から鳴り物入りで公開されたのだけれど、
新宿、大森の公開はいずれも都合がつかず。
そしたら12月に入ってなんと隣町の阿佐ヶ谷にやってきた。
1965年公開の映画なので、
僕が初めて見たときも、
もちろんロードショーではない。
たまたま名画座でかかったのを
なんの予備知識もなしに観た。
まだDVDどころかビデオデッキも普及しておらず、
情報誌『シティロード』を片手に、
映画だったら手当たり次第に観たいと、
東京中の名画座を駆け回った。
そんな時代。
初めて観たのはたぶん18歳くらいのとき。
宿酔い明けということもあってか、
話の意味すらわからず途中で爆睡。
完敗。
色彩の強烈さだけが印象に残った。
悔しくて、
そしてこの映画はこちらも体調万全で臨まないと立ち向かえないと知り、
2回目は睡眠もたっぷり取って再挑戦。
随所に暗号のようにちりばめられたメッセージを理解するためには、
フランスや世界の現代史、そしてフランス文学を知ることも必要だった。
そして、そういったメッセージを
こんなにも格好よく表現できるのかとしびれた。
その後も名画座で上映されるたびに見直しに出かけ、
回数を重ねるごとに発見のある映画であることを知った。
たぶん劇場で観たのは今回で8回目。
まだまだ新しい発見があった。
この映画はベルモンドとアンナ・カリーナという
二人のロードムービーだとばかり思っていたけれど、
実際にはもう一匹、
アンナ・カリーナが持っていた犬のぬいぐるみも
旅立つ前から終盤に至るまで、
ずーっと同行していた。
ぬいぐるみの存在自体は知っていたけれど、
こんなにも登場していたことに、
若いときはなぜ気がつかなかったか。
きっとアンナ・カリーナばかりに目を奪われていたのだろう。
そのぬいぐるみのレプリカを恵比寿の雑貨屋で見つけ、
手に入れてのももう20年以上前。

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けっこうヨレヨレになってしまった。

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若いときに映画館で買ったパンフレットもまだ本棚の片隅にあった。

きっと、これまでの人生で最も影響を受けた映画。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-08 11:11 | 映画で旅する | Comments(0)

蒸気機関車を走らせるということ。

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数ヶ月ぶりに訪れた鬼怒川温泉駅。
駅前広場では大きな工事が行われていた。
「駅前広場を潰しちゃってになにか建てるの?」
奇妙に思って近づいてみた。
周囲は白いフェンスで覆われていたが、
部分的にメッシュになっていて、
なかの様子をうかがうことができた。
内部では地面を掘り返して、
巨大な円盤型の構造物を設置しているようだった。
「丸くて、でかくて……。ターンテーブル(転車台)か!」

東武鉄道が来年の夏から、
下今市駅と鬼怒川温泉駅間に蒸気機関車を走らせるという話は聞いていた。

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しかし、そうか。
蒸気機関車を走らせるということはそういうことか。
蒸気機関車は電車と違って、
車両の両端に運転席を設けて
線路を行ったり来たりさせるわけにはいかない。
終着駅に着いたら、
蒸気機関車を反対向きに回転させなければならない。
つまりターンテーブルが必要になるのだ。
しかもその設備を機関庫ではなく、
駅前広場の設置するとは。
ターンテーブルに載った蒸気機関車を転車させる作業自体も
観光スポットにしてしまおうということなのだろう。
念のために観光案内所のおばちゃんに尋ねてみると、
こちらの質問が終わる間もなく、
多少喰い気味に、
「転車台なんですよー!」と教えてくれた。
おばちゃんと「転車台」という単語の組み合わせには、
若干の違和感をおぼえたが、
いずれにしても東武鉄道の本気を見た気がした。

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そして来夏以降に鬼怒川温泉へ行くのが、
ちょっと楽しみになってきた。
栃木県。2016年。
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# by apolro | 2016-12-07 11:33 | 旅の日々 | Comments(0)

山中にひっそりと佇む「ユガテ」集落。

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奥武蔵にある風変わりな地名として
よく知られているのが「ユガテ」。
そのままのカタカタ表記が正式名称である。
昔、この地からは湯が天に向かって湧きだしていて、
「湯ヶ天」が転じて「ユガテ」になったという説があるが、
現在この場所に温泉が湧いていたという記録はないし、
そもそもなぜカタカタに転じたのかという理由もわからない。
もともとこの界隈は、渡来人やアイヌ由来の地名が多いとされ、
「越辺川(オッペ)川」という川の名前は、
アイヌの言葉に由来しているといわれたり、
「高麗」という地名はそのものズバリ、
渡来人が住み着いたことから名づけられたことがわかっている。
そして。
最寄り駅から山道を歩くこと約1時間。
山中に唐突に現れた小さな平坦地がユガテだった。

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時間は午後3時に近かったが、
周囲にはそれほど高い山もないせいか、
冬とはいえ集落にはまだ日がよく当たっていた。
以前はもっと多くあったのかもしれないが、
現在確認できる家は2軒。
家の敷地以外の平らな土地は、
ほとんど畑に利用されている。

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この畑で収穫されたものだろうか。
無人販売所には大根と柚子が並べられていた。
大根は一本100円。
「ユガテ高原」という表記が微笑ましい。
このユガテという地名の由来に関しては、
いまだ決定打となる説は聞いたことがないが、
同じ飯能市内には、
字地名とはいえ「タガテ(飯能市大字虎秀字タガテ)」
という地名もあるらしい。
ちなみにこの「虎秀」という戦国大名の名のような地名も、
十分ただものではない気配を漂わせている。
それ以外にも「ショガテ(こちらは場所を同定できず)」という地名もあるようで、
どうも3つの地名の最後がすべて、
「ガテ」で韻を踏んでいるのが、
なにかのヒントになるのではないかと妄想してしまう。
ちなみにハングル語では、
「ガテ」というのは、「〜と同じだ」とか「〜のようだ」の口語表現らしいのだが、
さて、真実は何処に?
埼玉県。2016年。
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# by apolro | 2016-12-05 12:08 | 旅の日々 | Comments(0)

顔振峠とイノシシそば。

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山上集落・風影からしばし旧峠道をつめると飛び出すのが顔振峠。
ここには「奥武蔵グリーンライン」なんて
お洒落な名前で呼ばれる林道も通っているので、
自転車乗りのパスハンターや、
マイカーでドライブという人も多く訪れるようです。

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この峠は古くから埼玉県の飯能と越生間の物流の道として使われていたそうですが、
現在ではなんとなく、
西武鉄道文化圏と東武鉄道文化圏を分かつような印象があります。
実際、峠を挟んで南北の山はどれも至近なのに、
西武秩父線で行くか、
東武越生線で向かうかだけで、
なんだか全然別の山域を訪ねるかのよう。
源義経が落ち延びたという伝説以外にも、
幕末には渋沢栄一の養子である渋沢平九郎が、
官軍に追われてこの峠を越えて故郷・埼玉の深谷を目指したものの、
越生側に降りたところで官軍に囲まれて自刃したという歴史もあり、
越生側の黒川には「自刃の地」の石碑も刻まれています。
顔振峠には今も峠の茶屋が何軒かあり、
そのうちの一軒は渋沢平九郎も立ち寄ったそうなのですが、
今回はもう一軒の顔振茶屋へ。
日当たりのよい店内からは展望も抜群です。

f0217617_11593380.jpg
中央に見える三つコブ状の山は奥多摩の川苔山。
こちらからのシルエットはちょっと新鮮。
平日の昼間だというのに、
ほろ酔い加減のご年配がちらほら。

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僕も当然まずはビールを頼みます。
本当はイノシシ鍋を食べたかったのですが、
残念ながら二人前からとのこと。
そんなときふと、品書きの端を見ると「イノシシそば」の文字を発見。
これだとばかりに注文です。
しばらくして運ばれてきたときに、
こちらが尋ねたわけでもないのに、
「このイノシシ肉は肉屋さんから仕入れたものだからねえ」と、
ひと言添えてくれたのは、
やはり線量汚染に対する気遣いなのでしょうか。
福島の原発事故後、
秩父方面の線量がけっこう高くなったのは、
まだ記憶に新しいことです。
で、肝心のイノシシそばはといえば、
まあ、イノシシ肉とそばです。
それ以外にもキャベツや白菜、
キノコ、そしてこの地方名産の柚子がたっぷり載っていて、
なんだか昔、おばあちゃんがつくってくれたそばを思い出しました。
埼玉県。2016年。
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# by apolro | 2016-12-04 12:03 | 旅の日々 | Comments(0)

「風影」という美しい地名に誘われて。

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風影。
この美しい地名に誘われ、
師走好天、奥武蔵の山中に足を延ばす。
最寄りのローカル駅から徒歩約1時間。
山中をうねるように高度を上げていく林道を辿ると、
それまで周囲を覆っていた杉林が突然切れ、
頭上に青空が広がる。
そして道沿いに何軒かの家がポツポツと建ち並ぶ。

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ここが山上集落、風影だ。
尾根の南面に位置して、
どの家も大きくて、
日当たりも良好。

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日差しに透かされる紅葉が美しい。

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日当たりがよいせいだろうか、
12月になるというのにカタバミの花が満開。

小さいながら畑も耕されている。
畑仕事をしていたおじさんに声をかけ、
この地名の由来を尋ねると、
「ここは平家の落人がつくった集落らしいなあ」と、
小さな声で語ってくれた。
ここまで僕が歩いて林道が開通したのは昭和40年代のことらしい。
それまでは旧道、つまり登山道のような道しかなかったのだ。
家がみんな大きいのは、
昔、この集落では養蚕が盛んで、
蚕に食べさせる桑の葉っぱを干したりするために、
どの家も三階建てになっているのだとか。
今は自動車で往来できるようになり、
養蚕も廃れた。
おじさんに別れを告げ、
風影の集落からわずかに残る昔ながらの峠道を登ると、
思ったよりもずっとすぐに峠に詰め上がった。
峠の名前は顔振峠。
源義経と武蔵坊弁慶が奥州に落ち延びたとき、
この峠を越えながら来し方を振り返ったといういわれがある峠。
平家の落人伝説も、
ただの伝承の類でもないのかもしれない。
2016年。埼玉県。
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# by apolro | 2016-12-03 11:54 | 旅の日々 | Comments(0)

斉藤酒場と張り紙。

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十条の斉藤酒場へ。
相変わらず静かで落ち着いていて、
酒呑みたちが淡々と仕事の疲れを酒で
洗い流している姿は美しくさえある。
ただ店内に、
「お客様同士のトラブルになりますので、店内での写真撮影はご遠慮ください」
的な張り紙が小さく貼られていたのに気がついた。
以前はなかったような気がするのだけれど。
なにがあったのだろうか。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-12-02 19:11 | 飲む日々、酔う旅、美味しい時間 | Comments(0)

晩天日和。

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次第に寒さがつのるこの季節ですが、
それと同時に空気の透明度がぐんぐん増してきて、
晴天の日ならとくに遠出をしなくても、
空が広い場所に立てば、
夕刻には西の空が美しい色に染まりますね。
夜半から降り続いた雨も朝方にはやみ、
昼にはすっかり青空になりました。
今日も印象的な夕空が見えるかもしれません。
埼玉県。2016年。
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# by apolro | 2016-12-01 12:40 | 旅の日々 | Comments(0)

今日のお昼ごはん:目玉焼き丼。

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一人飯。
しかも手早くすませたいときにはこんな手抜きお昼ごはん。
たまごをふたつ使って、
フライパンで目玉焼きをつくる。
周囲はカリカリになるくらいに、
それでいて黄身は半熟を維持。
これを丼に盛ったご飯にのせて、
醤油を垂らしてワシワシといただきます。
これ以上手の抜きようもなく、
洗い物も極少ですむ献立ですが、
ごはんだけは炊きたてを。
これはもう絶対に炊きたてを。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-11-30 13:01 | 今日の昼ごはん | Comments(0)

民生食堂の旅、失意編。

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高円寺に現存する民生食堂「天平」に入ったのは今年の5月のこと。
くわしくはコチラ。
http://apolro.exblog.jp/25237767
終戦直後に成立した「民生食堂」というシステム。
そしてそれがまだ平成の世にも残っているのを知って、
いたく感動したのだった。
そしてまだ都内に数軒残っている民生食堂を訪ねようと決意。
しかし。
人は日常に流され、
日々は知らぬまに過ぎ、
ようやく2軒めの民生食堂へ向かったのは先週のこと。
場所は両国。
店の名前は下総屋食堂。
どんな定食が待っているのだろうと期待すると足取りも軽やかだ。
JR両国駅の改札を出て、
国技館の前を通り過ぎて、
安田庭園のすぐ脇にその食堂はあった。
ところが、おお着いた着いたと道路の反対側から眺めてみると、
ちょっと様子が変。
人の気配がない。
灯りも消えている。
定休日、営業時間は事前に調べてきた。
そんなぬかりはない。
なんだなんだと慌てて走り寄ってみると、
そこには一枚の張り紙が。

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ガーン。
「しばらくの間休ませていただきます」
なんらかの理由で長期休業に入ってしまったらしい。
そして歴史あるお店がこの張り紙を出したとき、
多くの場合はこのまま廃業してしまうことを僕は知っている。
跡継ぎ問題か健康上の理由か……。
店の前で呆然と立っていると、
偶然、並びの民家から女性が出てきたので尋ねてみると、
この張り紙が出たのは数ヶ月前とのこと。
来るのが少し遅かったか……。
「いつか」「そのうち」はもうない。
街中の昭和は駆け足で去っていく。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-11-29 11:41 | 旅の日々 | Comments(0)

追悼、フィデル・カストロ。2000年、キューバへの旅。

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キューバを訪れたのは2000年のこと。
それ以前から行きたいとは思っていたのだが、
いかんせん日本からだとアクセスがよろしくなく、
当時はまだ会社に勤めていて、
休暇にも限りがあったのでなかなか難しかった。
それでも、やはりキューバにはカストロが存命中にいかなければならんと、
世紀をまたごうとするこの時期にようやく重い腰を上げた。
東京からだとまずアメリカ西海岸で乗り継ぎ。
そこからメキシコ・シティまで飛んでそこで一泊。
翌日の便でようやくハバナに到着という段取り。
当時、映画『ブエナビスタ・ソシアルクラブ』の公開されたこともあって、
キューバ音楽は世界でちょっとしたブームに。
そのせいかどうか知らないけれど、
日本航空もハバナ直行便を就航させたのだけれど、
そのルートというのが、
アンカレッジで給油(懐かしい!)をして、
ハバナまで延々14時間飛び続けるというもので、
それならいっそメキシコ泊を選んだのだった。
行ってみて、歩いてみた彼の地には、
思い描いていたような、
美しく、開放的で、ラテンのリズムにあふれたキューバと、
「カストロよ、これでいいのか?」と思わせるキューバが混在していた。
冒頭の写真はクラブ・トロピカーナのナイトショーで、
圧巻の踊りを見せるおねえさん。

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古いアメリカ車を小まめにメンテしながら乗り続けるハバナっ子。

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トリニダーの駅に留まっていた古い蒸気機関車。「フィラデルフィア」という刻印があったので、おそらくこれも革命前にアメリカから持ち込まれたものだろう。

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レールバス? キューバ製?

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節電なのか、夏の暑さ対策なのか、室内には昼でもあまり日が差さない。

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なにごともなく、静かに迎えたハバナの新年。

「カストロが生きているうちに……」なんて、
失礼なきっかけで訪ねたキューバだけれども、
彼はあれから16年も生き続け、
アメリカとの国交回復を見届けた。
安らかにお眠りを。
2000年。ハバナ、トリニダー/キューバ。
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# by apolro | 2016-11-28 10:58 | 旅の日々 | Comments(0)

門前仲町の赤提灯。

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大江戸線の深いホームから上がって、
地表の出口を出ると、
右脇の路地に魅惑的な赤提灯。
外に張り出されている紙を見るに、
モツ料理の店らしい。
生ビール一杯300円という破格値にも誘われて、
ついつい簾をくぐる(暖簾ではない)。
お世辞にも広いとはいえない店内は、
厨房を囲むようにL字型のカウンターがすえられ、
なかでは親父さんがひとり忙しげに切り盛りしている。
L字カウンターの角の券売機が置かれ、
注文はそこでチケットを買うようだ。
生ビールと煮込みのチケットをカウンターに並べてしばし待つ。
やがて出てきた煮込みはボリュームも多く、
たっぷりとかけられた白ネギがうれしい。

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これで350円。
お客は近所の常連が大半のようで、
みな、1〜2杯さっと引っかけては帰っていく。
入れ替わり立ち替わりで回転が早い。
僕もその流れを崩さぬように、
2杯めのビールを空けたところでお会計。
都合約1000円の夕闇の幸福。
ごちそうさまでした。
2016年。東京都。
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# by apolro | 2016-11-27 12:06 | 飲む日々、酔う旅、美味しい時間 | Comments(0)

ヘッドラインの見出しがわからない。

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ヤフーなどのヘッドラインに並ぶニュースの見出し、
考えるの大変だろうな。
13~14字で伝えたいことをまとめなくてはならないんだからね。
世界で最も短い文学といわれる俳句だって17字を使えるのに。
だからなのでしょう。
ときどきなんのニュースだかさっぱりわからないものがあるのは。
「連日ノーノー大ガス猿渡続く」
NO NO? ガス猿? さっぱりわかりません。
もちろん僕の知識が足りないだけで、
知っている人ならば上に並ぶ
「本田出ないと強い?ミラン連勝」並みのニュースなんでしょうね。
いったいなんのニュースなのか、
読んでみたくはなったけれど、
それをやると相手の思うツボっぽいので、
ここはあえてスルーです。
なんのニュースなんだろう。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-11-26 12:09 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

僕はたぶんフィンランド贔屓。

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僕はたぶんフィンランド贔屓。
大学を卒業して日本を出て、
韓国、香港経由で中国大陸をまわり
北京からシベリア鉄道でモンゴルを経由してソ連のモスクワへ。
そこからベルリン行きの列車に乗り換えて、
ポーランドのワルシャワで下車。
ワルシャワからはポーランド国鉄で北部の港町グダニスクへ。
グダニスクからはフェリーでバルト海を北上して着いたのが、
フィンランドの首都ヘルシンキ。
ヘルシンキからはヒッチハイクを繋いで、
約1週間かけてさらに北上。
ラップランドの玄関口ともいえる街、
ロバニエミまで行って僕の北上は終わった。
本当はその先、北極海にもほど近いイナリ湖まで
行ってみたかったのだけれど、
ロバニエミから先は走る車さえ少なく、
物理的にヒッチハイクが困難になったのだった。
老若男女のフィンランド人たちの好意で移動しながら、
そしてテントやユースホステルに泊まりながら、
それまで旅してきた東アジアやソ連、東欧とはまったく異なる、
千万の森と湖に囲まれた、
静謐な空気が流れるこの国の自然の美しさに心が震えた。
あれから数十年。
来年のロングトレイルはこの国にしようかなと考えている。
ちなみに写真は今年の夏に乗った、
フィンランド航空のシート。
カップもナプキンのデザインもみんなマリメッコ。
2016年。ヘルシンキ/フィンランド。
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# by apolro | 2016-11-25 13:40 | 旅の日々 | Comments(0)

東京は11月としては54年ぶりの初雪。

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夜中、外から聞こえてきた雨だれの音が次第に消え、
朝にはすっかり雪景色。
雪国の人には笑われるかもしれませんが、
11月に東京で雪が降るのは実に54年ぶりだとか。
僕が生まれる前の話ですね。
併せて石油ストーブにも火を入れました。
枯れた紫陽花の花が綿帽子をかぶっているところなど、
いかに庭の剪定をしていないかバレバレですが、
紫陽花というのは、
花が咲いている時期に剪定しないと、
翌年の蕾も一緒に刈ってしまうのだそうで、
なかなかにそのタイミングが難しい。
お昼に近づくにつれて、
再び雨だれがメトロノームの音のように響き始めてきました。
明日にはこの光景も消えてしまうのでしょう。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-11-24 11:20 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

花園神社の酉の市、2016年。

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昨日は新宿・花園神社の二の酉前夜祭。
そして今日が本祭ですね。
混み始める前にと早めに行ったつもりだったのですが、
それでもすでに大変な人出です。
昨年の熊手を納め、
新しい熊手を入手して早々に退散。
しかし、年々外国人の参拝客が増えているような印象があります。
たしかにあの雰囲気は、
僕たち日本人にとってもなかなかエキゾチック。
いわんや旅行者をやでしょう(漢文表現)。
視点を変えれば台湾・士林の夜市や、
九份の夜景に似ているかもしれません。
ちなみに今年は二の酉まで。
三の酉はありませんのでお忘れなく。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-11-23 10:08 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

木綿豆腐のオリーブオイル漬けを仕込んでみた。

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最近なにかで知った、
「木綿豆腐のオリーブオイル漬け」というのを仕込んでみた。
仕込んだといっても作りかたは簡単。
水気をよく切った木綿豆腐を小さめに切り、
豆腐、少量の塩の順番で清潔な瓶のなかへ。
そこへ庭からむしってきた月桂樹とローズマリー、
そして粒胡椒とニンニク、
種を抜いた鷹の爪を入れて、
あとはオリーブオイルで満たしてやれば完了。
シンプルなものなので、
オリーブオイルだけはちょっと上質なものを使ってみた。
数日後から食べられるらしい。
予想ではギリシャのフェタチーズのような食感
になるのではと想像しているのだが、
はたしてどうだろう。
適度に塩気をついているはずなので、
バケットに載せておいしかったらいいな。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-11-22 11:55 | 飲む日々、酔う旅、美味しい時間 | Comments(0)

フードプロセッサーが壊れた。

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フードプロセッサーが壊れた。
カレーを大量に作るとき、
玉ねぎ10個を一気にペースト状にしたりするのに重宝していたのだが、
使用歴約10年にしてご臨終。
原因はハッキリしている。
シークカバブを作ろうと思ったときに、
ラム肉をこいつでミンチにしようとしたからだ。
ただでさえラム肉を売っているところが少なく、
さらにミンチで売っている店は近所に皆無。
しかたなくラム肉を細切れにしたうえで、
こいつに放り込んだのだけれど、
負荷がかかりすぎていきなり沈黙。
トリセツを見たら「あまり粘りけが強いものは避けてください」
と書いてあったよ。
でもまあ、そんなことだから原因は
おそらくヒューズが飛んだのだろうな、
自分でヒューズ買ってきて交換すればいいやと
簡単に考えていたところ、
最近の家電って自分で修理しにくいようになっているのですね。
ドライバー等で内部を開けるようにできていない!
専用工具が必要なのだろうか。
子どものころ、ときどきコタツのヒューズが飛んで、
自分で直していたものだけれど、
いまはもうPL法の兼ね合いとかで、
そんなことできなくなっているのだろうか。
しかたなく新しいのを購入したのだが(写真左)、
価格が10年前に買ったときの半額くらいになっていてさらにビックリ。
大量生産で値段がこなれたのか、
はたまた素材等を安価なものに換えたのかはわからぬが。
ということで、
「オレなら直せる」という剛の者がいらっしゃったら
古いの差し上げます。
もちろん自己責任にて。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-11-21 15:52 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)

昭和の上製本で考えた。

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最近、故あってちょっと昔の釣り随筆をまとめ読みいしているのですが、
あのころの上製本は手間とお金をかけているなあ。
函入りは当たり前、
装幀は凜とした佇まいを感じさせる角背の上製。
表紙まわりは布張りで、
背の文字は上品な銀の箔押し。
おまけに表紙中央部には、
写真ではちょっと見にくいけれど、
鯉(たぶん)の意匠の型押しつきですよ。
1980年刊行で2900円といったら、
当時でもなかなかに高価だけれども、
今だったらいったいいくらになるんだろう。
本が売れなくなって、
なんとか薄利多売で持ち直そう、
オンデマンド出版で経費を抑えようというのもわかるけれども、
そのいっぽうで、
こういった造本技術が若い職人にちゃんと継承されているのか、
とても不安です。
彼らからしたら、
どんなに残したくても注文がないかぎり作れませんからね。
東京都。2016年。
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# by apolro | 2016-11-20 11:57 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)