人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ツルツルのハシゴ道。

ツルツルのハシゴ道。_f0217617_11315449.jpeg


先日訪れた白沢峠からは、
かつて秩父往還と呼ばれた旧街道を目指して急降下する道を選んだ。
地図上には「道狭く荒廃気味」との表記があったが、
いちおう一般登山道だし問題ないでしょと踏み入れたものの、
たしかに崖に無理矢理道筋をつけたような部分もあってちょっとスリリング。
あらためて地図で確認してみれば、
600mほどの標高差を2㎞で下りきる勘定だ。
足元遠くを流れる白沢は、
この山域独特のナメ滝が続いてなかなか美しいのだけど、
そんな風景を眺めてボンヤリする余裕もなく、
グズグズの足元を慎重に歩いていく。
そしてやがて出てきたのがこのハシゴ道。
いあや、たしかにこの岩場をへつって越えるよりこれのほうが助かるが、
前日の雨もあって踏面がツルッツルに滑るのだ。
足元はスッパリと切れ落ち、
ハシゴ道自体を迂回するのも難しい。
よく見れば手すり代わりなのだろう、
右手に針金が一本渡してある。
しかしこの針金が先でどんな状態で固定されているか確認できないし、
そもそも針金自体の強度もあてにならない。
恥ずかしながら四つん這いになって越えましたよ。
近場とはいえ油断は禁物ですな。
山梨県。2022年。

# by apolro | 2022-10-31 11:32 | 旅の日々 | Comments(0)

埋もれる一ノ倉沢。

埋もれる一ノ倉沢。_f0217617_17544856.jpeg

谷川岳の一ノ倉沢出合。
昔は轟々と沢が流れていて、
林道際からもその清冽な沢水にふれることができたと記憶しているんだけど、
久しぶりに行ってみるとすっかり岩くれに埋もれていて、
水面はところどころに顔をのぞかせるのみ。
沢は伏流水となってこの下を流れている。
単に時期の問題なのか、
それとも長い年月の間に流されてきた岩が沢筋を埋めてしまったか。
もう10月だというのに奥にはまだ残雪が残っていた。
あれが溶けきる前にまた雪が積もり始めて、
そのまま年を越えるのかもしれないね。
群馬県。2022年。



# by apolro | 2022-10-29 17:55 | 旅の日々 | Comments(0)

歩兵第六連隊兵舎の三八式歩兵銃。_f0217617_18042593.jpeg

名古屋城址から明治村へ、
昭和40年に移築されてきた歩兵第六連隊兵舎。
城跡に軍が駐屯するのは昔はけっこうあったんですかね。
姫路城でも同じような話を聞いた。
建築は明治6年。

当時の日本陸軍はフランス式をよしとしていたそうで、
この兵舎もフランスのそれを参考にしたとのこと。
室内はシンプルを極めていかにも兵舎といった趣だけど、
気になったのはベッドの脇に掲げられていた三八式歩兵銃。

「手をふれないで下さい」という注意書きの下には、
「この展示品は銃刀法の規定に沿って、使用できないように手を加えてあります」の文言が。
ということは、これ実銃か!?
兵舎といっしょにここにやってきたのか。
明治村に展示してるのはすべて実物というこだわりなんでしょうかね。
愛知県。2022年。

# by apolro | 2022-10-28 18:05 | 旅の日々 | Comments(0)

アレチヌスビトハギにご注意を。_f0217617_14274199.jpeg

岐阜県八百津町の畦道を歩いていたら、
いつのまにか足元になにかがビッシリ。
こいつはあれか。
衣服にくっついてくる植物の種子、
いわゆる「ひっつき虫」の仲間か。
けどこんなタイプは初めてだ。
オナモミなんかは子どものころから人にくっつけて遊んでいたし、
タウコギも今の季節はよくくっついてくりけれど、
おまえはいったい誰だ。
調べてみたらどうやらアレチヌスビトハギという植物らしい。
小さな葉っぱかと思ったら、
これは薄い豆状の種子。
やっぱりおまえも人に種をくっつけて勢力広げる輩か。
そんでこれが取りにくい。
シールみちにぺったり貼りついているので、
まずつかみどころを得るのにひと苦労。
さらに全面に小さな鉤状の突起がビッシリあって取りにくいこと甚だしい。
最初はリアルに粘着液でも出してるのかと思った。
実際にこれ×2(両足ぶんね)をきれいにするのに10分くらいかかったんではないか。
皆さんもご注意を、
ってこんなの注意できないですね。
ちなみに北米原産の帰化植物らしいです。
岐阜県。2022年。


# by apolro | 2022-10-27 14:27 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

明治村の帝国ホテル中央玄関。_f0217617_15270985.jpeg
明治村を訪ねるのも初めて。
いやすごいですな。
圧倒されてしまいました。
じっくり観るのは一日ではとても無理。
なかでもこのかつての帝国ホテル中央玄関はすさまじい。
フランク・ロイド・ライトの作品って、
けっこう好き嫌いが分かれるみたいだけれど、
なんでしょうか。
もう好きとか嫌いとか以前に圧倒されます。
ここまで細部にまでこだわり抜いて、
よくもまあ精神の平衡を取れるものです。
一日券はそこそこのお値段だけど、
年間パスポートは三日も通えばお釣りが出るような価格設定なので、
近くに住んでいたら絶対そちらを手に入れてしまうだろうな。
愛知県。2022年。



# by apolro | 2022-10-26 15:27 | 旅の日々 | Comments(0)

今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。

by apolro