2010年 07月 23日
痕跡。
余儀なくされた場所があり、そこでけっこう時間を使ってしまいました。
そんななか、水の補給で沢に近づくと、
そこにはなにやらコンモリとしたものが鎮座ましましています。
動物のフンです。しかもでかい!しかもなかなかフレッシュ!
この界隈でこんなご立派なフンを排出されるかたといえば、
「クマ」さんしかいませんね。
振り返ると食い残しと思われるシカの脚も転がっています。
……。
さっきまでは、沢の音だけが響く山の静寂に浸っていたのですが、
急に、不必要なほど大きな声で歌を歌いたくなったのでした。
ツキノワグマが積極的にシカを捕食する(あるいは死骸を食べた?)のは意外ですが、
これはこれで、近年、増えすぎて深刻な問題を起こしているシカ問題、
逆に食料不足で里山に降りてきて殺されてしまうクマ問題を考えると、
ひとつの解決策になるのでしょうか。
まあ、肉の味を覚えたクマに山中をうろうろされるのは、
登山者にはちょっとうれしくないかもしれませんが。
埼玉県。2010年。