2010年 09月 24日
鵜渡根島を臨んで。
まるで槍ヶ岳のように突き出ている小島が鵜渡根島です。
往路のフェリーは夜中だし、
帰路もこの海域に来る頃にはビールで酔っぱらって
船室で寝ていることが多いので、久しぶりに眺めました。
面積わずかに0.4平方キロ。もちろん無人島です。
最近は磯釣り師が渡礁するくらいのようですが、
それすら波が荒いときはあきらめざるを得ないみたい。
まあ、この島の形を見れば納得ですね。
しかし、こんな島にも明治時代には移住者がいたというのが驚きです。
いったいどんな暮らしぶりだったのでしょうか。
資料をめくってみても「養蚕のために移住」とあるだけで、
何人くらいが移住したのか、なぜここで養蚕をしなければならなかったのか、
そして彼らがその後、どうなってしまったのかを記すものはみつかりませんでした。
鵜渡根島/東京都。2010年。