2013年 01月 18日
「おもちゃのまち」に行ってみた。その2
ようやく到着しました「おもちゃ博物館」。
外観はなんだかドラクエのお城のようですね。
券売機でチケットを買い、それをモギリのお姉さんに渡そうとすると、
「遠足かなにかの下見の方ですか?」
一瞬、意味がわからなかったのですが、
これはきっと「イイ歳をしたオッサンが平日に一人でおもちゃ見物に来るはずがない」という、お姉さんなりに気配りだったのでしょうね。
おもちゃの世界から急に現実に引き戻されたような気がして、
「イエ、イエ、チガイマスデス……」としどろもどろになりながら、館内へ。
この博物館のどこかに「おもちゃのまち」の謎を解く
ヒントがあるに違いないと踏んでいたら、
いきなり答えが解説されていました。
なんでも、昭和30年代に東京の下町に密集していた当時のおもちゃ工場が、
生産拡大を図るためにこの地に集団で移転してきたのがそのいわれだそうです。
高度経済成長のさなかにあって、下町ではとても用地を確保できなかったのですね。
移転してきた企業は40社以上にものぼり、
これにともなってこの地の人口も増大、
東武鉄道が「おもちゃのまち」駅を新設したのだそうです。
知ってみれば、なるほどねといった話でした。
さて、せっかくここまで来たのですから、
「博物館」的なものも見て行きましょう。
ルフトハンザ、ユナイテッド、アリタリア、アメリカン……、当時は商標権なんて完全無視だったのでしょう。
最初は展示物の密集感がすごくて、
「レイアウト、もう少しなんとかしたほうが」と思いましたが、
いえいえどうして、細部をチェックしていくと懐かしいものがたくさんあって、
思わず写真を撮りまくってしまいましたよ。
栃木県。2013年。