人気ブログランキング | 話題のタグを見る

余市のフゴッペ洞窟にて。

余市のフゴッペ洞窟にて。_f0217617_1841270.jpg
北海道は余市町の外れに「フゴッペ洞窟」と呼ばれる遺跡がありまして、
その奇妙な名前の響きにも惹かれも一度行って見たかったところです。
これは昭和25年に札幌から海水浴に来ていた
中学生によって発見されたいわゆる壁画遺跡です。
時代は続縄文期の頃、約2000年ほど前のものらしく、
アイヌの遺跡であるとか、
ロシアの沿アムール文化の影響があるとかいわれているのですが、
いまだに決定的な答えは出ていないようです。
上の写真の崖の裏手から発見されたそうで、

余市のフゴッペ洞窟にて。_f0217617_18412833.jpg
現場は現在カプセル式に封印され、その上に上屋が建てられて博物館になっています。

余市のフゴッペ洞窟にて。_f0217617_1841533.jpg
館内は当然のように撮影禁止なので、とりあえずフォトカードを購入しました。
実際に現物を見ても、遺跡保護のためなのでしょうがとにかく照明が暗くて、
老眼気味の眼にはツライものがあります。
興味深いのは、この巨大な羽の生えた人物像ですね。
博物館のお姉さんは、
「ネイティブアメリカンやイヌイットとの関連が検証されています」と説明してくれました。
つまり、シャーマンみたいなものを描いているということですね。
でも、僕がひと目見たときに思ったのは、
「これ、エヴァンゲリオンじゃん! こんなシーンあったじゃん!」でした。

余市のフゴッペ洞窟にて。_f0217617_18413233.jpg
帰りに購入したキーホルダーの図案も、なんか使徒っぽいし。
でも逆ならともかく、古代人がエヴァを引用するということはありえないですね。
いずれにしてもカタカナ表記の遺跡はなぜかテンションが上がるなあ。
九州のチブサン遺跡なんかも行ってみたいです。
漢字を当てはめようがない出自がタマランのでしょうか。
北海道。2013年。
by apolro | 2013-05-30 18:43 | 旅の日々 | Comments(0)

今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。

by apolro