2013年 05月 30日
余市のフゴッペ洞窟にて。
その奇妙な名前の響きにも惹かれも一度行って見たかったところです。
これは昭和25年に札幌から海水浴に来ていた
中学生によって発見されたいわゆる壁画遺跡です。
時代は続縄文期の頃、約2000年ほど前のものらしく、
アイヌの遺跡であるとか、
ロシアの沿アムール文化の影響があるとかいわれているのですが、
いまだに決定的な答えは出ていないようです。
上の写真の崖の裏手から発見されたそうで、
実際に現物を見ても、遺跡保護のためなのでしょうがとにかく照明が暗くて、
老眼気味の眼にはツライものがあります。
興味深いのは、この巨大な羽の生えた人物像ですね。
博物館のお姉さんは、
「ネイティブアメリカンやイヌイットとの関連が検証されています」と説明してくれました。
つまり、シャーマンみたいなものを描いているということですね。
でも、僕がひと目見たときに思ったのは、
「これ、エヴァンゲリオンじゃん! こんなシーンあったじゃん!」でした。
でも逆ならともかく、古代人がエヴァを引用するということはありえないですね。
いずれにしてもカタカナ表記の遺跡はなぜかテンションが上がるなあ。
九州のチブサン遺跡なんかも行ってみたいです。
漢字を当てはめようがない出自がタマランのでしょうか。
北海道。2013年。