2013年 10月 15日
鉄道廃線跡を歩いてみた(その1/街から田園へ)。
偶然出会った鉄道廃線跡。
そのときは釣り優先だったのでチラ見した程度でしたが、
最近、あの廃線跡がそろそろ整理されるのではという噂を耳にして、
これはいかんとばかりに、
秋の一日、起点から終点まで旅してみました。
その鉄道は西武安比奈線。
その筋ではすごく有名な場所のようです。
起点は西武新宿線の南大塚駅。
西武新宿から急行で1時間弱の距離で、
駅は典型的な首都近郊のベッドタウン駅といった趣です。
いつ描かれたのかわからないような観光案内板に目をとおしてみると、
そこにはしっかりと「安比奈線」の文字が。
そいつはたしかに存在するようです。
ちょっとテンションあがりますね。
真ん中に積み上げられている枕木は車止めのつもりでしょうか。
架線柱はしっかり残っています。
線路端にはコスモス。秋ですね。
ここでは線路も完全に分断。
交通量が非常に多く、安比奈線現役のころには踏切があったのでしょうか。
横断歩道もなく、ここを越えるにはしばらく歩いたところにある、
歩道橋を渡る必要があります。
しかしこの歩道橋というシステム。
バリアフリーが強く謳われる昨今、
そろそろなんとかしてもいいのじゃないでしょうか。
このへんから、民家の裏手を抜けるようになります。
花やら野菜やら、格好の菜園として使われているようです。
渡れるのか? 大丈夫なのか? スタンド・バイ・ミーごっこなのか?
線路はまだまだ続きます。
埼玉県。2013年。