2014年 04月 20日
春の埼玉スタジアム。
実は今年の初参戦。
ホーム開幕戦でいきなり発生した、例の情けない事件の影響もあるのでしょう。
いまひとつ足が向かなかったのですが、
昨日は、いきなり思い立ち出かけました。
昼間の暖かい陽気もその気にさせたのでしょう。
そこそこよい席のチケットが手に入るのがうれしいような、かなしいような、
で、それほど並んでもいないチケット売り場の最後尾に並んでいると、
見知らぬ男性から、
「チケット1枚余っちゃってるんですけど、買ってもらえませんか」と声を掛けられ、
格安でチケットを譲ってもらえました。
こいつは春から縁起がいいですね。
チケットの席種名はすべて「暢久」しばり。
個人的には「暢久自由大人」が一番しっくりくるでしょうか。
対戦相手は川崎フロンターレ。
最近あんまり相性のよくないチームですね。
試合のほうは、川崎のねちっこいパスまわしに手を焼きつつも、
浦和はワンタッチパスをつなげてゴールに迫るという展開。
アクセントのようにときどきゴール前に放り込まれるボールに一喜一憂です。
結局、後半半ばに少ないチャンスもものにした浦和が、
そのままシャットアウトで逃げ切りました。
いやあ、お互いがお互いのストロングポイントを前面に出せた、
よいゲームだったのではないでしょうか。
最近ではまずまずの数字ではないでしょうか。
いつもなら雑踏が一息つくのを待つためもあり、
スタジアム前のアフターバーで
ビールの1〜2杯も引っかけてから帰路につくのですが、
(ゲーム中ももちろん飲んでるくせに)
この日は一人ということもあり、
さらには日中の暖かさとはうって変わった厳しい寒さに勝てず、まっすぐ帰宅。
おかげで電車は都心まで立ったままでしたとさ。
しかし、やっぱりスタジアムはいいな。
チケットも取りやすいことだし、今年はもっとふらりと行ってみよう。
ところで、僕にチケットを譲ってくれた男性。
「並びの席なんで、試合が始まったらまた会いましょう」と挨拶して別れたのですが、
結局来ることはありませんでした。
僕の隣りは最後まで空席のまま。
彼はひょっとして「これからはもちっと来るんじゃぞ」という、
フットボールの「席」の神様だったのでしょうか?
埼玉県。2014年。