2015年 10月 28日
屋久島と私とアストロ球団。
少年ジャンプで連載していた『アストロ球団』という漫画においてです。
山も島もまったく関係のないこの作品、
当時大人気を博した野球漫画でした。
ざっくり説明すると、
太平洋戦争中にフィリピンで非業の死を遂げた、
不世出の投手・沢村栄治の無念を受け継いだ超人たちが、
巨人をはじめとする日本球界に殴り込みをかけるといったお話です。
今でいうとちょっとトンデモ作品なのでしょうか。
魔球や秘打はもちろんのこと、
試合をするたびに必ず死人がでるんですよ。
このアストロ球団のメンバーを試合中、
合法的に皆殺し(!) にしようとする、
ビクトリー球団というのが登場するわけです。
そんなビクトリー球団に対抗するためには、
普通のバットではとても太刀打ちできない。
そこで、メンバーのひとりが屋久島に赴き、
あろうことか、縄文杉をぶった切って(!)バットを作ったのでした。
わあ、縄文杉切り倒しちゃったよ。
子供心にもちょっと心配しましたね。
その後、大人になって愛蔵版を読み直してみたところ、
その件はバッサリとカットされてたので、
やはり今の時代には不適切という判断だったのでしょうね。
少なくとも、僕の成長過程において、
かなり影響を受けた漫画でした。
あれから40年、
そんな憧れとトラウマが入り混じった屋久島にようやく上陸です。
鹿児島県。2015年。