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「渡し船部」、活動再開! その1

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約10カ月ぶりに「渡し船部」の活動です。
「部」といっても、部員はひとりなんだけどね。
今回目指すのは、
群馬県の千代田町と埼玉県の熊谷市を結ぶ「赤岩渡船」。
越える大河はここもやっぱり利根川です。
以前、群馬県伊勢崎市の島村渡船に乗ろうとしたときには、
最寄り駅から1時間ほど歩くことになったのですが、
今回はちゃんとバス時刻をチェックして万全です。
それでも一応乗るとき、
運転士さんに「このバス、赤岩渡船に行きますか」と尋ねたところ、
「ああ、波止場ね、行くよー」とのこと。
川の桟橋も波止場って呼ぶんだ。
乗ること約40分。

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バスはずいずいと進み、
最後は利根川の土手も登りきって「波止場」の目前で停車。

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「赤岩の渡し」の標柱もりりしく立っています。

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目の前に浮かんでいるこの船が渡し船でしょうか。
なんだか、作業船のように見えますが……。
さっそく詰所にいる船頭さんに声をかけると、
「今ね、波止場をちょっと工事していて、上流にしばらく行ったところから船出るんだ。俺たちは自転車でいくから、川原を歩いてきてくれるかい?」
と言い残すと、おじさんがふたり、土手の上を自転車で走っていきました。

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ひとりの客のためにふたりがかりで船を出してもらうなんて、
ちょっと申し訳ないなと思いながらしばらく歩いていたのですが、
歩いても歩いても、おじさんたちには追いつきません。
どこまで歩けばいいんだ? とちょっと不安になってきたころ、
後ろのほうからおじさんが息せき切って走ってきました。
「お客さん、行きすぎだって!」
どうやら、とっくに波止場を越えてしまっていたようです。
「今まで、たくさんお客さんを乗せてきたけど、ここまで歩いてきちゃった人は初めてだよ!」
恥ずかしいような、誇らしいような。

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とりあえず、ようやく渡船に辿り着き、
いざ出港です。
群馬県。2015年。
by apolro | 2015-11-28 13:46 | 渡し船部 | Comments(0)

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