2016年 01月 03日
お節料理のカタルシス。
家族の元気な顔を眺めながら酒を飲むようになったのだけれど、
毎年、イモウトがお節の力作を仕上げてくる。
そこそこ材料から作っているものが多くて、
師走の忙しいなか、
カンシンカンシン。
なので元旦に実家に来たところでの、
数々の料理を重箱へ詰める作業は
代わってあげようかなとも思ったのだけれど、
本人は実に楽しそうに、
まるで絵を描くか、花を生けるかのように仕上げている。
僕はお節料理を1回もつくったことはないのだけれど、
どうやらこの料理は、
各料理をこまごまと苦労して完成させ、
最後の最後に重箱に詰めるというところが
一番のカタルシスなのだなあと実感。
余計な気を遣って、
こっそり僕が僕流で重箱詰めをしてしまったら、
それこそ元旦早々、一家は大修羅場となるに違いない。
とりあえずはご苦労様です。
埼玉県。2016年。