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今年の釣り初めはワカサギ……。

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友人より「ワカサギ釣り行かない?」との誘いがあり、飛びつく。
場所は千葉県のダム湖。
しばらく前に、その友人は同じ場所で釣った美しいワカサギの魚体を
フェイスブックにアップしていた。
今年の釣り初め。
冬の釣りの風物詩、ワカサギ。
いいじゃないか。
ワカサギ釣りというと穴釣りのイメージが強いけれども、
近年は温暖化の影響により結氷する湖自体が少なくなり、
ここもボート釣りか岸釣りがメインだ。
まあボートを出すまでもなかろうと、
まずは岸から竿を出す。
水煙に煙る冬のダム湖も風情があってよいものだ。
竿を出して5分、10分、30分……。
どうにもアタリがない。
友人も「こんなはずじゃ……」と訝しがるが、
えてして釣り、とくにワカサギ釣りはそんなもの。
釣れていると聞いて出かけてみれば、
それは昨日までの話というのは少しも珍しいことではない。
この日もその例にもれなかったのか、
あちこち場所を移動しても結果は出ず、
ようやくの1尾目が出たのは11時近くだったろうか。

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今の時期のワカサギのサイズはまだこんなもの。しかし美しい魚体である。

しかしまったく釣れないのと1尾でも釣れるのでは、
モチベーションはまったく違う。
ワカサギがいることはわかったのだ。
釣りにも力が入るというものである。
ところが。
その後もアタリこそときどきあるものの、
釣ることはできず、
やがてそのアタリさえ遠のいてしまった。
友人はといえば、
見ていて気の毒になるほどに根掛かりを連発し、
ようやく回収したかと思えば、
今度は背後の竹藪に仕掛けを絡める始末。
これで集中力を持続させよというほうが難しい。
その後も場所移動を繰り返すも、
結局アタリが再来することはなく、
14時過ぎに納竿。
この日の釣果ワカサギ1尾。
1尾ですよ1尾。
ワカサギといえば一束(100尾)単位で数えることで知られる、
この魚を1尾……。
これはある意味、ボウズよりレアなのではないだろうか。
周囲の状況から敗因を推察するに、
この日のワカサギ君たちは、
気象条件の変化などにより深場に落ちていってしまっていたようだ。
リールと投げウキを使って沖目を狙っていた人たちは
快調に釣っておりました。
しかし延べ竿しか用意していなかった僕たちには手が出せず。
これも釣りである。
ちなみにわずか1尾とはいえ自分で釣った魚。
当初の想定とはまったく釣り合わない
オーバースペックのクーラーバッグに収納され、
しっかり持ち帰ってきた。
うーむ。

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明日は全長5センチほどのこいつを滅茶苦茶ていねいに料理してやろうと思う。
千葉県。2017年。
by apolro | 2017-01-07 18:56 | 旅の釣り、週末の釣り | Comments(0)

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