2017年 02月 03日
気象記号の「塵煙霧」って、こんな天気?
山のテントのなかで、
気象通報を聴きながら天気図をつけるということを
先輩からよくやらされたものです。
そこで放送される「テチューヘ」とか「ラワーグ」とか、
日頃あまり耳にしないアジア各地の測候所の地名を聞くたびに、
いったいどんなところなんだろうと、
山に居ながら心ここにあらずだったりして、
あれが、その後旅にのめり込んでいった要因のひとつかもしれません。
そしてラジオを聞きながら、
晴れとか雨とか各地から入電した気象情報を
記号で印していくわけですが、
そんななか、
実際には一度も使ったことのない天気図記号というのもあって、
たとえば「塵煙霧」とか「砂塵嵐」とかいったもの。
それぞれの記号はこんなデザインです。
ゴビ砂漠とか、ああいった地方専用なのではないかと、
当時は思っていたのですが、
昨日歩いた栃木県壬生町の天候は、
塵煙霧というのはまさにこういうこと
なんではないかいというような天気。
おりからの強風に畑の土があおられにあおられて、
遠くが黄色く煙ってよく見ません。
顔には土粒が当たるわ、
道をまっすぐ歩くのにも難儀するわで、
なかなか閉口しました。
これで根無し草でもコロコロと転がってきてくれたら、
それはそれでちょっとカッコいいのかもしれませんが。
栃木県。2017年。