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気象記号の「塵煙霧」って、こんな天気?

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高校生のころは、
山のテントのなかで、
気象通報を聴きながら天気図をつけるということを
先輩からよくやらされたものです。
そこで放送される「テチューヘ」とか「ラワーグ」とか、
日頃あまり耳にしないアジア各地の測候所の地名を聞くたびに、
いったいどんなところなんだろうと、
山に居ながら心ここにあらずだったりして、
あれが、その後旅にのめり込んでいった要因のひとつかもしれません。
そしてラジオを聞きながら、
晴れとか雨とか各地から入電した気象情報を
記号で印していくわけですが、
そんななか、
知識としては知っていても、
実際には一度も使ったことのない天気図記号というのもあって、
たとえば「塵煙霧」とか「砂塵嵐」とかいったもの。
それぞれの記号はこんなデザインです。

気象記号の「塵煙霧」って、こんな天気?_f0217617_15174297.jpg
日本でこれが入電されることってあるのだろうか、
ゴビ砂漠とか、ああいった地方専用なのではないかと、
当時は思っていたのですが、
昨日歩いた栃木県壬生町の天候は、
塵煙霧というのはまさにこういうこと
なんではないかいというような天気。
おりからの強風に畑の土があおられにあおられて、
遠くが黄色く煙ってよく見ません。
顔には土粒が当たるわ、
道をまっすぐ歩くのにも難儀するわで、
なかなか閉口しました。
これで根無し草でもコロコロと転がってきてくれたら、
それはそれでちょっとカッコいいのかもしれませんが。
栃木県。2017年。

by apolro | 2017-02-03 15:21 | 旅の日々 | Comments(0)

今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。

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