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ブドウの枯れ葉に謎の物体。

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家の西側の外壁には、
真夏の強烈な西日対策としてブドウのツタを絡ませているのだけれど、
11月も下旬に入ると葉はさすがに紅葉も終えて、
はらはらと散りはじめる。
そんな枯れ葉をチマチマと拾い集めているときに、
謎の物体を発見した。
枯れ葉の上になにやら泡状のものが付着している。
一瞬、アワフキムシがつくる泡の巣かとも思ったが、
季節的に合わないような気がするし、
そっとさわってみたら、
そもそも触感がまるで違う。
あんな水気を含んだいかにもな泡でなく、
こいつは乾燥していてしかもけっこう固い。
乾燥した状態のお麩に近いだろうか。
もし内部で虫が冬越しをしていたら申しわけないなと思いつつも、
好奇心には勝てず思いきって半分に開いてみる。
枯れ葉にけっこうしっかり張りついているのをはがす。
そしてムリムリッという感じでふたつに割った内部には、
幸か不幸か虫の姿はなかった。
中心部には細かな粒子状のものがつまっているだけ。

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そこでふと思った。
これはもしかして粘菌の仲間ではないだろうか。
粘菌というとその字面から
ついついアメーバ状のネバネバした姿をイメージしてしまうが、
図鑑などを見ると、
キノコのような美しい形状をしたものあったはず。
もしかしたらそのなかの一種かもしれない。
東京都。2017年。
by apolro | 2017-11-27 11:09 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

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