旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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2018年正月風呂難民四湯目、中野『千代の湯』。

f0217617_1285454.jpg
朝方電話があった。
相手は給湯器の修理業者。
「遅くなりましたが、本日4時くらいにお伺いしますので」とのこと。
それを耳にしたとき、
「なんだよ、その時間帯に銭湯行こうと思ってたのに……」と、
一瞬、完全に本末転倒なことを考えていた自分に気づく。
そんなこともあって今日の銭湯行脚は暗くなってから。
場所は中野の『千代の湯』。
わが家からだと徒歩20分、
中野駅からなら10分といったところだろうか。
正月も明けて営業を再開した中野飲食店街を抜けてゆく。
『ゴルゴ13』のさいとうプロって
こんなとこにあったのかと思いながら大久保通りを東へ。
紅葉山公園の先をちょっと右に入ったところに千代の湯はあった。
破風造りで入口から男女別れる昔ながらのスタイルだ。
番台でお金を払うとすぐに脱衣所で、
その先が浴室。
洗い場が並びその奥に浴槽と、
こちらもシンプルそのもの。
先客は親子連れがひと組のみ。
もしかしたら銭湯道の先達が多い開店直後よりも、
黄昏時のほうが銭湯は空いているのかもしれない。

f0217617_129142.jpg
下駄箱もガラガラで七番の下足札をゲット。
浴室に入って身体を洗おうと桶を手にすると、
なんと木桶だ。
これまで入ったところはみんな
ケロリンのポリエチレン製桶だった。
自宅でも使っていたことあるけれど、
木桶って小まめに干さないとカビが生えるんだよね。
干しすぎると今度がタガが緩むし。
手入れ、大変だろうな。
熱めの浴槽に入り、
フーッと息をついて、
壁を見上げればペンキ絵は富士の高嶺。
脇に「西伊豆・雲見より」と書かれている。
いわれてみれば雲見海岸から見る富士はたしかこんなだった。
手前には夫婦岩もあったし。
そのまま高い屋根へ目線を移す。
銭湯の気持ちよさというのは、
広い湯船はもちろんそうだけれど、
この高い、開放的な空間も大きな要素なんだろうな再認識。
入浴後、
脱衣所でビールを飲みながら(この銭湯でもビールを売っていた!)、
番台のご主人に話しかける。
千代の湯の歴史はかれこれもう60年以上。
「そのころは周りはみんな畑だったよ」という、
ある意味ド定番な昔話に続き、
「脇を通ってる桃園川緑道(荻窪から神田川方面へ至る緑道)だって、当時はまだ川だったからね。澄んだ水が流れていたよ。ある年に大水が出て、あなたの腰くらいまで水があふれてね。それで土管が埋められて暗渠になっちゃった」
そんなきれな川が中野、高円寺界隈に流れていたのか。
「えっ、えっ、そこにはどんな魚がいました?」と
多少興奮気味に訪ねると、
「さー、そこまではわかんないねー」との答え。
……失礼しました。
前述のごとく、
この日わが家の給湯器は交換されて、
風呂難民生活は終わった。
けれどもこの数日ですっかり銭湯の魅力を知ってしまった
銭湯道白帯のおじさんは、
これからも週に一回くらいは銭湯行脚を続けようと思ったのだった。
東京都。2018年。
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by apolro | 2018-01-06 12:13 | 銭湯行脚 | Comments(0)
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