旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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硫黄島で出会い、伊平屋島で再会。

f0217617_10503978.jpg
6時間前に飛行機の窓から眺めた島が、
ようやく目の前に近づいてきた。
南北に約13キロ。
平地と山並みが入り組んだ細長い島だ。
伊平屋島の港では若い友人が迎えに来てくれていた。
彼とは2年前、
鹿児島の硫黄島で初めて出会った。
僕が硫黄島を訪れた時期に、
彼はやはりジャンベ留学で島に住み着いていたのだ。
ジャンベというのはアフリカの太鼓の一種。
硫黄島は縁あって、このジャンベを介在した留学制度を持っていた。
くわしくは過去の旅日記を。
「硫黄島とジャンベと贅沢な夜(http://apolro.exblog.jp/25120594/)」
その後、彼は結婚し、
故郷の伊平屋島に戻り、
そして子どもまで授かっていた。
いやはや、
若者の人生は猛スピードで進んでゆく。
今回は彼の家に厄介になることになっていた。
小さな子どものいる家に泊まりに行くという、
こちらは非常識なオジサンである。
ただ、泊めてもらうのは彼らが暮らしているのとは別棟で、
今は誰も住んでいない空き家というのがせめてもの救いだ。
「古い家なんですが……」と彼が連れてきてくれたのは、
沖縄の伝統建築様式をした一戸建てだった。

f0217617_10513441.jpg
赤瓦の低い屋根、窓が広く風通しのよい構造。
正面に立っている衝立状のものは「ヒンプン」だろう。
これはマジムンに代表される悪いもののけが
家に入ってくるのを防ぐ役割があるらしい。
沖縄の伝統家屋に泊まれるのがうれしくて、
僕は思わず「おおっ」と低い声を上げていた。
室内の正面には沖縄様式の大きな仏壇が祀られていた。
仏壇とは呼ばれていても、
これは仏教信仰ではなく、
いわゆる祖先崇拝のための祭壇だ。
僕が到着した1月の16日は、
ちょうど祖先が家に帰ってくる日だそうで、
仏壇には立派な食事が供えられていた。
祖先はこの日から20日まで、
いわゆる二十日正月と呼ばれる日まで家に滞在するのだそうだ。
そして僕は19日まで同じ部屋で厄介になるのだった。
ご先祖様、よろしくお願いいたします。
沖縄県/伊平屋島。2018年。
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by apolro | 2018-01-22 10:55 | 旅の日々 | Comments(0)
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