旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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2018年銭湯行脚十一湯目、不動前『松の湯』。

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安吾忌を過ぎても銭湯行脚。
2018年銭湯行脚十一湯目は不動前の『松の湯』。
目黒線の不動前駅からほど近く、
目黒不動からも10分ちょいの距離ではないだろうか。
そこを今回は五反田駅から歩く。
五反田駅前から続く第二京浜の広い歩道をてくてくと。
まわりにはビルが建ち並び、
こんなところに銭湯があるのだろうかと若干不安になりつつも、
東京卸センターの裏手に回ったあたりから、
急に古い住宅街が広がりだす。
一見ビルだらけの東京でも、
国道をちょっと裏手にまわるだけで、
こんな街並みが残るんだなあ。
その間を縫うように歩いたところに『松の湯』はあった。
おお。
これまた立派な宮造り。
何も知らない外国人旅行者だったら、
本当にお寺と勘違いしてしまうのではないだろうか。
入ってすぐのところにフロントがあって、
そこでおばちゃんにお金を払ってから、
男女それぞれの暖簾をくぐってゆく。
格天井の脱衣所から木枠のガラス戸を横に開いて浴場へ。
地元のかただろう、
なかにはすでに4人ほどの先客がいた。
木桶にお湯を張り、
身体を洗ったうえでさあ入浴。
浴槽は三つに分かれている。
左のは下から泡がブクブクと湧きだしている泡風呂。
中央は側面からいくつもの水流が噴射されており、
誰も入っていないと、
鳴門の渦潮よろしく渦を巻いている。
右手は通常の静水、フラットウォーター。
まだ誰も入っていないのだろうか、
波ひとつ立たず水面はまるで鏡のようで、
三者三様それぞれの対比がおもしろい。
泡風呂は思ったよりも深く、
腰くらいまである。
縁沿いの一段高くなっているところに座ればちょうどよいが、
底に座ったら絶対に溺れる深さ。
湯船に落ち着いて場内を眺めれば、
木枠のガラス戸は入口だけでhなく、
銭湯独特の、
高いところに据えられた窓もすべて木枠なのに気づく。
メンテナンス大変だろうな。
銭湯絵は定番の富士山だが、
構図がちょっと変わっている。
富士山の手前にそこそこの山並みが続き、
そのさらに手前には湖。
果たしてどこから眺めた富士だろう。
風呂から出た後にトイレに行きたくなって、
「トイレ」と書かれた扉を開いたら、
いきなり縁側に出てびっくり。
トイレは縁側の突き当たりなのであった。
帰り際にフロントのおばちゃんに尋ねたところ、
現在の建物は昭和36年に建てられたものだそうだが、
銭湯自体は昭和初期の創業らしい。
その間にも一度立て直しがあったそうだ。
年期の入った建物をしっかり手入れしつつ
維持していることへの誇りを見せながらも、
「この商売も最近は大変でねえ、果たしていつまで続けられるか……」
と語るおばちゃんはちょっと淋しげだった。
そんなこと言わずにいつまでも頑張ってくださいな。
黄昏どきの外に出ると、
向かいにあるグラウンドから、
野球の練習に勤しむ子どもたちのかけ声が遠く響いていた。
東京都。2018年。
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by apolro | 2018-02-19 10:52 | 銭湯行脚 | Comments(0)
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