2018年 08月 10日
映画『モンスターズ/地球外生命体』を観た。
地球外生命体のサンプルを入手した探査機がメキシコ上空で大破。
メキシコの北半分は地球外生命体の汚染地として隔離される。
そんななかを自国へ帰るべく北上するアメリカ人のロードムービー。
低予算のモンスターパニック映画の類かと思ったら、
全然違ってびっくり。
地球外生命体を駆除するためにアメリカ軍が空爆を行い、
その巻き添えで何千人もメキシコ人が死んだり、
地球外生命体というという外来種の侵入によって、
これまでの地球の生態系が汚染されはじめたりと、
いろんなテーマを封じ込めている。
地球外生命体を防ぐために、
アメリカがメキシコとの国境沿いに巨大な壁を築くくだりなんて、
トランプはこの映画を参考にしたんじゃないかと思うくらい。
低予算でもおもしろい映画は作れる!という点で、
若き日のスピルバーグの傑作『激突!』を思い出してしまった。
2010年のイギリス映画。
2018年。東京都。