旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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僕の背中とつきあったザックたち。グレゴリーの『デイアンドハーフ・パック』。

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グレゴリーの『デイアンドハーフ・パック』。
その名の通り、
デイパックをひとまわり大きくしたサイズのパック。
デイアンドハーフといいつつも、
これに当時のキャンプ道具から食料からを詰めるのは、
ちょっと厳しかったような気がする。
このザックと一緒の旅で一番思い出深いのは、
1989年年末、ベルリンの壁からプラハのビロード革命を辿ったときだ。
東ドイツから始まった民主化の波の音を東京で聴きながら、
どうにも我慢できずに仕事を3週間休んでベルリンへ飛んだ。
さすがにキャンプ道具は持っていかなかったが、
冬の東欧とあって防寒には気を遣った記憶がある。
ベルリンのユースホステルに数日滞在し、
そこから崩壊したベルリンの壁を越えて東ベルリンへ。
さらに鉄道でプラハへ。
プラハではパブで知り合いになった大学教授の紹介で、
ロックアウト中の大学の教室に一週間泊めてもらうことができた。
当時のプラハは毎夜デモが行われていて、
後に大統領になる劇作家のハヴェルや、
1964年の東京オリンピックで人気になった女子体操選手のチャスラフスカ、
そして『カッコーの巣の上で』や『アマデウス』の監督で、
アメリカ合衆国に移住していたミロス・フォアマンなど、
共産主義体制下で冷や飯を食わされてきた著名人が、
続々とデモに姿を見せていた。
プラハ滞在中に、
今度はルーマニアで革命が始まったと知り、
慌ててブカレスト行きのチケットを入手しうようとしたのだが、
すでに国境は閉鎖されていた。
残念ではあったが、
ご存じのようにルーマニアの革命は、
銃弾が飛びかう熱い革命となってしまったので、
結果としては正解だったのかもしれない。
やむなくプラハからは西ドイツのニュールンベルクへ。
さらにフランクフルトへ。
フランクフルトの映画館では、
どういう巡り合わせか、
『ブラックレイン』、『ミステリー・トレイン』という、
会話の多くが日本語で交わされる映画が公開中だった。
そしてそんな旅の間中、
この『デイアンドハーフ』はいつも僕の背中にあった。
東京都。2018年。
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by apolro | 2018-11-18 17:50 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)
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