巡礼五日目。
昨日の午前中だけ隠れていてくれた太陽も、
この日は朝から全開。
まさに『太陽がいっぱい』、
というか『太陽はもういっぱい』。
いつものより休息のペースを倍に増やし、
こまめに水を飲み、
さらには塩を舐めつつようやくこの日のゴールである、
マソンという集落へ。
やあ、
これで今日も一安心と思いつつ、
シャワーを浴びてビールなんぞを飲んでみたりもしたのだが、
やはり身体に無理を強いていたようで、
胃腸系の調子が悪化。
さらには夕方からは熱が上がってきた。
これはいかんと、
宿のおばちゃんに氷枕を借り、
薬を飲んでベッドに横になって、
一気に朝までにカタをつける。
おばちゃん手料理の夕飯が食べられなかったのは、
なんとも残念だったがしかたがない。
翌朝には熱も下がったうえに、
天候も曇り空。
さらにこの日の移動距離は10キロちょっとなので、
のんびりゆっくりと次の街を目指したのだった。
写真は道中で一緒だったフランス人家族。
若くて体力がある順から先行し、
最後尾のお父さんは、
先頭の娘から「パピィ、早く!」とあおられている(たぶん)。
ご同輩、頑張りましょう。
マソン/フランス。2019年。