2019年 07月 06日
フランス南西部ソーセージ話。第二話。
マダムがひとりで運営しているようだった。
ここでも夕飯のメインにはソーセージ的なものが。
「召し上がれ。アヒルのソーセージよ!」
美味しそうではないか。
そこで僕も、
なんかしら気の利いたことでもいえないかと思い、
「そういえばここの前に寄った、トゥールーズにもソーセージの料理ありましたよ! ソーセージと豆を煮込んだ、たしかカスレとか……」
そんな言葉を遮るかのようにマダムは、
「違うのよ。トゥールーズのは豚のソーセージ、コンドンのはアヒルのソーセージ。違うの」
あー、すいません。
ソーセージに関しては、
もう二度と余計なことを口走るまいと思った夜でした。
コンドン/フランス。2019年。