
すっかり更地になってしまった近所の洋館跡。
昨晩ほろ酔い気分で脇を通るとなにやら物音が。
耳をそばだてて聴いてみればこれはカエルの鳴き声だ。
おそらくはヒキガエルだろう。
ここ数日の暖かさで彼らもすっかり目覚めたか。
でもなんでこんな更地でと思ったが、
たぶんあの洋館の一角には池でもあったんではないか。
そこでカエルたちは毎年産卵していたのではないか。
春の喜びとともに久しぶりに訪れてみれば、
池はおろか草一本生えていない赤茶けた土地。
なんだか切ない話だなあと思ういっぽう、
それでも彼らこれから新天地を求めて旅立つんだろうと思うと、
やっぱり自然はたくましい。
うちの睡蓮鉢に来てもいいけど、
オタマジャクシのままでいつまでそこれ暮らせるかはちょっと責任もてません。
東京都。2026年。