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旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。
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2018年 03月 06日 ( 1 )


2018年銭湯行脚十二湯目、北千住『タカラ湯』。

f0217617_11272862.jpg
啓蟄を迎えても銭湯行脚。
2018年銭湯行脚十二湯目は北千住の『タカラ湯』。
北千住にかぎらず城東地域はいまも多くの銭湯が商売をを続け、
昔ながらの建物で頑張っているところが多いようだ。
ここ北千住には今回訪れた『タカラ湯』以外にも、
名銭湯と呼ばれる銭湯があり、
ついつい銭湯のハシゴをしたくなってしまうが、
そこはグッと我慢。
「銭湯は一日一軒まで」
高橋名人ならきっとそういうね。
タカラ湯は北千住駅からはちょっと離れていて、
歩いて約20分といったところ。
ただし道を間違えなければ、
途中で曲がるのは一箇所のみ。
駅前から続く広い通りから、
クルマ一台がやっとというような細い路地に入って、
ずんずんと直進していけば、
やがて正面に野太い煙突が直立しているのが目に入り、
いやがうえにもテンションは高まってくる。

f0217617_11265556.jpg
破風造り建築の入口正面には、
立派な七福神の木彫りが掲げられている。

f0217617_1128263.jpg
タカラ湯という名前と関わっているのだろう。
その脇には弓矢がぶら下がっていて、
これは江戸時代から伝わる銭湯の目印なのだそうだ。

f0217617_11283153.jpg
フロントでお金を払って脱衣所へ。
格天井の脱衣所ではオリンピックが中継されていて、
湯上がりのおじさんたちが、
何人もそれを見入りながら湯上がりをくつろいでいる。
大きな外観に比例して浴室も広い。
洗い場も30席はありそうだ。
浴槽は五つもあり、
それぞれ泡風呂や赤外線風呂、電気風呂、柚子湯などと泉質も豊富。

f0217617_11301461.jpg
入口に掲げられた各種お風呂を案内する看板の書体が、
なんだか懐かしくてホッとする。
男湯は手がかけられた日本庭園に面しており、
その手前には縁側が延びている。
季節のよいときに、
ここで湯上がりを過ごしたらさぞかし気持ちがよいだろうな。
銭湯絵は立山連峰と北陸新幹線。
聞けば富山の北日本新聞社との提携で描かれたのだという。
その脇にもうひとつ絵がかけられていて、
こちらはなんと地獄絵図。
「まるで地獄のようだ」という比喩的表現ではなく、
まさに地獄の絵。
閻魔大王の裁きを受けた人間たちが、
鬼にちょん切られたり、
臼で突かれたりしている。
これはもしかして、
今自分が湯に浸かって極楽気分でいられることを
確認するための仕掛けかと思ったがさにあらず。
こちらは東京メトロとの期間限定イベントによるもので、
北千住の勝専寺に、
閻魔大王像が安置されていることに由来するのだそうだ。
湯を出てフロントにある休憩スペースでビールをプシュッ。
見れば置かれているビールはキリン一番搾りの『取手づくり』。
おお、そうであった。
北千住から常磐線を伝っていけば取手に至るのだなと実感。
東京都。2018年。

by apolro | 2018-03-06 11:32 | 銭湯行脚 | Comments(0)