旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。
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2018年 04月 23日 ( 1 )


2018年銭湯行脚十八湯目、日暮里『玉の湯』。

f0217617_10495852.jpg
2018年銭湯行脚十八湯目は日暮里の『玉の湯』。
たしかこのへんのはずだけどと、
何本も並ぶ細い路地を覗きながら探してみるも、
なかなか見つからず。
おかしいなあと、
そのうちの一本に足を踏み込んでみてようやく発見。
普通だったら銭湯の入口は道路に直に面しているものなのに、
ここは道路から数メートル奥まっていて、
飛び石伝いに入るようになっている。
これじゃあ通りを覗いただでではわからなはずだ。
併設のコインランドリーが辛うじて目印になった。

f0217617_113339.jpg
入口の傘箱前に停められたシルバーカー(でいいんだっけ?)が、
現代の銭湯事情を象徴しているようだ。
番台に座るおばちゃんにお金を払って脱衣所に。
この日背負っていたバックパックがロッカーに入らなかったので、
おばちゃんに事情を説明すると、
ロッカーの上に置いておけば見ていてくれるとのこと。
もちろん貴重品はロッカーにね。
番台にはこういったメリットもある。
浴室に入ってまずは体を洗うべく、
風呂桶に溜めようとしてちょっと面食らった。
目の前にふたつ並ぶお湯と水の蛇口。
これまでに訪れた銭湯では、
ほぼ100%左が水で右がお湯だと思っていたのだが、
ここは逆。
左がお湯で、つまりはいきなり水を浴びてしまった。
穏やかな陽気の季節でよかった。
ちなみにポリ製の風呂桶はケロリンではなく、
シンプルに温泉マークだけが描かれたもの。
銭湯絵は富士山だが構図がちょっと変わっている。
富士山の麓から流れてきた大きな川が、
絵の一番手前で落差はさほどでないものの、
幅広い滝をつくっている。
富士山の中腹には雲がかかり、
その上に顔を覗かせている頂上部は見事に真っ赤。
七合目から上だけが赤富士だ。
銭湯絵の手前には小さめの浴槽がふたつ。
どちらもバイブラとかマッサージジェット風呂とか、
いわゆる泡風呂になっている。
空いていたこともあって、
マッサージジェット風呂というのにじっくりと浸かり、
ここのところ多かった歩き仕事の疲れを癒やす。
タイル貼りの浴室は年季を感じさせるが、
それでもていねいに掃除をしているのだろう。
清潔な印象だ。
風呂から上がって、
番台のおばちゃんに荷物チェックのお礼を言ったついでに、
この銭湯がどのくらい続いているのか聞いてみると、
「さあねー。あたしはもう50年ここに座っているけれど、その前はどのくらい続いていたことやら。」
僕より明らかに年長のおばちゃんは、
そういいながら「あっはっはー」と快活に笑うのだった。
東京都。2018年。

by apolro | 2018-04-23 10:53 | 銭湯行脚 | Comments(0)