
天売島をぐるりと徒歩旅行中、
路傍にこんな看板が立っていた。
「まむしに注意」かあ。
マムシは北海道から九州まで広く分布しているとされているので、
こんな北の小さな島に生息していても不思議はないのだけど。
でも経験則からいうと、
マムシって沢筋だったり湿気が強かったりする
ところにいるイメージがある。
その点、
ここは島のなかでもかなり標高が高いほうに近く、
周辺には水回りの気配はない。
こんな場所に果たしているのかしらと、
怪訝に思いながら歩いていると、
あらあら。
いきなり現れましたよ。
路上に堂々と。

たしかにこの模様はマムシですね。
こんなところにのこのこと顔を出しているのは、
やはり冬眠から醒めたばかりで、
日光で体を温めたいのだろうか。
そしてマムシの頭って
もっと禍々しく大きい気がしたのでけれど、
こいつはさほどでもない。

雌雄の別や幼体だったりで個体差があるんだろうか。
この時期、
島のおばちゃんたちはワラビやフキの収穫に余念がなく、
けっこう山野に踏み込んでいる。
気をつけてくださいね。
北海道。2018年。