旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


今日の旅、昔の旅、そして狭間のよしなしごと。
by apolro
カテゴリ
最新の記事
記事ランキング
以前の記事
ブログとサイト
マイナー鉄道とイタリアを愛する駄菓子さんのブログ
いつも旅ごころ

黒くて大きな動物たちと暮らす詩人姐さんのブログ
トチの贈り物

高円寺「清浄」のシェフ・melさんのブログ
melのブログ

高円寺のアートなブックバー「ブラインドブックス」のブログ
BLIND BOOKS

高円寺のヘビーユースな庶民派バー「GOODY」のサイト
Dram shop GOODY

廃墟&脱力系サイト「ポンチハンター」さんのサイト
ポンチハンター

航空フォトグラファーにして文章も達者な阿施光南さんのブログ
風の探検隊

旅と読書とイタリアと鉄道と。ikeさんのブログ
ike blog

*ブログ内の写真、文章の無断転載はお断りします。
最新のコメント
最新のトラックバック
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
花の都市という異名を持つ..
from dezire_photo &..
祭壇画の秘宝「神秘の仔羊..
from dezire_photo &..
重要文化財・三重塔のある..
from dezire_photo &..
古代ローマの水道橋と旧市..
from dezire_photo &..
星を継ぐもの ジェイムズ..
from 粋な提案
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
ライフログ
画像一覧

高円寺民話「おばあちゃんの恩返し」。

f0217617_15245780.jpg
高円寺の駅前にあるドラッグストアにて。
地下1階にある売り場で、
ひとりのおばあちゃんが、
洗剤やらなにやら、
そこそこカゴ一杯に買い物をして、
杖をつきながらヨタヨタと階段を登っていた。
見るからに危なっかしいので、
階段の上まで運んであげた。
そんなのこっちにとっては、
なんてことないことだしね。
でもおばあちゃんは、
「どうもありがとうございます」と、
何度何度もお礼をいうので、
ちょっと恥ずかしくなって早々に店を後に。
次に寄ったのはスーパーマーケット。
いつも買っているコーヒー屋さんが定休日だったので、
ここでコーヒー豆を買うことにした。
コーヒーを一袋だけもってレジに並ぶと、
前にいたのはさっきとは別のおばあちゃん。
こちらのおばあちゃんもそこそこ買い物はしていたが、
ショッピングカートを持っているし、
元気そうでもある。
そのおばちゃんが、
コーヒーをひとつだけ持って並んでいる僕を見るや、
「あらあなた、買い物それだけなの?」と聞いてきて、
「それならいいわよ。あたしより先にレジすませて!」と、
順番を代わってくれた。
当初は「大丈夫です大丈夫です」と断ったが、
あんまりそこで時間を費やしているのも、
後ろに並ぶ人に迷惑と思い、
最後はありがたく順番をゆずっていただいた。
きっと僕たちの知らないところで、
「高円寺おばあちゃん連絡会議」というのがあって、
さっきのドラッグストアの件が、
このおばあちゃんに緊急情報として伝わっていたんだな。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-22 15:26 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

16歳の北アルプス。

f0217617_15425917.jpg
昔の写真を整理していたら、
懐かしい一枚が現れた。
時代はおそらく1980年。
場所は北アルプス。
穂高岳山荘あたりではなかろうか。
高校1年のときの山岳部夏合宿。
ごつい革製の登山靴に、ウールのニッカボッカ。
そのくせ上はコットンのTシャツ一枚という、
今から考えるとメチャクチャバランスの悪いコーディネートだね。
写真はモノクロだけど、
時代はさすがにカラーだったよ。
同じ山岳部のマツヤマ君が写真が趣味で、
それに感化されて僕もモノクロ写真を撮ったのではなかったか。
あるいはただ単にフィルム、焼き増しともに安かったのが理由だったかも。
なんでこんなにピンぼけなのかは不明。
この後、三俣山荘まで縦走したところで、
天候が悪化。
この服装の上に、
透湿性皆無のハイパロンのレインウエアを着て、
新穂高温泉までエスケープしたのだった。
雨と汗とで全身びっしょり。
温泉で息を吹き返し、
ロッカーに放り込んでおいたそれまで着ていた服の悪臭に、
卒倒しそうになった。
1980年。岐阜県。
[PR]

# by apolro | 2018-09-21 15:46 | 旅の日々 | Comments(0)

今日の昼ごはん:チキンレバーとズッキーニのカレー。

f0217617_1453552.jpg
ときどきレバーをたくさん食べたくなることがあるのは、
鉄分が不足しているのか、
はたまた肝臓に負担がかかっているのか。
そんなときによくつくるのが、
チキンレバーを主体にしたカレー。
熱した油に刻んだニンニクとショウガ、クミンシードを投入して、
よく香りを出す。
そこに適当な大きさに切ったチキンレバーを入れて炒める。
木べらなどでレバーを潰しがちに炒めると、
ご飯と合わせやすくなりますね。
レバーに火が通ったら、
ピーマンとズッキーニを追加。
パプリカ、ターメリックにカエンペッパーを加えて、
さらに炒めてゆく。
ここでトマトを加えると、
ウエットな感じになるのだけれど、
最近トマト高いし缶トマトも切らしていたので、
今回はなし。
ものは試しにと、
トマトケチャップを隠し味的に使ってみたら、
ぐっとコクが出てちょっとびっくり。
もしかしたらチャッネ的な役割を果たしてくれたのかしら。
最後に塩とブラックペッパーで味を整えて、
香りづけにガラムマサラをひと振りすれば完成です。
お昼つくるカレーは、
こんなふうに短時間でできるものばかり。
これも炊飯器のスイッチを入れてからつくりはじめて、
ご飯が炊きあがるときには完成していました。
さあ、レバーをワシワシ食うぞ。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-20 14:07 | 今日の昼ごはん | Comments(0)

2018年銭湯行脚三十八湯目。金町『金町湯』。

f0217617_1023135.jpg
2018年銭湯行脚三十八湯目は金町の『金町湯』。
JR金町駅南口から亀有方面へ線路を戻るように歩くこと約10分。
右手に立派な宮造りの金町湯が現れた。
時間はまだ夕方明るい時間だが、
前にはもう何台も自転車が無造作に停められていて、
自転車通勤?のお客さんが多いことがうかがえる。
番台で上品そうなおばあちゃんに湯代を払う。
番台式なので、
くるりと番台から振り返ると、
ふつうそこは脱衣場なのだが、
ここには、その先にさらにもう一枚暖簾がかかっている。
番台から脱衣場への視野を少しでも妨げようという気遣いだろうか。
元来、番台には脱衣場で人様のものに手を着ける不届き物がいないか
監視するという役割もあったと思うのだが、
もはやそんな時代でもないのだろう。
まあ、フロント式の銭湯が圧倒的に増えてきたことだしね。
格天井と燻されたかのように茶色い大柱。
そしてそこにかかる大きな柱時計。
昔ながらの銭湯のスタンダードな眺めだ。
浴場に入ってまず眺める銭湯絵は富士山。
そして松をのせて波間に浮かぶ小島たち。
向かって左側にはちょっとした岩峰も見える。
洗い場は全部で20というところか。
お風呂は下から泡がブクブク沸き立つ系と、
ぐるりと湯船全体にひとつの渦を巻いているもの。
この手の湯船に入ると、
今でも渦の中央に陣取りたいと思うのは、
我ながら子どもっぽいな。
そしてサウナ。
上がり際に水シャワーでじっくりと身体を冷やす。
これをしないと風呂を出てから汗が引かないんだ。
帰りに番台のおばあちゃんに尋ねたところ、
この銭湯の創業は昭和二年。
「もうこんなだから、強い風が吹いたら倒れちゃうんじゃないかと心配で……」
いやいやまだまだ全然大丈夫でしょ。
もっともっとキワドイところ、
いくつか見てきましたよ、僕。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-19 10:24 | 銭湯行脚 | Comments(0)

猛暑を乗り越えトケイソウ開花。

f0217617_11535252.jpg
今年の猛暑で弱り気味だったトケイソウだが、
ここ数日の涼しさからか一気に開花。
トケイソウはもともと熱帯のほうの植物だと思うが、
そんな彼女にとっても、
今夏の暑さは厳しかったようで。
しかしこのトケイソウもずいぶん長生きしてくれている。
かれこれ10年は経つのではないだろうか。
当初、寒い冬は部屋に避難させていたが、
ある年、試しに外で過ごさせたところ無事に春を迎えてくれた。
それ以来、ずっと外。
もはや部屋に運び込むのは物理的に無理なほど生長した。
これがクダモノトケイソウなら、
毎年パッションフルーツが収穫できるのかもしれないが、
残念ながら普通のトケイソウのようだ。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-18 11:54 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

ライチョウの家族。

f0217617_11134266.jpg
天候が芳しくないときの山歩きは、
展望が効かないのが残念だが、
そのいっぽう、楽しみなこともある。
ガスに巻かれたハイマツ帯の稜線を歩いていたときのこと。
こんな天候のときは「出る」んじゃないかなあと思っていたら、
案の定、出ました。
ライチョウ!
晴天の日よりも警戒心が薄くなるようで、
ハイマツから出てくることが多いのだ。
それも一羽ではない。
二羽、三羽、四羽も!
おそらく彼らは家族。
初夏にはまだよちよち歩きであっただろうヒナたちも、
もう親鳥と同じ大きさに育っており、
もはや誰がお母さんかもわからない。

f0217617_1114349.jpg
足元はすでに白い冬毛に変わりつつある。
冬がくるまでには親離れをするらしいので、
彼らが一緒に暮らすのもあとわずかな日々だ。
みんな、
どうか立山の厳しい冬を頑張って乗り越えてね。
富山県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-17 11:15 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

ミツバチのようにヘリが飛ぶ。

f0217617_18225669.jpg
9月半ばの剱・立山連峰。
山小屋の小屋番をして、
「7月から8月にかけてはあれだけ天気がよかったのに……」
と嘆かせるほど、
8月下旬から9月に入ってからはほとんど晴天がなく、
山域は濃いガスに包まれていた。
今回泊まった内蔵助山荘に至っては、
もう9日間もヘリコプターによる物資搬入がキャンセルになるほどで、
ついには若手のボッカによる食料の荷揚げも始まっていた。
翌朝。
ようやくガスが晴れて、
今日こそはヘリが来るかもしれないという連絡があり、
にわかに山小屋が活気づくなかを僕たちは出発。
それから1時間ほど登った別山の山頂から山域を見渡すと、
どこの小屋もヘリの飛来を心待ちにしていたのだろう。
室堂から山域にあるあらゆる山小屋へ、
何度も何度も往復を繰り返すヘリの姿が確認でき、
その光景はあたかも花粉を集めて巣に持ち帰る
ミツバチたちのようであった。
富山県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-16 18:24 | 旅の日々 | Comments(0)

旅の終わり。

f0217617_11595021.jpg
2017年のサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼旅は、
フランス南西部の街・モワサックをゴールとしていた。
それまで2週間以上歩き、
いよいよモワサックまであと小一時間というところで、
巡礼路はふたつに分かれていた。
ひとつは車道に沿ってそのまま市街を目指すもの。
もうひとつは車道を避けて細い道を進むもの。
どちらかを選べといわれれば、
それはクルマの往来がない、
静かな道を歩きたい。
後者を指示する道標に従って右折。
しばらく住宅街を抜けていた道は、
やがて民家の間に入って登山道のような登りに変わった。
「あれっ、もう街に着いたんじゃないの?」 と、
ちょっと疑問を感じつつ、
息を切らせながらひたすら登っていく。
どうやらこの道は、
市街地の手前にある丘をひとつ越えていく道だったらしい。
平地にポコンポコンと丘がひかえる地形は、
それまでにもさんざん歩いてきた。
最後の最後でまた丘を越えるのね。
こちらの道を選んだ自分をちょっと恨みながらも、
少しずつ標高を稼ぐ。
標高差にして100メートルちょっとあっただろうか。
やがて、ようやく、丘の頂上に到着。
広がっていたのは一面の牧草地と、
そこから俯瞰するモワサックの街の全景だった。
この風景を見ることができただけでも、
最後のちょっとした苦労も報われた。
なかなか味なコース設定をしよるわい。
次に巡礼路を歩くときは、
この街がスタート地点になる。
モワサック/フランス。2017年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-11 12:03 | 旅の日々 | Comments(0)

2018年銭湯行脚三十七湯目、浦安『松の湯』。

f0217617_13592686.jpg
2018年銭湯行脚三十七湯目は浦安の『松の湯』。
浦安駅から南下して、
境川を渡る手前にこの銭湯はあった。
境川といえば浦安で漁業が盛んだったころ、
漁師たちが小さな漁船を繋留していた川だ。
入浴料は350円。
千葉県は安いなあ。
フロントのお兄ちゃんに払ってさっそく湯船へ。
正面の銭湯絵は白いタイルに将棋の駒の絵という、
なかなか珍しいもの。
表裏含めて、
一応すべての駒を揃えているみたい。
男女を分ける壁には細かなタイルを使ったモザイク画。
この技法で描かれているのは、
ヨーロッパの山岳地帯が多いのだが、
こちらは富士山。
手前の湖の畔には合掌造りの民家と水車小屋。
お風呂はいわゆる泡系だが、
湯船の底から紫色の照明が煌々と灯っていて、
なんだかちょっとセクシーだ。
もうひとつサウナの部屋には「故障中」に張り紙。
さっとお湯に浸かって、
仕上げに水を浴びないと、
出てから汗がひかない季節だ。
上がり際、
フロントにいたお兄ちゃんに、
ここの創業年を尋ねてみると、
脇にいたおばあちゃんが間髪を入れずに、
「ここの77歳になるおばあちゃんが生まれたころに創業だから」
と教えてくれる。
出た。
銭湯の人間よりくわしい「銭湯生き字引」。
建物は30数年前に建て直したそう。
興味深いのは、
10年ほど前に一度廃業した歴史があるということ。
しかしその後に発生した東日本大震災によって、
お風呂に入れなくなった浦安市民が大量発生。
たしかにあの地震では、
浦安は液状化で大きな被害を被った。
そんな姿を見ていられなくて、
この銭湯を復活させたのだという。
男気があるなあ。
ここ以外にも、周辺には何軒か銭湯があったので聞いてみると、
昔は漁から帰ってきた漁師たちが、
船から上がってまず銭湯で汗を流し、
さっぱりしたうえで家に帰ったのだそう。
当然、そのころは朝から営業していたのだとか。
ほかの銭湯は最近は営業が不定期になってしまっているそうなのだが、
そのなかにはぜひとも入ってみたい銭湯もあった。
近いうちにまた浦安を訪ねないと。
千葉県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-10 14:00 | 銭湯行脚 | Comments(0)

「篆刻」事始め。

f0217617_1030768.jpg
知り合いにして書家・篆刻家の小谷由果さんが、
高円寺で篆刻のワークショップをやるというので即参加。
昔っから興味あったんだよねー、篆刻。
「てんこく」と読みます、念のため。
どんな図案を彫ろうかいろいろ考え、
アイデアはいろいろ湧いたのが、
のちのち自分を苦しめる結果に。
一緒に参加していたアメリカ人?カップルは、
オーソドックスに自分の名前を漢字に置き換えたハンコを彫っていたのだが、
日頃、漢字の国に生きている僕としてはそうじゃないものを、
ということで思いついたのが山歩きで使うピッケル。
山歩きの象徴的な道具のひとつだしね。
けれど、ただピッケルだけじゃあということで、
リーシュ(ピッケルと腕をつなぐロープ)も添えてみる。
しかし彫り始めてすぐに、
自分がいかに身分不相応な題材を選んだかを痛感。
ピッケルの直線部分はいいとして、
リーシュの曲線を彫るのが難しいこと。
存外、石はコリコリ削れるのだが、
逆に刀が滑って取り返しのつかない線を刻んでしまいそうで、
細い細い線しか削れない。
途中で試し押しをしたときには、
まさに自信のなさが印影に反映していて悲しくなる。
これではイカンと、
途中から大胆にザクザク削りだしたところ、
ようやく形らしいものが見えてきた。
案の定、そのぶんミスも出たのだが。
まあ、一作目にしてはまあまあでしょ。

f0217617_10304329.jpg
ちなみにこのピッケルとリーシュ、
ピッケルは「T」、リーシュは「S」、
つまり僕のイニシャルを表現しているのだった。
篆刻だしね。
時間が少しあまったので、
小さくて簡単なやつをもうひとつ。
こちらはシンプルにスプーンの図案にした。
一緒に作業していたアメリカ人が、
「なんでスプーンなの?」と尋ねてくるので、
「日本には『スプーン印』っていう砂糖の大手メーカーがあってね。そして僕の名前はサトウというんだけど、サトウというのは英語で砂糖の意味もあってね……」
英語で自分のダジャレを解説しなければならない、
このせつなさよ。
いやしかし、あっという間の3時間であった。
篆刻、楽しー!
仕事でもこんなに集中することないんじゃないか(コラコラ)。
いやあ、ハマっちゃいそうだよ。篆刻。
まずは「篆刻」という漢字を書けるようにしないとな。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-09 10:34 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)

映画『夕凪の街、桜の国』を観た。

f0217617_11144247.jpg
舞台は昭和33年の広島。
この映画を知ったのは、
今年の5月に訪れた埼玉の銭湯だった。
浴場入口の張り紙から、
その翌週には店を閉めることを知り、
番台のおばあちゃんにあれこれを話をうかがっていたところ、
「こんな映画のロケにも使われてねえ」と見せてくれたのが、
シワシワになったこの映画のチラシだった。
たしかにあの銭湯なら、
昭和33年の時代設定でも大丈夫だったな。
原作は『この世界の片隅に』の、こうの史代。
『この世界の片隅に』の主人公が、
呉へ疎開して原爆を逃れたのに対し、
こちらは広島で被曝した家族の物語。
主人公の女性は原爆で父と妹を失い。
原爆投下からすでに13年も経っているのに、
自分もまたある日突然、血を吐く。
やがて舞台は平成に移り、
物語はさらに続く。
こぎれいな建物が整然と立ち並び、
幸せそうに見える街並みのなか。
それでもまだあの日の苦しみから逃れられない人々。
そして彼らに対する差別。
知識としては知っているつもりでも、
経験としては知らないことがある。
映画はそれを仮想体験させてくれる。
もちろん、あの銭湯も登場する。
そしてあの時代の、
広島の銭湯が意味することを痛感する。
主人公たちは当然広島訛りだが、
ひとりだけ、水戸の親戚に養子にとられた弟だけが、
茨城訛りなのが微笑ましい。
2007年の日本映画。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-08 11:16 | 映画で旅する | Comments(0)

酒場の佇まい。花小金井の『虎居』。

f0217617_1358365.jpg
花小金井駅周辺で飲み屋を探していたところ発見。
ちょっと恐ろしげな名前で、
酔っぱらい軍団の巣窟だったらどうしようと、
ちょっと心配したが、
入ってみればやさしそうなおばちゃんがお出迎え。
というかおばちゃんが3〜4人、
カウンターの中と外で忙しげに立ち働いていて、
ここのスタッフは全員おばちゃんなのか。
客筋も、
地元のおじちゃんばかりかと思いきや、
若いカップルがいたりして、
地元住民に愛されているんだろう。
カウンターの上にはその日仕込んだ肴が並べられていて、
そのなかから好みのものを選んで注文。
若竹煮と揚げたてのメンチカツを頼んだところ、
ビールとともにメンチカツが二つもお皿に載ってやってきた。

f0217617_13591158.jpg
メンチが二つも。
胸焼けがちょっと不安だったが、
食べてみると全然油濃さはなくビールとともにあっさり完食。
お代もとてもリーズナブルで、
なんとも居心地のよいお店だった。
2018年。東京都。
[PR]

# by apolro | 2018-09-07 14:00 | 酒場、食堂の佇まい | Comments(0)

パタゴニアのビールを飲んでみた。

f0217617_16405472.jpg
パタゴニアのビール、
『ロング・ルート・エール』を飲んでみた。
当初はなんでパタゴニアがビールを? と思ったけれど、
これもここ数年、パタゴニアが力を入れている、
食の分野から環境問題にコミットする活動の一環なのだな。
通常のビールとの一番の違いは、
材料に「カーンザ」と呼ばれる多年草の穀物を使っていること。
この穀物は不耕起栽培でも何年にもわたって収穫でき、
それが土壌、そして生物多様性にも貢献するのだとか。
味のほうは香り豊かで、
しっかりとした味。
苦みが強めなので、
暑いさなかにグイグイ飲むというよりは、
涼しくなるこれからの日本に季節にこそ合っているかも。
日ごろさんざんビールを飲み散らかしている身としては、
こういうビールを選ぶことで少しでも罪悪感をなくしたいところだが、
さすがにロング缶(473ml)で626円というお値段は、
デイリーユースで選ぶには、
僕の財布ではちょっとキビシイ。
普通の国産ビールと同列で見るのではなく、
ベルギービールを選ぶような感覚で飲むのが、
精神衛生上はよろしいようだ。
まずは、なにかめでたいことがあった日にでも。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-06 16:41 | 飲む日々、酔う旅、美味しい時間 | Comments(0)

4歳の「最高作品」。

f0217617_10423540.jpg
親というのは、
いろいろなものを取っておいてくれるものである。
この絵は僕が幼稚園の年少組のときに描いたもの。
木板をキャンバスにして、
指に直接絵の具をつけて描くという技法だった。
「絵とはこうでなくてはならない」みたいなことにしばられ、
頭でっかちになった現在では、
絶対こんなふうに自由には描けないだろうな。
なんかの賞をいただいて、
どこかの会場まで見に連れて行かれた記憶がある。
なんの賞だったかは思い出せない。
絵の裏には、母の字だろうか。
「最高作品」と書かれている。
4歳ですでに人生の最高作品を描いちゃっていたのか、オレ。
そのあとは50年もスランプが続いてるんだな。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-05 10:43 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

役所がだんだん不便になる。

f0217617_12182732.jpg
以前、高円寺駅には区役所の出張所があった。
住民票や印鑑証明といった業務はここでできていたのだが、
それが5年ほど前になくなった。
不便だなあと思っていたら、
駅構内のコンビニにATMのような交付機が設置され、
前述の書類はそこで発行できるようになった。
無人とはいえ、
これならこれでまあいいかと思っていたが、
今週、そこに印鑑証明を取りにいこうとしたところ、
交付機そのものがなくなっていた。
区役所のHPを見たところ、
高円寺駅だけでなく、
交付機そのものが廃止になったようだ。
で、今度はどこに取りにいけばいいのかと思ったら、
なんと高円寺駅周辺には、ない。
一番近いのがセシオン杉並という、
青梅街道の向こうにある区の施設。
うちからというより、
高円寺北の住民は片道20分以上かかる距離だ。
なんだかだんだん不便になってくる。
区役所に文句のひとつもいいたいところだが、
いわない。
だっていったら、
「マイナンバーカードを作れば、コンビニで受けとれますよ」
と返されるに決まっているから(取れるらしいのだ)。
その手に乗るか。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-04 12:20 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

2018年銭湯行脚三十六湯目、新御徒町『三筋湯』。

f0217617_11521298.jpg
2018年銭湯行脚三十六湯目は、新御徒町の『三筋湯』。
新御徒町駅を出て、
春日通り沿いから南へ少し入ったところに『三筋湯』はある。
名前にある三筋というのはこのあたりの地名なんだね。
暖簾をくぐって男湯の扉を開く。
おっ、久しぶりの番台スタイルだ。
脱衣場には珍しく水槽があって、
そのなかでは数十匹のテトラ系熱帯魚が泳いでいる。
浴場に入ると正面に見える銭湯絵は定番の富士山。
お風呂は泡系で、
一部、底のほうに灯りが灯っている。
浴槽のまわりは自然岩を幾重にも積み重ねてあって、
その隙間からは何カ所か、
お湯がちょろちょろと湧き水のように流れ落ちてきて、
それが湯船に入る仕組み。
お湯は適温。
静かに、そしてちゅうちょなく肩まで浸れる。
ここのお風呂が異彩を放っているのは、
女湯とは反対側の壁のほうがガラス張りになっていて、
その向こうには岩づくりの大きな水槽があつらえてある点だ。
下のほうはガラス越しに水中の様子をのぞけるようになっていて、
そこには色とりどりの大きな金魚がたくさん泳いでいる。
まるでアクアテラリウムのような構造だ。
脱衣場にいた熱帯魚も含めて、
きっとここのご主人か奥さんが魚好きなんだろうな。
そうじゃなきゃ、
こんな大がかりな仕掛けのお風呂、
手入れが大変でとてもじゃないがやってられないだろう。
風呂から上がると、
脱衣場の天井でシーリングファンが
ゆっくり空気をかき回していて気持ちがいい。
夏だ。
帰り際にトイレに寄ろうとすると、
トイレへ至る縁台の前にも池があって、
こちらにもたくさんの金魚が泳いでいた。
どんなに混雑しても、
人より魚のほうが絶対多い、
そんな銭湯。
創業は昭和25年くらいとのこと。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-03 11:52 | 銭湯行脚 | Comments(0)

復活のエスプレッソメーカー。

f0217617_1184297.jpg
先日、皆さまから貴重なアドバイスをいただいた、
エスプレッソメーカーのパッキン問題。
さっそくネットでパーツを購入しました。
メーカーがわからず、
商品紹介に書かれているサイズも、
いまひとつジャストサイズのものがなくてちょっと悩みましたが、
まあこんなもんじゃろうと、
若干小さめのものを入手。
480円ナリ。

f0217617_1193995.jpg
新旧の差が一目瞭然すぎる。
これが30年という年月か。
さっそく届いたものをはめてみると、
たしかにちょっと小さい(当たり前)。
けれども無理矢理はめこんで、
はずれてこようとするところを抑えつつ、
上部の容器をセットして一晩放置したところ、
無事になじんでくれました。
早速エスプレッソを淹れてみると、
問題なし。
しっかりと加圧されている。
というよりこれまでより密閉性が高まったせいか、
濃く仕上がっている!
美味しい!
もっと早く交換しとけばよかったよ。
これでこのエスプレッソメーカーも、
まだまだ現役で活躍できることになりましたよ。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-02 11:11 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)

40年ぶりの再会。

f0217617_11514639.jpg
中学時代の3年間。
川口にある中学校に通っていた。
実家がその中学校に近かったわけではないし、
在学中に実家はさらに引っ越してしまい、
高校は都心の学校に行ってしまったので、
この街との接点は本当にその3年間だけだった。
最近所用でこの街に行くことがなんどかあったのだが、
街の変貌ぶりには驚かされた。
がっつりと再開発が行われたようで、
当時の面影はほとんどない。
通りも店も記憶と重ならない。
それはそうだろう。
もう40年も経っているのだ。
ああ、知らない街になっちゃったな。
そんなことを思いながら、
細い路地に入ったところ一軒の米屋を発見。
その瞬間に、
記憶がざあっと溢れだしてきた。
この店、知っている。
一年生のときに同じクラスにいたタナヤンの家だ。
違う学区から来て友だちもいなかった僕と仲よくしてくれたタナヤンの家だ。
何度か家に遊びにいったこともある。
そうかあ。
再開発に呑まれずに、
ちゃんと店は続いていたのかと、
感慨深くお店を眺めていると、
店から人が外に出てきた。
「!」
すぐにわかった。
タナヤンだ。
しっかり家業を継いでいたのか!
でもさすがに僕のことは憶えていないだろうなと思いつつも、
一応、声をかけてみたところ、
「サトウ……。」
おお、一発で出てきたよ。
懐かしい。
懐かしいが、
こういとき、男同士って意外と何を話したらいいかわからないものだ。
共通の友人の現在などを聞いてみる。
違うだろ! 共通の友人より、まずは自分たちの近況だろ!
結局、少し話しただけで店を後にする。
人見知りの性格が本当に歯がゆい。
お店のほうはというと、
いくつもの銘柄米を並べ、
それだけでなく軒先には木樽に入った美味しそうなぬか漬けや、
ご飯に合いそうなレトルトカレーなども並べられていて、
自分のうちの近所にあったら絶対通いそうだ。
栄三田中米店。
次に川口に行ったときは買い物しようかな。
そのときは、もうちょっと自然に話せるかな。
埼玉県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-09-01 11:53 | 旅の日々 | Comments(0)

食堂の佇まい。銚子の『吉原食堂』。

f0217617_151641.jpg
銚子駅からほど近い、
それほどクルマの往来が多くない道に面していたのが『吉原食堂』。
暖簾好きとしては入らずにはいられない。
メニューの品数豊富なのはこういった食堂の常だが、
銚子まで来たのだからやはり魚だよなよ品書きを見ると、
「刺身定食」に「時価」とある。
時価とはなかなかおっかない文字だが、
刺身の場合は、
どんな魚が入るかによって値段が変わるのも不思議ではない。
そうはいって小心者。
おそるおそる「刺身定食はいくらですか?」と尋ねてみたところ。
「800円です」との返事。
もー、おどかさないでよ。
f0217617_15174691.jpg
やがて運ばれてきた定食は、
刺身が四品に、小鉢が三つもついた立派なもの。
魚はもちろん新鮮で美味でした。
千葉県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-31 15:18 | 酒場、食堂の佇まい | Comments(0)

『アビーロード』の巡礼Tシャツ。

f0217617_11244227.jpg
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼中に
出会った女性が着ていたTシャツがちょっとうらやましかった。
いわずと知れた『アビーロード』バージョンですね。
僕もどこかで見かけたら買おうと思っていたのだけれど、
結局出会いはなし。
どこで買ったのか聞いておくんだったよ。
2017年。フランス。
[PR]

# by apolro | 2018-08-30 11:25 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

イワヒバリ。

f0217617_1451099.jpg
イワヒバリ。
2000メートル以上標高のある夏山へ登ると、
けっこうな確率で見られますね。
岩稜帯を飛びつ留まりつしているので、
見つけやすいということもあるのかも。
人がいてもあまり警戒することがないのも、
理由のひとつでしょうか。
こいつは富士山の3300メートル付近にて。
静岡県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-29 14:51 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

エスプレッソメーカーは修理できるか。

f0217617_17707.jpg
かれこれ30年近く使っているエスプレッソメーカー。
気がつけば、接合部のパッキンが劣化してボロボロだ。

f0217617_1771898.jpg
これって交換パーツとかないんでしょうかね?
新品に買い替えてもそれほど高いものではないけれど、
パッキン以外の部分は壊れようがないほど堅牢なものだけに、
捨てちゃうのはちょっと気が引ける。
まあ、記憶にあるのはイタリア製というくらいで、
メーカー名もすでに忘却の彼方なので、
交換パーツを探しようにもヒントがないしな。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-28 17:08 | 旅の道具、日々の道具 | Comments(0)

食堂の佇まい。那覇の『大福』。

f0217617_12512941.jpg
最近の那覇の国際通りは、
東京都あまり変わらないような風景になってしまったが、
僕が初めて訪れた20数年前は、
まだまだエキゾチックな雰囲気を醸し出していた。
そして、この『大福』のような小さなお店もたくさんあったように思う。
店内は7〜8人も入ればいっぱいではないだろうか。
おじいとおばあが二人で切り盛りしているようだ。
お酒を飲んだ後だったので、
頼むのはもちろん沖縄そば。

f0217617_12515591.jpg
カツオのダシがしっかり効いていて、
上にまぶされた紅ショウガがまたそれに合う。
平打ちの縮れ麺がスープをよく絡めてくれる。
こういうお店こそ、
いつまでも続いていてほしいなあ。
沖縄県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-27 12:52 | 酒場、食堂の佇まい | Comments(0)

高円寺阿波踊り一日目。

f0217617_9423260.jpg
高円寺の阿波踊りも一日目が終了。
案の定、開演時間をすぎても気温は下がらず、
見ているだけでも汗びっしょり。
踊り手たちはさぞ大変だっただろうな。
暗くなってきたあたりから、
ようやくときどき涼しい風が流れたけれど。
天気予報によると、
今日の東京地方は昨日以上に暑くなり、
37℃を越えるとも。
皆さん、くれぐれも体調にだけはご留意を。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-26 09:42 | 日々のなかの旅 | Comments(0)

2018年銭湯行脚三十五湯目、向ヶ丘遊園『生田浴場』。

f0217617_14234360.jpg
2018年銭湯行脚三十五湯目は向ヶ丘遊園の『生田浴場』。
本体は15年以上前になくなっても、
駅名はそのままの向ヶ丘遊園駅から歩く。
府中街道が津久井道と交差するあたりで、
いきなり巨大な白い煙突が現れる。

f0217617_14235475.jpg
信号を渡って最短距離で煙突を目指すとそこは銭湯の裏側。
ぐるりと回り込んで入口へ。
外観はやや宮造りのようでもあり、
昭和の和洋折衷住宅のようでもあり。
フロントに立つと、
おばちゃんはコーラを冷蔵庫に補充中だったようで、
あわててやってきて「いらっしゃい」の声。
脱衣場から浴室に入ると、
奥に通常より横長の浴槽がすえられていて、
その上には小さなタイルを使ったモザイク画の銭湯絵。
高い峰々が連なる手前に湖。
湖にはヨットと白鳥が何羽か泳いでいる。
脇には教会らしき建物。
山と湖の間には小さな村らしき風景。
ヨーロッパアルプスのどこかだろう。
男女を隔てる部分はちょっと変わっていて、
細長い坪庭状になっていて、
そこには溶岩のような黒い岩が幾重にも積まれている。
と、今書いていて気づいたのだが、
ただの坪庭状だったら、
溶岩のすき間からお互いの湯が見えてしまうことにならないか。
ということはその間に壁があるということか。
通常の宮造り銭湯にくらべると、
天井は少し低め。
お湯はバイブラ系、通常のもの、水湯、そしてサウナ。
サウナは別料金のようだ。
通常のお湯にじんわりと浸かったところで、
水風呂にさっとはいってから上がる。
フロントのおばちゃんによると、
創業してかれこれ60~70年とのこと。
「昔は住み込みで人を使っていたんだけどね。今はとてもとても。息子はもう会社に勤めちゃってるし。昼夜逆転みたいな仕事だから、身体もきつくてね」
いずこの銭湯も同じで、
こちらもなにかと大変らしい。
「昔は学生さんがたくさん来てくれたけど……」と嘆きながらも、
「でも今の学生さんは経済的に大変だっていうから、銭湯に来るのも負担になるのかもね」
と、学生への気遣いも忘れないおばちゃんであった。
外観、そして番台ではなくフロント形式からもわかるように、
一度大きな改装をしているのだそうだ。
神奈川県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-25 14:26 | 銭湯行脚 | Comments(0)

振り向けば、カニ。

f0217617_14524630.jpg
まもなく下山口というところで、
登山道の脇を一匹のカニが走った。
じっとしていれば気づかれないのに。
そして山中なのにサワガニではないところが千葉の山らしい。
アカテガニかベンケイガニか。
どちらも海のカニでありながら、
一生のおおかたを陸上で暮らすらしい。
だからこんなところにもいるのだろう。
いずれにしても、
さすがにカニを追いかけまわす歳ではないので、
安心していいよ。
千葉県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-24 14:53 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

間に合わなかった食堂。用賀の『用賀飯店』。

f0217617_17163224.jpg
間に合わなかった食堂というのがある。
店の佇まいは僕好みの昭和風。
店の規模からいってたぶん家族経営。
そしてなにより決して高くはなさそうな印象。
ただしこういう店は、
間に合わないことも多い。
東京・用賀の用賀飯店。
店の前に並べられたプランターと植木鉢の山。
とうの昔に吹き飛ばされたと思われる庇。
昔はサンプルを並べていたと思われるウインドウと、
上部に掲げられた、かすれた看板から、
かろうじてここが中華料理店だったことがわかる。
果たしていつ訪れれば、
この店の料理を食べられたのだろう。
東京都。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-23 17:16 | 酒場、食堂の佇まい | Comments(0)

廃校になった小学校跡地にて。

f0217617_11521137.jpg
千葉県の小湊鐵道養老渓谷駅から、
ほど近いところにあった廃校跡。

f0217617_11523781.jpg
校舎などは跡形もなく、
ただ芝生の広場が広がるのみ。

f0217617_11525861.jpg
残されていたのは「朝生原小学校」と書かれた門柱と、
薪を背負いながら本を読む二宮金次郎像。
門柱はともかく、
金次郎像はなぜ残されたのだろう。
ちょっと調べたところ、
この小学校は明治初期に開校し、
昭和47年に廃校になったらしい。
都内でも小中学校の統廃合は進む昨今、
こういう光景を見ると、
自分が卒業した小学校が今もあるのか自信がなくなってくる。
千葉県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-22 11:55 | 旅の日々 | Comments(0)

「千円以上お願いします」

f0217617_11302381.jpg
お賽銭をあげるのはやぶさかではないのだが、
「千円以上」といわれると、
ちょっと躊躇してしまう。
けれど、みんな千円以上入れているとしたら、
なかにはけっこうな額が入っていることが予想されるわけで、
そんなことも想定して、
熔接した金属の賽銭箱、
そして土台のコンクリートにしっかりビス留めで固定と、
守備力もばっちりだ。
これなら賽銭泥棒も簡単には手を出せないだろう。
沖縄県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-21 11:30 | 旅の日々 | Comments(0)

樹の割れ目からあふれ出る謎の物体。

f0217617_10462192.jpg
初めて見たときには、
いったいこりゃなんだ?と思った。
樹木の幹の割れ目のところから
ムニュムニュと溢れてきたような謎の物体。
新種のキノコか、
それとも粘菌の類か。
おそるおそる棒で突いてみると(素手はちょっと怖かった)、
ボスッという意外に固めの感触。
なんかこれに似たもの見たことあるなあと思いを巡らしたところ、
出てきた答えは充填用の発泡樹脂。
部屋の断熱なんかに用いる、
使うときは柔らかくて次第に硬化するアレね。
なーんだそういうことかと合点がいったが、
あらたなる疑問が。
あれがなんでこんなところにあるのか?
あくまでも想像だけれども、
この割れ目が洞のようになっていて、
そこにハチが巣をつくったのではないか。
そしてそれを駆除するための措置なのではないか。
こんな光景を最近別の場所で二度ほど見かけたので、
なんか流行りの駆除方法なんでしょうか。
そして、これはその後どうするのだろう。
栃木県。2018年。
[PR]

# by apolro | 2018-08-20 10:48 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)