旅と暮らしの日々 by sato tetsuya


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カテゴリ:旅の生き物、日々の生き物( 373 )


これは「猫ホイホイ」効果なのか。

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フランスの巡礼路を歩いていたある朝。
パンとコーヒーの簡単な食事を摂っていると、
テーブルの足元でなにやらもぞもぞと動きがあった。
なんだろうと思うまもなく、
そのなにかは足を伝ってヒザの上まで登ってきた。
思わずテーブルクロスをめくって確認してみたところ、
「おおお!」と思わず声をあげてしまう一匹の子猫。
この宿の飼い猫だろう。
猫の習性にはあまりくわしくないのだが、
おそらくヒザにかけていた紙ナプキンが、
「猫ホイホイ」的効果をもたらしたのではあるまいか。
「猫ホイホイ」というのは、
床にロープでもなんでもいいのでぐるりと一区画を区切ってやると、
どういうわけかそのなかに猫が入ってくる、というものらしい。
こうなるとかわいくて動くに動けない。
コーヒーのおかわりが欲しかったので、
宿のおかみさんに「コーヒーをもう一杯」と頼むと、
おかみさんは「コーヒーポットならそこに……」といいかけ、
僕のヒザの上を見るやいなや、
眼を細めながらポットを手にそっと僕のカップに注いでくれた。
カブルレ/フランス。2017年。
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by apolro | 2017-07-31 16:34 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

三週間のオトシマエ。

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三週間ぶりに帰宅。
出発前に新聞は止めたし、
睡蓮鉢のメダカとヌマエビの餌やりは弟に頼んだし、
完璧だと思っていたのだが、
唯一の誤算はこの時期の植物の生長スピード。
ブドウの蔓が伸びるわ延びるわで、
郵便受けを侵食しまくっていた。
こりゃあ郵便屋さんも配達しにくかったろう。
早々に剪定しなければ。
ということで帰ってまいりました。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-07-27 14:21 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

ヒマワリとともに。

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夏のフランス南部といえば
風物詩的にヒマワリ畑の印象がありますが、
巡礼路沿いでは意外と出会うことはなく、
今回も一度くらいは現れるだろうかと思っていた。
すると旅も後半、
標高300メートルほどにある小さな村を越えたあたりから
出てきましたよ、一面のヒマワリ畑。
たしかに夏!といった面持ちですが、
個人的にはどうしても映画『ひまわり』を思い出してしまってちょっとしんみり。
ラス・カバナス/フランス。2017年。
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by apolro | 2017-07-18 18:49 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

オスのクワガタはいずこに。

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巡礼路を歩きながら
あれから何度もクワガタを捕まえるものの、
見つかるのはメスばかり。
確率的にはカッコイイオスに出会ってもいいのに不思議。
もしかしたら僕より先に早朝歩き始めた巡礼者が捕まえているのではという、
小学生のような疑義を抱いたりするも(バカ)、
その謎は解けず。
まあメスにばかりモテるのも悪い気はしないものだが。
マルシャック/フランス。2017年。
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by apolro | 2017-07-13 18:57 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

フランスのミヤマクワガタ、メス。

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丘陵地帯より下ってきて右は延々とトウモロコシ畑、
左手は延々と麦畑のなかの小径を歩いていたら、
今回も見つけましたよ、クワガタ。
フランスミヤマクワガタのメスだね(断言)。
いまだにミヤマとノコのメスの同定はあまり自信がないけれど、
ヨーロッパでノコギリクワガタ型は見たことがないのできっとそう。
僕がワーワー騒いでると、
フランス人の巡礼者がなにごとかと寄ってきたが、
捕まえた虫を見て、
「なんだろうね、このアジア人は」といった表情で去っていった。

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君たち、あのファーブル先生の末裔だろ!
まあファーブルがこんなに有名なのは日本だけで、
フランスでは変わり者の学者くらいの知名度しかないらしいけど。
フランス。2017年。
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by apolro | 2017-07-12 18:22 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

梅雨の発酵香。

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文字通り、梅雨の長雨にあたって、
収穫されることなく、
なりっぱなしになっていた完熟の梅の実が、
ぽとりぽとりと地面に落ちる。
これが高い気温と湿度でだんだん腐ってくると、
庭には甘いような酸っぱいような発酵香が漂いだす。
毎年見られる、
今の時期の風物詩。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-06-30 14:36 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

早苗饗(さなぶり)とザリガニ。

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毎年田植えのときには、
合間を見て脇の用水路に竿を出そうとしているのだけれど、
これがなかなか時間を取れない。
それはそうだ。
だって本来の目的は田植えだし、
田植えのあとには田んぼの脇で「早苗饗(さなぶり)」が待っている。
早苗饗というのは、無事に田植えが終わったことを感謝する宴のことで、
僕も自分で田植えをやるまでは知らなかった。
で、今年は釣りはあきらめ、
代わりにといってはなんだけど、
トラップを仕掛けておくことにした。
「お魚マンション」とか呼ばれる網カゴですね。
なかにはオイカワ釣りに使う寄せ団子を仕込んで。
さあ田植えも無事に終えて、
どんな奴らが入っていることやらと、
ワクワクしながらカゴを上げてみたところ。
見事にアメリカザリガニのみ。

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しかもなぜかけっこう型揃い。
うーん、水深に対してトラップの入口が高すぎたかなあ。
そんなとこでもこいつらなら手脚があるぶん余裕で入れるんだろうなあ。
トラップには関してはあまり経験がないので、
今後の研究課題だなと思いつつ、
一匹ずつ用水路に戻しながらハタと思った。
アメリカザリガニって外来種だよな。
そしてもし特定外来生物指定種だとすると、
リリースって違法だよな。
ちょっとビビリながら帰宅後に調べてみたところ、
アメリカザリガニは要注意外来生物ではあるものの、
特定外来生物ではないらしい。
ほっとしたのもつかの間、
新たな疑問がよぎる。
なんでアメリカザリガニは特定外来生物に指定されないんだ?
完全に定着しちゃって、
今さら駆除はできないっていうこと?
謎だ。
ちなみにアメリカザリガニをつかむときは、
挟まれないように背後から甲を持つのがセオリーで、
今回も一匹ずつそうやって用水路に戻したのだけれど、
2匹ほど挟みの付け根の関節の可動域が異常に広いのがいてビックリした。
あいつらにも「猿手」みたいな関節も持ったやつがいるんだね。
埼玉県。2017年
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by apolro | 2017-06-13 11:13 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

庭猫近況。

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うちの庭を縄張りにしているのは、
相変わらずこのモフモフで目つきの悪い猫。
そこに最近この黒猫も頻繁に現れるようになった。

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右耳の頭が欠けているのは、
猫同士で喧嘩してやられたのかな。
相変わらず警戒心満載のモフモフにくらべると、
黒猫はずいぶん人に馴れているようで、
ときには網戸の前で、
「中にいれてくれろ」といった態度を見せる。
登場する時間帯が微妙ずれているせいもあってか、
この二匹による縄張り争いは今のところないようだ。
そんななか、気になるのがこの猫。
細い塀の上で器用に昼寝をしている。
最初は例のモフモフかと思ったのだけれど、
よく見ると顔が妙に黒い。

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光の加減かと思って、
写真に撮って拡大してみたけれども、
やっぱり黒いように見える。
けれども毛並みや色はモフモフなんだよなあ。
君はモフモフ君なのか、
それとも第三の猫なのか。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-06-07 14:19 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

玄関先でやたらに鳥の鳴き声がした。

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部屋で仕事をしていたら、
玄関先でやたらに鳥の鳴き声がする。
仕事部屋は玄関のすぐ脇なのだ。
それも1羽や2羽ではない。
鳴き声もあまり耳にしたことがないような。
なにごとだろう。
そっと玄関まで行って、
少しずつ少しずつ扉を開けて覗いてみると、
理由はこれだった。
毎年この季節になると、
玄関先のブドウの樹が実をつけはじめるのだけれど、
このできたての小さな小さな果実が、
スズメの口にはちょうどよいサイズらしく、
群れになってついばんでいる。
毎年大した手入れもしているわけではないので、
彼らがつまむのはぜんぜんかまわないのだけれど、
自分がスズメの鳴き声を認識できなかったのがちょっとショック。
たしかにこんな至近距離でスズメが鳴くのを聞いたことは、
これまでにあまりなかったかもしれないけれど。
やがてそのなかの1羽が、
じーっと見つめている僕ともろに目が合ってしまい、
「ピーッ!」と慌てて飛び去っていった。
ほかのスズメたちは、
「ん、ナンダナンダ? あいつドーシタ!?」
とキョトン顔でキョロキョロしていたので、
これ以上彼らの食事を邪魔しないよう、
そっと仕事部屋に戻った。
東京都。2017年。
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by apolro | 2017-06-01 11:21 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)

三宅島で見かけた野鳥に勘違い。

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三宅島でバス待ちをしているときに飛んできた一羽の鳥。
三宅島ということから、
「あー、あれがアカコッコかねー」
「そうなんだねー」
「ああ、アカコッコ、アカコッコ。可愛いねぇ」などと、
脳天気な会話をしていたのでした。
ちなみにアカコッコという鳥は、
バードアイランドを謳う三宅島のなかでも象徴的な存在です。
しかし、念のために家に戻ってから図鑑で調べてみたところ……、
全然違うじゃねえか!
似ているのはツートンカラーという点だけ。
色の組み合わせも違うし。
いい加減にもほどがあります。
その場の空気というのはコワイですね。
たぶんこれはイソヒヨドリ。
ヒヨドリというと家の近所でも普通に見られて、
餌場ではメジロなどの小さい鳥を追い払って独占しちゃうことから、
あんまりいい印象はないのですが、
このイソヒヨドリは、
名前こそイソヒヨドリなんて名づけられちゃったけど、
実際にはヒヨドリ科ではなくツグミ科なんだそうですよ。
三宅島/東京都。2017年。
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by apolro | 2017-05-10 11:09 | 旅の生き物、日々の生き物 | Comments(0)