先日聴きに行ったボケナスさんのライブ。
三人の女性ジャズボーカルはもちろん素敵だったが、
それと同時に参加していたソロギターがまたかっこよくて、
つくづく楽器を弾けない自分というものが悲しくなった。
また、最近はお昼ご飯を作りながら70〜80年代の音楽をかけていることが多く、
現在の昭和ブームとは別に、
自分が若いころの歌謡曲の楽しさなんかも再認識している次第。
そこでふと思った。
こういう曲をギターでポロリンと奏でられたらさぞかし気持ちがいいここであろうよ。
ギターならあるのだ。
数十年前に友人から譲り受けたものが押し入れに眠っているのだ。
あれをもう一度引っ張りだしてみるか。
しかし一度断念したものにもう一度チャレンジしても勝算はあるのか?
なにせもらったときは弾く以前、
チューニングの段階で挫折した。
買ってきた新品の弦を張って音叉で確認しつつ、
「もう少しかな、もうちょっとかな?」と締めているうちに、
「バイーンッ!」という悲しい音とともに弦が切れた。
同じことを二度繰り返してそっとギターを置いた。
でもあのころは音叉しかなかったが、
現在はチューニングメーターという便利なものがあるというではないか。
アマゾンで調べたら2000円程度で買える。
つまり弦とチューニングメーターさえ買えば再入門できるのだ。
あとは楽譜。
これもどんなものが手に入るのかなと思って調べたところ、
ヒットしたのがこの一冊。
『1960年代生まれに響く! アコギ・ソングブック 〜全曲動画でよみがえる想い出の100曲』
目次をみればほとんどの曲は知っている。
表紙の70年代四畳半ぽいイラストも悪くない。
全曲ネットと連動して動画を確認できるというのもいい。
僕の同世代を完全にロックオンした本だな。
望むところだ。
あえてその罠にはまってやろうじゃないか。
虎穴に入らずんば虎児を得ずである。
ちょっと違うか。
というわけで弦よりもチューニングメーターよりも先にこの本を入手。
さて、数十年ぶりのギターリベンジは成就するんだろうか。
まず目標は『ルビーの指輪』かな。
東京都。2024年。