新潟に行ったらぜひ食べてみたいと思いつつも、
なかなかその機会がない『バスセンターのカレー』。
先日も帰り際の軸足を日本酒に置いたために立ち寄れず。
けれどこのレトルトを発見したので即買いし、
ようやく本日のお昼にいただくことに。
バスセンターのカレーといえばいわずと知れた、
新潟市民のソウルフードともされるカレーライス。
新潟駅から少し離れたところにある、
万代シティバスセンターの立ち食いスタンドで提供しているものだ。
ちなみに万代は「ばんだい」って読むんですね。
ずっと「まんだい」と誤解してました。
あまりの人気ぶりに最近ではレトルトにもなったそうで、
おかげで買って帰ることができた。
まずは炊きたてのごはんの用意して、
箱から出したレトルトを熱湯で温める。
レトルトがけっこう重たいなと思ったら、
箱には「1.5人前」と書かれていた。
頼もしいじゃないか。
カレーはついついごはんを多めに食べちゃうもの。
食べてる途中で「ごはん:カレー」比が崩れるのは哀しいからね。
温め待ち中にしげしげと箱を眺めてみれば、
そこにはバスセンターの店舗の写真が。
おお、いかにも新潟のお父さんたちが愛用してそうな情景だ。
裏にはご親切にバスセンターへの地図まで描かれている。
これを買っちゃった人にはこの地図は不要かもしれないけれど、
今度来たときにはぜひ実店舗でという誘いなのか。
しっかり温まった頃合いを見てレトルトを開封。
おもむろにご飯にかければ、
き、黄色い。
これは昭和の色だ。
学校給食で出てきたカレーシチューに似ているじゃないか。
ちなみになぜカレーライスじゃなくシチューだったかというと、
当時はまだ米飯給食はなくて、
食パンに合わせるしかなかったのだ。
あ、ソフトめんでカレーうどん風にしたこともあったか。
でも今回はしっかりカレーライス。
福神漬けの買い置きがなかったのが痛恨だぜ。
アツアツのを口に入れてみると、
そのとろみの強さも昭和気分。
けれど辛みは想像よりしっかりしている。
そしてスパイスの香りも立ってくる。
このあたりは昔の給食カレーとは違いますね。
豚肉や野菜といった具感もあるのがうれしい。
前述の通りにカレールー多めなので、
ごはんとの按配を気にせずわしわし食えるのもよし。
気がつけばごはんをお代わりしてましたよ。
美味しかったです。
でもそれと同時にちょっと後悔。
このバスセンターのカレーにかぎらず、
最近はレトルトカレーを食べると必ずといっていいほど胸やけがする。
これはレトルトのせいではなく、
こちらの胃腸が衰えてるのが理由なんだろう。
それなのにお代わりまでしちゃいましたよ。
ああ。
東京都。2022年。